金甲山  

金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り89分(怒塚山経由) 下り62分(みつがしわ新道経由)  岡山県
倉敷からの距離   25Km        登頂日 2015/01/03  ガイドブック   F写真 動画

駐車場所9:34−9:39鉄塔#39−9:48鉄塔#38−9:55鉄塔#37−10:01お花畑−10:06鉄塔#36−10:09標識−10:16怒塚山山頂10:24−10:37鉄塔#127−10:42分岐三角点−分岐−10:55金比羅宮跡−10:56分岐−11:01道路−11:09金甲山山頂11:15−11:22みつがしわ新道分岐−11:41誠徳院−11:56登山口−12:17駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 登山支度をしている間にも2台車がやってきた ここに駐車して良いか問われたが、登山者はこの先にという案内があるのを示し 私の隣に誘導してあげる 誰もいないだろうと思っていたが結構登山者が多い

 案内に従って駐車場の裏手の急斜面を登り、まずは竹林を潜る 民家の裏庭に相当するところを通りルートに入ってゆく この寒さで花は見られない 民家の裏庭に相当する部分にボンタンが幾つも実をつけていた

 冬枯れのルートを行く 鉄塔#39のすぐ手前に大きな松ぼっくりが一つ落ちていた 手のひらほどの大きさがある 調べるとダイオウショウ(大王松)の実のようだ まわりを見回してもそれらしい木はわからなかった どこからやってきたのだろう

 鉄塔#39を左に見て 樹林帯の中のルートを行く 落ち葉がルートに積もっている 時折小鳥の鳴き声が聞こえてくる 山登りは12/12以来 土の道を歩くのは気持ちが良い 花を見つける事が出来ないのでぐいぐいと足を伸ばし 歩きを楽しむ

 鉄塔#38を過ぎ少し登ると渓流のあるところに出 カエデドコロを見つける ヘクソカズラやスズメウリは見つけられなかった またルートを行く 鉄塔#37を抜ける ヤブコウジは見つからないかと探したが見つけられずお花畑に出る お花畑からは児島湖や岡山の市街地を俯瞰出来る 花はまだ見られない アングルの階段を登る 登る斜面はヒヨドリジョウゴの群生地 赤い実があるはずと立ち止まっては探し きょろきょろしながら登っていったが残念ながら見つからなかった

 鉄塔#36を過ぎる センニンソウとヒメジョオンではなかろうかと思う綿毛を見つける センニンソウは特徴のある実をつけている また、コウヤボウキもタンポポの冠毛のような種をつけていた 怒塚山山頂を示す案内に従って分岐を左に進み 山頂を目指す

 ルート脇にジャノヒゲとヤブランの葉が幾つも見られる ジャノヒゲの葉を分けて実がないか探す 幾つか探すとエメラルドブルーのジャノヒゲの実を見つける事が出来た ヤブランの実は葉に隠れていない 割と簡単に見つける事が出来る そして怒塚山山頂に出る

 山頂にはどなたもおられない いつものように澤本さんの登頂記録を拝見しようと中央の樹のところに行くが沢山あった登頂記録は撤去されていた 誰かが苦情を言ったのだろうか? 大山が見えないかと県北を探す 割と遠くが見える 大山らしい山の頭が見えたが雲なのか山なのかはっきりしない 汗をかいてきたので着ていたウインドウブレーカを脱ぐ 太陽の陽が射し込み気温も上昇しているようだ

 女性が登って来られた 駐車場で誘導した方だ 倉敷から来られここには初めてとの事 大山が見えると説明したり ルートの説明などさせて戴いた 登山記録をYouTubeに掲載している 写真を撮らせて戴いて良いかとOKを頂き カメラに収める 私もシャッターを押して頂いた

 金甲山に向かう 時々ヤブランを見つけるが花は普段も見られないルート テンポ良く下って行く 太陽の陽射しが正面から射し込み明るい 何回か急な下りを降りる 滑りやすい所がありズズズときたが危うくセーフ そして鉄塔#127に出る ここから前方右手に金甲山山頂が 右手には児島湖 振り返ると怒塚山を見る事が出来る

 金甲山は標高403m 怒塚山は332mでこの127鉄塔は251mとの事 怒塚山から80m程下って あと150m登ることになる ここから金甲山への登りは割りと緩やか 樹林の中を登って行く 鉄塔から5分程登ると中池登山道と合流 合流地点に三角点がある そこから少し下ってまた登り クスの樹林帯を抜けると金比羅宮跡の石の鳥居がある 鳥居を右に見て左にカーブするとすぐに分岐がある

 この分岐を右に登ると、金甲山へ 直進すると、みつがしわ新道を経由して奥池に下る 下山時はそのルートを降りる予定 まずは右に折れ 登って行く 急な石段を登ると自動車道に出る 自動車道に沿って登って行く ルート右手に怒塚山ならびに鉄塔#127を俯瞰出来る おや? ヤブニッケイの枝が切断されている 自動車道に一部かかっていたものが切られ 雰囲気が随分違っている 近くにキヅタの実を見つける

 駐車場を左に見て自動車道を登って行く キリの木がある見上げると花芽をいくつもつけていた またヒサカキも花芽をつけていた 金甲山と書いた大きな標識があり 瀬戸内海を展望出来る 穏やかな海に陽が射していた 自転車で登って来られた男性が写真を撮っておられた その姿をパチリ

 旧レストハウスの階段を登る 屋上に展望台と山頂三角点がある 2階に相当する高さのところにマサキがある 橙色の実を沢山つけていた 屋上に出る どなたもいない 瀬戸内海の景観を楽しむ 小豆島や瀬戸大橋を見る事が出来る そうこうしていると怒塚山でご一緒した女性がやって来られ 再々度挨拶を交わす みつがしわ新道を下られるとの事で分岐など説明させて頂く 食事休憩をとられるとの事でごゆっくりと声をかけお先に失礼する

 自動車道を戻り 先ほど記載したみつがしわ新道への分岐まで戻る 分岐にはみつがしわ新道の表示は無く 誠徳院と記載した標識だけになっていた 樹林のルートを抜けるとヒヨドリジョウゴが群生しているスポットに出るが ここでも見つける事は出来なかった ヤブランを時々見つける事が出来たが花や実を見つけられないまま誠徳院に出る

 ここからはぐっとなだらかな下り 右手に奥池を見ながらルートを行く オオバヤシャブシが池の端で枝を伸ばしていた ウバユリがまだ特徴のある姿を池に映していた 奥池から10分程で中池に出る 池に沿っていたルート脇の木々がすべて切られ違った場所に出たような感じだ 左手にソヨゴがあったはずと注意していたが気付かなかった

 中池登山道入口を左に見てルートを行く マユミの実 ビワの花芽 ホトケノザ セイヨウタンポポの花 ヘクソカズラの実など見つける ホトケノザもまだ数は少なくやっと花をつけているのを見つけた ビワの木の近くにマメ科と思われる実を見つけたが名前は検索出来なかった 駐車場には新たに2台 正月の3日だが山を楽しまれる方は結構多い



アプローチ
 新しい年を迎えた 新春初登山に金甲山を選び出かける 晴れの予報だが曇り 車載温度計は1℃とかなり冷えている いつものように倉敷川に沿って走り県道22を行く 藤戸寺 植松駅を走り サウスビレッジへ向かう 前方に怒塚山から金甲山に繋がる山容が見えてくる 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行き、橋を渡ってすぐの信号を左折 ここまで来ると正面に怒塚山から金甲山につながる尾根をうかがう事が出来る 県道45を左折 左手に児島湖を見て走る 車の温度計で外気温は3℃ マルナカ郡店を過ぎて郡の交差点脇の駐車スペースに置かせて戴く 駐車場にはすでに2台駐車していた