牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走
牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m
難易度 ☆ 登り76分 縦走46分 下り53分
広島県
倉敷からの距離 138Km
登頂日 2014/10/15 ガイドブック DE写真 動画
六の原駐車場10:58−11:08入口−11:15「牛曳山2.3Km」道標−11:39牛曳滝−12:14牛曳山尾根分岐12:15−12:23分岐−12:32伊良谷山山頂−13:08毛無山山頂13:17−13:28分岐センター2.4Km−13:33分岐−13:37出雲峠13:55−14:21駐車場
登山
今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
登山支度をして出発する 天候は曇り 時折陽が射しこむ 走ってきた自動車道を戻ったところに登山道入口がある 白樺の紅葉が良い時は入口周辺に駐車をしている車を見かけるが今日は見られなかった まだ早いのかも知れぬ 駐車場の木々は色付いてきているが曇り空でもあり艶やかさは見られない
自動車道を行く 沿道は整備されている 刈られた花が恨めしそうにしているのはつらい それでもゴマナ イタドリ ヨシノアザミ アキノタムラソウ ノラニンジン イヌタデなどを見つけ 登山道入口のチェーンを跨いで入って行く
幅広の砂利道 ムラサキツメクサ ビッチュウアザミ ノコンギクが迎えてくれる ミズキだろうか枝を低くして実をつけている 少し登るとマイヅルソウの群生地 実をつけていないか探してみたがそれらしいものは見つからなかった ウツボグサ イソノギクの花を見て 「牛曳山2.3Km」と書いた道標があったところに出る 今は道標は朽ちている 新しく設置された道標も字が消えかけている ここから登山道が始まり 白樺林となる
白樺林を行く やはりまだ早かった(昨年は11/1に訪ねていた) それでも薄っすらと色付いている 雲っていた空が明るくなり陽が射しこんできた 随分と感じが違う そしてまた翳ってしまった 少しの時間でも楽しませて貰えた 足元にはアキノキリンソウが幾つか咲いており コウヤボウキの綿毛 チゴユリの実などを見つける
白樺林を後にルートを行く 渓流の音が聞こえてきて渓流に沿ったルートとなる 春先は花が楽しみな場所だがこの時期は少ない ヒカゲミツバ キバナアキギリ モミジガサ オオカニコウモリなどが顔を見せる 花が残っているものもあるが実をつけているものもある 牛曳滝が見えてくる 滝口付近は落葉樹林で昨年紅葉を楽しんだ場所 若い紅葉という形である 太陽の陽が射しこむようになり色合いも良くなってきた
滝を左に見て登り滝の上流に出る ミヤマタニソバが小さな花を咲かせていたが他はもう店じまい 渓流を後にブナ樹林の中のルートを登って行く 太陽が射し込み木々が美しい 光の具合で受け取る感覚が大分違う ジグザグに登って行き角度が変わる そうした変化を楽しみながら登って行く ルート脇にはミヤマヨメナの葉が続いており花の時期を偲ばせてくれる コアジサイの実を見つける 美しい樹林帯のルート 木漏れ日も優しい 樹林を抜けるとアキノキリンソウやツリガネニンジンの出迎えを受け 牛曳山尾根分岐に出る
分岐が牛曳山山頂らしい 標識の近くにコマユミが赤い実を付けているのを見て 分岐を左へ伊良谷山へ向かう 尾根道を下り コルから登り返す 樹林が切れ陽射しが得られると花が顔を見せてくれるアキノキリンソウ ヤマラッキョウ マツムシソウ ワレモコウ シラヤマギク ツリガネニンジンなどまだ咲いている 赤い実も見つける コマユミ メギ ミヤマガマズミだ メギは調べて判明したもの 沢山実をつけ 枝にトゲのようなものが出ている そして伊良谷山に出る
伊良谷山では家族連れが昼食休憩をとられていた 挨拶を交わし毛無山へ向かう 同じような尾根道 樹林の中や低潅木のルートを行く ここでもメギの赤い実を見つける 他にイヌツゲ マムシグサの実 オオカニコウモリ アキノキリンソウなどに出会う ウリハカエデはいい色に紅葉していた そして毛無山に出る
広い山頂には二組のグループが休んでおられた 昼食をとりながら周辺をうろつき花を探す リンドウ カワラナデシコ ワレモコウ ヤマラッキョウ ツリガネニンジン カシワの実を見つけた リンドウが元気が良かったが他はピークを過ぎていた 出雲峠に向かって下山しようと下山口に向かっていたら 新たに登って来られたご夫婦連れが標識の所で写真を撮っておられたので お二人でどうですかとシャッターを押してあげる この山に登るのは初めてのようだったので出雲峠のお花畑を紹介したが わかっただろうか
お先にと出雲峠に向かう トントンとテンポ良く降りて行く シラヤマギク ツルニンジンの花が終わったのを見つける そして期待する出雲峠に
お花畑の入口付近でセンブリに出会った事を思い出し 花を咲かせていないか探したが見つからなかった 遅かったのかも知れぬ コウヤボウキが綿毛をつけ あちらこちらにマツムシソウが花を咲かせていた 良く見るとウメバチソウも花を咲かせている あそこにも こちらにもと固まって花を咲かせている様子が伺える マツムシソウの花が終わった状態のものがまだ大分残っているので 背の低いウメバチソウの広がりが認識し難いが 方向を定め 草の下を見ると花を咲かせているのがわかる ワレモコウ ヤマラッキョウも花を咲かせていた ウメバチソウと一緒に写真を撮ろうとしたが アングルが悪く手だけになってしまった
出雲峠にはヤマボウシが多い 木の近くに行くと 特徴のあるヤマボウシの実が見える かじられたような実もあった 鳥か小動物が食べるのだろうか 花畑を楽しみ下山する 園地にマユミ ナツツバキの実を見つける
アプローチ
青空の下倉敷を出る 通勤時間にかかり渋滞を余儀なくされる 川辺橋 総社大橋を抜ける ここを抜ければ渋滞は無くなる 豪渓泰橋11℃を確認し180号へ左折 車の流れに乗る 高梁市に入るとガスが出てくる このシーズンになるといつもの事だ 井倉で青空が顔を出す 井倉12℃ 新見13℃と上昇してくる 新見インターチェンジを過ぎ高速を潜って 次の三叉路の信号を左折182へ 新見トンネルを抜け田園地帯を走り東条に 東条で314に乗り北上する Qちゃんトンネル(高橋尚子が優勝した時丁度走っていたトンネルで勝手に名前をつける)を抜け カーブの多い314を走る 小奴可に来ると正面に猫山が見えてくる そのまま314を走り 備後落合で183と合流するがすぐに別れ314を北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると県民の森六の原駐車場に出る そこそこの賑わいではあるが駐車スペースは充分ある