上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り94分(八合目まで) 下り66分(八合目から)  岡山県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2015/07/11   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:16−10:22登山口−10:35ニ合目−10:49三合目−11:09五合目−11:11展望11:12−11:18六合目−11:34三角点−11:51八合目12:14−12:25三角点−12:35六合目−12:40五合目−12:53三合目−13:02二合目−13:14登山口−13:20駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 登山道を示す標識がある 道路脇の草花は、この季節は中休み ほとんど見られない それでもオオイヌノフグリとカタバミが幾つか咲いているのを見つける 牧草地には牛が放牧されており、有刺鉄線のフェンスが設置されている 通路は鉄線を跨げるよう段差が設置されており そこを通り フェンスに囲まれた牧草地を行く 花をみつけられないまま登山口に

 登山口には蒜山三座の案内がある 案内板の左を抜け 樹林の中のルートへ進む 木漏れ日が射しこみ結構明るい ムラサキニガナが顔を見せる ムラサキニガナは綿毛をつけている状態では良く出会うが花の時は珍しい 今度はオカトラノオ こちらは白い花で結構目立つ 5弁の花は可愛らしい そして樹林の中のきつい登りが続く ルート脇の腐葉土のクッションを楽しみながら登る 傾斜がきつくなると腐葉土の斜面からルートに移り 足場に留意しながら登って行く

 樹林帯を抜けたところに二合目の標識 標識の手前にノアザミが出迎えてくれた 二合目からは草原の中のルート ルート脇に緑が増え花が期待される されど、木陰は少なく陽射しを受けながらの登りとなる ヤマツツジが顔を見せるがピークを過ぎている モミジガサだろうか天狗のうちわのような葉 花芽が膨らんでいる オカトラノオ ウツボグサ ササユリと顔を見せてくれる ササユリは花の形を保っているものの勢いは無い ハナニガナ クリ オオバギボウシと顔を見せてくれる オオバギボウシは咲きかけたところ 花の先の方は蕾 根元の方の花が元気良く開いている 白い花で清楚な感じ そして三合目の標識に出る

 石がごろごろしたルートとなり、足場に注意しながら登る サワフタギの実 クリ ノアザミを見てルートは左に曲がる 曲がりを一歩進むと展望が開け、一面の草原を見渡す事が出来る ルート脇にホタルブクロ ママコナ ウツボグサ カシワの実 ノアザミなどを見つける また草原にはオオバギボウシが頭一つ出し 白い花を咲かせている 良く見ると ササユリも見つける事が出来る しかし、写真を撮るのはかわいそうな花も見られた オオバギボウシが多く 勢いも良かった また オカトラノオもあちらこちらで咲いていた

 五合目の標識を見て、少し登ると 展望所と私が呼んでいる場所に出る 何せ暑い 汗はぽたぽた 一息入れて麦茶で喉を潤す 展望所からは登ってきた尾根道と蒜山市街地を一望出来 その先に三平山や朝鍋鷲ヶ山などを伺う事が出来る 目を右に展開すれば烏ヶ山のピークが見える筈だが、今日は生憎ガスがかかっている

 一息入れて出発する しばらくはなだらかな登り イブキトラノオが咲き出した アカショウマ ヤマハギ ガマズミの実 ソヨゴの実を見つけ六合目に 草原の中の尾根ルートが続き一山越えると七合目 もう一山越えると八合目という形で登って行く ルート脇には結構花が顔を見せてくれる ヤマジノホトトギス カワラナデシコ オカトラノオ シロバナニガナ ヒヨドリバナ ホタルブクロ アカモノの実 コマユミの実と次々に顔を見せてくれる この辺りはアカモノが多く 赤い小さな実がびっしり稔っている こうした写真も全体を撮ろうとすると赤い実の存在感が薄れる感じ マクロで実を大写しにした方が愛着を感じる ルートは傾斜がきつくなりふうふう言いながら一歩一歩登って行く そこにササユリ まだしっかりした顔をして迎えてくれた すぐ先にササユリの蕾が二輪 ピンク色をしていた ちょっと元気が無さそうだが大丈夫だろう そして七合目と思われる三角点のあるところに出る

 三角点と言ってもルートから1,2m入ったところ 三角点の柱石は頭を出してはいるものの、そこにあると思って見ないとわからない その先にポールもある しかし、これこそもっとわかりにくい 気付かずに通り過ぎてしまう事もある

 ここを過ぎると 前方に八合目のピークが見え 人がいる様子が伺える 確かこの辺りにマルバタケブキが顔を見せた筈と探す 葉を確認出来たが花はまだだ イブキトラノオ ヒヨドリバナが固まって咲いているのを見ながらルートを行く ミヤマガマズミの実 サルナシの実をみつけ 八合目へ向けてピークを登って行く シモツケが花芽をつけ カワラナデシコが固まって咲いていた 途中 下山される方と 暑いですねと一言交わし、すれ違う そして八合目に出る

 暑さが厳しく バテバテだ 今日はここまでにしようと判断する 残りの麦茶を飲み 周辺を少し散策して下山する 下山もいつもの元気は無い 足元が少し滑りやすい事もあるがトントンというリズム感はなく 一歩一歩足元を確認しながら降りて行く なんとか無事下山 放牧場の牛たちに出迎えて貰えた

 帰路 中蒜山登山口にある冷泉により 喉を潤す 頭から冷泉をかぶり楽しむ 近くに休んでおられた女性 リュックを持ち登山をされていたようなので 登られたのですか? と 尋ねる 上から登り下まで縦走する計画だったが 暑くて 中で下山したと話されていた すごいですね 私は8合目までで戻ってきました と話す 今日の暑さは中途半端では無さそうだ 湿度が高かった為だろうか


アプローチ
 私の都合と天気がなかなか一致せず 久々の登山となった 天気予報は曇り時々晴れ 降水確率午前10%午後20%でまずまず 曇り空の倉敷を出発 ガスが出ているのか吉備路から見える筈の鬼城山は見えず 手前の経山ですらぼんやりしている 429から県道271を経由して足守の手前で429に再度乗る 足守 加茂川 旭川ダムと走る 旭川ダムは水位をあげていた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口温度27℃ 落合で313に乗り 久世 勝山 湯原と走る 勝山26℃ 湯原27℃ 湯原を過ぎ 新熊居トンネルと中和トンネルを抜ける トンネルに入ると路面が濡れている 走行中に水が落ちてくる トンネルが出来てそう年数は経っていないのに水漏れ? 帰路どうしょうか心配になる トンネルを抜けると482と合流する 蒜山市街地手前で313と別れ482を走る 曇っていた空が明るくなり陽が射すようになってきた 蒜山28℃ 塩釜冷泉の案内標識のところで右折 次に県道422を左折して蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く 駐車している車は無かった


 トンネル後日談 帰路も心配ではあったが利用する 水が落ちてきた事を通報すべきか迷う 交通量が多いので問題があれば、放置されることは無いだろう と 気にしつつも何もしなかった 翌日 勉強会があった 多くの方が参加され熱気のこもった会だった 終わったあと反省会を行う その時天井からポタリ あ! そうだったのか トンネルの謎が解けた