櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り106分(直登) 下り74分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   91Km        登頂日 2015/12/05   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所9:47−9:51登山口1−9:58水槽−10:03標識2−10:08林道10:09−10:13標識3−10:37五合目10:38−10:50六合目−11:03七合目−11:07分岐−11:16八合目−11:25九合目−11:35山頂11:58−12:08標識1−12:29標識2−12:45林道標識3−12:58分岐−13:09登山口1−13:12駐車場所

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をする 舗装道路の隙間からハキダメギクが特徴のある花を咲かせていた 落ち葉が積もった腐葉土の上かも知れない こうした時期に花に出会えるとは幸先良い

 櫃ヶ山登山口と書いた大きな標識を右に見て 自動車道を登る 道路脇の斜面にフユイチゴが沢山実をつけていた フユイチゴはその後しばしば顔を見せてくれた

 自動車道を登って行くと櫃ヶ山登山道1と書いた標識のところに出て、そこから登山道に入る 渓流に沿ったルート 花は見られない ルート左手にアオキが緑の実をつけているのを見つける ルートは畑の畦道に出る ここから山頂を伺う事が出来る

 畦道に沿って登ってゆく ウシハコベの花芽 キヅタ チャノキの実を見つけながら登る 石垣を左に見て 水槽のところから樹林帯に入る 樹林帯入り口には登山道と書いた標識がある 花や実を見つける事なく ルートを行く 標識2を過ぎ 少し行くと林道に出る 林道を横切るようにしてルートを行く

 林道では7,8名のグループが話をされていた 登山支度をしている時登っておられたグループだ ここで待ち合わせですか と伺ったが いや 時間調整? どうぞお先に との事でお先に失礼する

 ルートを行く ルート脇にはアオキが多く 薄っすらと赤くなった実をつけていた フユイチゴも見られた カーブしてルートを行くと ヤブコウジが赤い実をつけていた いくつも固まっていた 標識3の辺りだ 標識を見てルートを行く 樹林から抜け陽があたる場所に出る いつも花が出迎えてくれる ミツマタの花芽だ ベニバナボロギクはなんとか花の形を残していた キヅタ コガクウツギの実を見つける事が出来た そして また樹林帯に入る 樹林帯ではジャノヒゲの実を見つけた 丁度陽射しを受け エメラルドブルーの色が輝いていた ヤブコウジ ノブキ アオキ フユイチゴも見つけ 五合目に出る

 五合目からは草原のルート 低灌木樹はあるが視界が開け山頂や湯原の街並みを伺う事が出来る 五合目に繁っていたシダは姿を消し ススキが穂をつけていた カエデドコロが木の枝からぶら下がっていた ウインドウブレーカを着て登ていたが汗が出てきた事もあり ここで脱ぎリュックに入れ出発する

 ススキの中を登って行く 五合目から六合目が一番傾斜がきつい 足元が緩いと滑って登るのは容易でない ルートに濡れたところもあり心配しながら急な斜面にかかる 踏まれているところはスリップ痕がついており苦労された様子が伺える ブッシュの方がまだ足元がしっかりしている 時々棘のある枝があるので避けながら登って行く なんとかクリアー出来た そして六合目の標識が見えてきた

 標識が見えるところまで登れれば 傾斜も緩くなり一息つける 振り返ると谷に落ち込む景観は見応えがある ここを登ってきたのだ 足元の木陰の部分にわずかながら雪が残っている 六合目から見える山頂の斜面も白い 雪があるようだ

 六合目にマユミの木がある 実が残っていないか探す 枝先に1つ残っていた まだピンク色をしている 今度はウスバアザミの花 花の形を留めている 葉はまだ青い 石がごろごろしているルートを抜ける 抜けたところに黄色く紅葉した木が一本、秋が残っていた ルートに雪が増えてくる ノイバラの赤い実を見つけ、七合目に出る

 この辺りは落葉樹林帯でルート脇は笹 陽射しを受けているところの雪は消えているが 日陰には雪を認める事が出来る 七合目を過ぎると 前方にピークが見え 天狗の森への分岐を示す標識が見える 今日は天狗の森には寄らず直登する 分岐のところに出ると山頂ピークを左手に見る事が出来る 白いものをはっきりと認める事が出来る

 大きなアセビの木が沢山花芽をつけていた アセビの名前がなかなか思い出せず ついに下山するまで思い出せなかった 思い出したのは翌日の朝 ジョギングをしていた時にふと浮かんだ 記憶の回路はどうなっているのだろうか 思い出せてすっきりした

 ヒサカキが特徴のある小さい黒い実を沢山つけていた 正面ピークをトラバースするようにしてルートを行くと八合目に出る 天狗の森を経由するとここで合流する 雪が増えてきた ルート中央部は雪解け状態 そう傾斜がある訳ではないがツルツル状態で滑りやすい 木の枝や笹の葉など掴みながら登って行く 九合目に近づくと雪は締まり キュッキュという音が聞こえてくる この音を聞くのは久しぶりだ 懐かしい

 雪があると言っても数cm 九合目の標識を見てルートを登って行く ルートは階段状に整備されている その階段は雪に埋もれておらず 一歩一歩ステップを踏んで登って行く 樹林の中を抜け 階段のルートが終わると草原となり 山頂を示す標識が見えてきて 山頂に出る

 山頂には2組3名の女性が昼食休憩されていた 挨拶を交わす お一人で登られた方とお話しをさせて頂く 津山とここでは雪の状態が随分と違う 津山はほとんど積もらない 周遊コースを降りようとしたら雪があったので戻ってきた とのお話し 私はそちらに降りる予定ですが と話したが 何があるかわからないので登ってきたルートを戻ると そちらに降りて行かれた 女性二人組も後を追うように降りて行かれた

 山頂はどなたもいなくなる 陽射しが翳りじっとしていると寒い ウインドウブレーカを着る 山頂から蒜山三座は見えるが雲ではっきりしない 大山は伺えない 星山を背景に記念写真を撮り 食事を終え下山する 下山ルートは竜頭滝方面の周遊ルート

 山頂から尾根を行くと 赤い実 ナナカマドか? 沢山の赤い実 随分しぼんでいる 今度はヤマナシ 大きな木に沢山実をつけている 食べる動物はいないのだろうか 思いがけない実を見る事が出来た

 下山ルートの雪は尾根道にはあったが 下山道標識1からは雪は無く 足元はしっかりしている 足元を見ながら下りのテンポを楽しむ 数か所渓流を渡るところがあるが水の流れは普段どおり 支障なく抜けて行く 久納の街に出る 見事なヤブツバキが沢山花を咲かせていた 登山口にはまだ車があった 登ってきたルートを戻られた女性の方達 滑りやすい斜面は大丈夫だっただろうか



アプローチ
 青空の下 倉敷を出発する 車載温度計を見ると3℃ 吉備路を行き県道271を経由し、足守手前で429に再度乗る 時々車載温度計を見ると 県道271で2℃ 足守付近で1℃ 吉備中央町で0℃ 加茂川手前でー1℃まで下がる 氷点下まで冷え込んだ場所では木々は白く 駐車している車は霜に覆われていた 加茂川道の駅では2℃ 太陽の陽射しが暖かく感じられる 旭川ダムの水位は定常状態 陽射しを受け水面が美しい 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合に向かうとガス 落合入り口温度計は1℃ 313に乗り落合 久世 勝山と走る 勝山に近づいた辺りでガスが消え 青空が顔を見せる 勝山の温度2℃を確認し313を北上 真賀温泉 足温泉と過ぎ 登山口へ 登山口の駐車場はすでに満車 道路脇にもう1台駐車可能だったのでそこに駐車