爪ヶ城 矢櫃城跡コースを下る



標高 1114m    難易度 ☆☆     登り115分 下り55分 林道50分   岡山県
倉敷からの距離   96Km        登頂日 2014/10/01  ガイドブック  F写真 動画

声ヶ乢530m9:55−10:42第一展望所−10:51水場30m−10:54第二展望所分岐850m10:58−11:25標高1000m−11:37展望所11:40−11:48第三展望所(爪ヶ城跡)11:49−11:58山頂12:11−12:18第三展望所−12:34矢櫃城跡−12:51兜神社跡−13:06林道600m−13:56声ヶ乢

登山
 今日は爪ヶ城(つめがじょう1,114m)を訪ねる 10月にここを訪ねるのは初めてだどんな花や実に出会えるだろうか?

 登山支度をする いつも小鳥の声が聞こえてくるのだが聞こえて来ない、少し淋しい 駐車場周辺に咲いている花をぐるっと回ってみる ホソバノヤマハハコ イヌタデ ツリフネソウそして小さなシソ科と思われる花(名前は不明)を見て出発する
 
 大きな案内標識がありルートは整備されている 登山口標高530mの標識があり丸太の階段のルート 入口にカワラナデシコが出迎えてくれる ルートには草が茂っているが花は少ない それでもヤマハッカ クルマバナ サンインヒキオコシが幾つか顔を見せてくれる ルート周辺にネムノキが多い事を思い出し 周辺の木も見ながら登る ネムノキの実も見つけたがイヌザンショウの実を見つける まだ草色のものと少し色付いてきたものを見つける事が出来た
 
 ジグザグにルートを登って行く 花の数は少ないもののアキノキリンソウ コウヤボウキ キツネノマゴ ヤマハッカなど顔を見せる 花が少ないのでその分 木の枝など実を探す時間が増える コマユミの実を見つけ アキグミが沢山実をつけているのを見つけた こんなに沢山の実をつけるのかと感心する マクロ機能で実を大写しにする グミの実の特徴あるぽつぽつがおいしそうだ
 
 小鳥の鳴き声が聞こえてきたがまた聞こえなくなった 春と違ってにぎにぎしさが無い 樹林帯の中のルートとなるが陽射しが得られる場所もあり花や実を楽しめる ヨウシュヤマゴボウ ミヤマガマズミ* イタドリ ヘクソカズラ* クリ* アセビの花芽 ウリハダカエデ* ウツギ* ヤマフジ* ツルニンジン カタバミ タニウツギ*(*は実 以降も同様)を見つける ミヤマガマズミの赤い実が多い ミヤマガマズミと思っているが違うかも知れない そして第一展望所に出る
 
 第一展望所から市街地が見えるのだが今日はガスが出ておりはっきりしない 引き続きルートを登って行く 樹林の中のルート 時折丸太の階段がある 水場を示す標識があるがまだそちらに行った事はない ウツギ*が顔を出す程度で花は見られず第二展望台への分岐に出る
 
 展望所 お手洗いと書いた標識に従い左に折れる すぐ左手に簡易トイレがあるが壊れている 強風によるものと思えない どうしたのだろう すぐに第二展望所に出る 第二展望所は標高850m 正面に見える山形仙は791mで見下ろす形になる 展望所裏手はふるさとコース西入口となっており 爪ヶ城を巻いて滝山と爪ヶ城の縦走路に出るルートとなっている かなりの距離がある ルート入口を見て戻る タラノキ* ムラサキシキブ*を見つけ 分岐に戻る
 
 ルートを行く 早速ナツハゼ*が顔を見せてくれる 特徴のある実をつけている ナツハゼには出会える事を期待していた こうして見ると結構ナツハゼは多い 次々と顔を見せてくれ その都度ここにも実をつけていたと喜び写真に撮る ミヤマガマズミ* ウツギ* タニウツギ*が顔を見せる この辺りはウツギ*が多い 花のシーズンは見事だ
 
 鎖が設置されているところを過ぎる 振り返ると第二展望所と山形仙を俯瞰出来る この景観もいい マムシグサ*が次々と顔を出す 色づいたもの まだ緑のもの 色が混ざったものといろいろ 丁度色が変わるタイミングのようだ この辺りはミツバアケビが咲いていたはずと注意して探すとミツバアケビの実を見つける事が出来た 外皮は開いて中の実は数粒残っている状態 周辺を更に探すと幾つか実がぶる下がっているのが見えた ミヤマガマズミ* アズキナシ* ナツハゼ* ガマズミ* アセビ* サルトリイバラ*と次々と顔を見せてくれ楽しませてくれる
 
 樹林のルートから抜けるとアキノキリンソウやママコナが顔を見せる 標高1000mの標識がルート右手に笹に埋もれるようにしている 字も薄くなり気づかない人が多いだろう そのすぐ先に石のベンチがあるので 石のベンチがあるところが標高1000mと思えばわかりやすい ベンチが置いてあるところから展望が得られ 第三展望所や滝山を伺う事が出来る
 
 ルートは平坦な尾根 ナツハゼやベニドウダンが楽しみなルート シロヨメナ アキノキリンソウが顔を見せ 期待通りナツハゼ* ベニドウダン*が顔を見せ サラサドウダン* アセビ* ヤマボウシ*も顔を見せる そして展望所と書いた標識のところに出る
 
 展望所の案内に従い左に折れる 数mで展望の得られる岩の上に出る そこからは県北の山並や爪ヶ城の山頂を伺える 数mのあいだにクロソヨゴ* ホツツジ ナツハゼ*に出会う こちらも楽しみだ
 
 分岐に戻り ルートを行く ルートは少し下って登り返す サラサドウダンの大きな木があるが実は見えない そして第三展望所に出る
 
 第三展望所でご夫婦連れとすれ違い挨拶を交わす 第三展望所がこの山で一番展望が得られる場所 滝山や那岐山方面 津山市街そして登ってきたルートなど見る事が出来る 下山時はここから金山林道へのルートに下りる予定 降りて行く尾根を俯瞰出来る
 
 すぐに山頂に向かう 樹林の中の平坦なルートを行き 最後少し登り山頂に出る 花はママコナを見つけたが少ない 山頂周辺にはサラサドウダン* ベニドウダン* リョウブ* ニシキウツギ*などを確認する ニシキウツギは花の時に知っているので判断できる 実の状態ではタニウツギと区別出来ない 山頂で記念写真を撮り 昼食をとり下山する
 
 下山は第三展望所まで戻り そこから下山道の案内標識に従って降りて行く ルートは一本道 特記する花に出会う事も無く 矢櫃城跡 兜神社跡を経由して金山林道に出る 兜神社に出る手前で岩の斜面を登るところがある そこから振り返ると山頂から那岐山に連なる尾根や下山してきた尾根を一望出来る
 
 金山林道に出る直前にマツカゼソウが花を咲かせているのを見る 林道ではウツギ* イタドリ ヤクシソウ アカメガシ* シロヨメナ ススキ ツリフネソウ ヒヨドリバナ ツリガネニンジン マルバハギ ノイバラ* ダイコンソウ オトコエシ イタチハギ* クサギ* キブシ* タラノキ* アキチョウジ メタカラコウ ヒカゲミツバ マツカゼソウ イヌザンショウ* ダンドロボロギク* メナモミ コセンダングサ ヤブマオなどに出会った メタカラコウに出会え幸い アカメガシ*は名前を探すのに苦労した



アプローチ
 先月の登山記録をホームページに掲載しほっと一息 山の招きに応じ飛び出す 倉敷の空は雲が多い 気圧の関係で雲が出易いとの事 吉備路を行き、県道271を経由して足守の手前で429に合流し429を北上する 足守 加茂川と抜ける 旭川は大分水位を下げていた 旭町を過ぎ、休み乢トンネルを抜ける 曇り空ではあるが山並ははっきり見える 津山市街入口で53に合流し津山市街地を抜ける 津山インターチェンジを過ぎ 429と別れ53を直進 沿道の温度表示23℃をどうやら判別し 勝北町役場のすぐそばにある広戸仙登山口の標識を左折して、道なりに走って行く 要所要所に登山口の案内がある 小型車の標識に従い声ヶ乢の登山口駐車場に 駐車場にはすでに1台駐車