花見山



標高 1188m    難易度 ☆     登り64分 下り29分   鳥取県
倉敷からの距離   102Km        登頂日 2015/08/02   ガイドブック   F 写真 動画

駐車位置10:04−10:22花10:30−10:36ロープウエイ終点(登山道入口1.2km)−10:59標識_0.6km−11:16山頂11:32−11:41標識_0.6km−11:52登山道入口−12:01駐車位置

登山
 今日は花見山(標高1188m)を訪ねる

登山支度をして出発する ゲレンデが広がる マツムシソウはまだ ニッコウキスゲが固まって顔を見せる 時間帯が悪いのか花が咲いているのは少ない 少し先にヤブカンゾウが固まって咲いている ゲレンデの左隅にはアジサイが咲き オオバギボウシが並んで咲いている 花を見つけてはそちらに向かう 前へ進むより横移動の方が多い

アジサイは色々な色や形がある それぞれ名前があると思うがわからない その点ヤマに咲くヤマアジサイはシンプル、可憐な色合いが魅力的 コバギボウシも咲いている 貴婦人を思わせる薄紫色の花を咲かせている 道後山でオオバギボウシをあちらこちらで見たが コバギボウシは湿原を中心に咲いていた 育つ環境は繊細なところがあるのであろう

ハナニガナ オトギリソウ ヒヨドリバナなども見つける ゲレンデにニッコウキスゲと書いた標識がある 標識の周辺は花が多く見られる 黄色い花もゲレンデ一杯広がっている 近づいて見ると黄色い花はオミナエシであった その他にニッコウキスゲ オオバギボウシ シモツケソウ カワラナデシコ ノアザミ ネジバナが花を咲かせていた なかなか見事である

暑い陽射しの中ゲレンデをうろうろしながら花を楽しむ 日影のルートに入り、気持ち良さを味わう 心地よい風が通り過ぎてゆく ウツボグサ ヤマニガナ ホタルブクロなどを見てルートを行くと 左手にゲレンデが広がり 麓の管理棟が見えたり 明石山を望む事が出来る そこにも花 ニッコウキスゲ オオバギボウシと大型の花が目立つ ブタナ クルマバナ カワラナデシコも顔を見せる そうだ 今日はここで記念写真を撮ろう

ニッコウキスゲやオオバギボウシと一緒にゲレンデを背景に撮る シャツの色合いがいつもと違う 汗に濡れていないからだ

写真を撮っているとお二人連れの方が登って来られる 山頂までどの位いかかるか問われ、ゆっくり登られて1時間程ではないでしょうかと答える お二人もゲレンデの花に惹かれたようで 花を楽しんでおられた 山頂でも再度お会いし、近くの温泉に泊まり 今日は千屋温泉泊と伺った どちらから来られたか確認しなかったが 下山したら大阪ナンバーの方だった

ゲレンデを登って行く 新しい斜面が広がり そこにも同じように花が咲いている ママコナ オオキンケイギク ミヤコグサなど新たに花を見つけカメラに収めながら登って行く ゲレンデの終点に出る 花見山探勝歩道1.2kmと書いた木柱がありそこが山頂への登山道入口となっている その先に大きな案内板があるが奥日野県立自然公園の案内図とあり、日野町全体の案内でルートの案内では無い 登山者ではなくスキー客を対象に設置されたようだ

ルートに入る 樹林の中の心地よさを存分に味わう 実に気持ちが良い お 早速にフシグロセンノウのお出迎え 結構目立つ花だ カメラに収める ここにも そして、ここにも 次々と顔を見せる フシグロセンノウと一度にこんな沢山出会うのは初めてだ ヌスビトハギ コマユミの実 ソヨゴの実などを見つける

草原のルートとなり丸太の階段を登って行く 草が近い、昨年7月の記録を見ると 草木が茂り 掻き分けるようにして登って行く とあるが 今年はそんなに繁っていない 足元の丸太の階段が見える カワラナデシコ オオバギボウシ ノアザミ オカトラノオ ヒヨドリバナ ツリガネニンジンなどを見ながら登って行く 振り返ると明石山を伺う事が出来る

また、樹林のルートに入る 樹林のルートに入るとフシグロセンノウが顔を見せる ルートの写真にもオレンジ色の花を認める事が出来る オオナルコユリやコバノフユイチゴの実 ソヨゴ ミヤマガマズミ オオカメノキ ガマズミなどの実を見つける 葉の違いなど少しは違いがわかるようになってきた オオカニコウモリが花芽を膨らませ ソバナが咲いていた

山頂まで600mの標識がある 相変わらず樹林の中のルート キバナアキギリが花芽をつけ ヤマジノホトトギス ヤマトウバナが咲いていた コアジサイ ヤマアジサイは花が終わっていた コマユミの実が陽射しを受けていた

最後の登りとなる 丸太の階段の草原の中のルート シモツケソウ ヒヨドリバナ オトギリソウ ワレモコウ ヤマニガナ オカトラノオ キンミズヒキなどを見つけながら登って行く 休憩小屋が見えてきて山頂に出る

山頂には新見ハイキングクラブ(NHC新見)の標識がある 先日登った 雄山や雌山山頂にも設置されていた

標識の傍に サラシナショウマが白い花を咲かせている 花芽をつけたものも幾つかあった 休憩小屋の周辺を一周し花や実を探す マユミの実 ヒヨドリバナ シモツケソウ カワラナデシコ ツリガネニンジン ワレモコウ フシグロセンノウ オカトラノオ オトギリソウ キンミズヒキなど見つける事が出来た

景観は南の方角に、登ってきた尾根とその先に明石山 そして南西側の景観を伺う事が出来るもののはっきりしない 近くの大倉山を見る事が出来る程度 大山は山影に入り見えない 食事を終え 下山しようとしていたら 先ほどのお二人連れが登って来られた 軽く挨拶を交わし お先に失礼する

下山は登ってきたルートを降りる 足元はしっかりしており 草で見え難い事もない トントンと下りのテンポを楽しむ ゲレンデは違った場所を降りる 途中でマツムシソウが一輪咲いているのを見つける もう咲き出したのだ

車にリュックを置き 無線中継をされていた車の脇の斜面を見に行く ここにはノボリフジが咲いていた場所 花が終わったものがいくつも見られたが 新しく咲き出したものも見られた 次々と咲くようだ 無線中継をされていた車はもういなかったが 新しく乗用車が一台 男性がハンモックのようなものを出し 設置されていた そこで休まれるようだ

今日はどなたにも出会わないかと思っていたが 登山以外の目的で来られる方がおられるのを知った



アプローチ
 暑い日が続く 陽は射しているものの、靄がかかったような天気 周辺の山並はもやいでおり、このシーズンはすっきりした景観は望めそうも無い 倉敷で、はや車載温度30℃を示している 今日は、休日でもあり車の流れは順調 川辺橋 総社大橋を抜け 豪渓泰橋の温度27℃を確認(車載温度29℃)し180に合流、北上する 高梁の手前で道路工事の為交互通行を実施していたが、行き交う車の数は先日より随分少ない 高梁市市街地を抜け 井倉(28℃) 新見(30℃)と抜けて行く 新見を過ぎた辺りから空の青さが違ってきた感じがする 新見の三叉路を右にとり182と別れ180を直進する 県警が速度取締りの準備をしていた この辺りはよく取締りを行っている 小原トンネル 阿福トンネルと2つのトンネルを抜け 千屋へ向かう 花見山の案内に従い左折し、県道111へ進む 千屋は30℃ 対向車に留意しながら急な道を右左にカーブしながら登って行く 峠(桑平峠)には明石山登山口の標識がある 峠を越え 少し下った地点に花見山スキー場の案内がある 案内に従って右折する 道なりに登って行く 管理棟やリフトの脇を抜け 大型車進入禁止を見て更に舗装道路を登る 道路脇にヤブカンゾウがまとまって咲いていた 舗装が切れる地点で無線交信をされている方おられ、その車の脇を抜けゲレンデの空地に駐車させて戴く 車載温度は26℃だった