泉山



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り164分(Aコース) 下り94分(Bコース)  岡山県
倉敷からの距離   93Km        登頂日 2016/05/05  ガイドブック  F写真 動画

駐車場9:44−9:55林道−10:02登山口Aコース_4.5Km−10:31水場−10:49水場−10:54福ヶ乢_2.5Km−11:43井水山(南峰)山頂_1150m11:47−11:53Bコース分岐−12:12中央峰_1198m−12:32山頂12:50−13:05中央峰−13:16分岐−14:09登山口Bコース_3.5Km−14:15林道−14:24駐車場

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)のAコースを登りBコースを降りる

 登山支度をする 駐車場のすぐ脇にカキドウシが幾つも花を咲かせていた 花を見て出発する 泉−神社脇の舗装道路を登って行く 春先の花は終わったのか以外と花が少ない それでもチゴユリが幾つも花を咲かせていた

 林道に出る おや! 舗装されている Aコース登山道に相当する部分だけ舗装されていた ここに来ると視界が開け井水山が見えてくる ヤマフジが咲きだした 足元にはオニタビラコが顔を見せる 林道からAコース登山口へ曲がるところに車が一台駐車していた 登山者なのだろうか? ここからは砂利道 シーズンにはコガクウツギが咲くがまだだ ワラビが頭を出していた

 Aコース登山口の表示を見てルートに入って行く 細い山道となりいきなりの登り この登山口周辺で花に出会うことが多い 今日もどの花に出会えるか期待しながら周辺を探す チゴユリと一緒にホウチャクソウ トキワイカリソウが顔を見せてくれた コガクウツギは花芽を付けていた出番は近い

 すぐに傾斜は緩くなり 樹林の中、木漏れ日を楽しみながら登って行く 小鳥の声が聞こえてくる チゴユリが所々で顔を見せる 白い花を見つけたクサイチゴだ 思いがけない場所で出会うことが出来嬉しい コガクウツギが幾つも花芽を膨らませている 水場に近づいたところでいつものようにマムシグサが顔を見せる

 渓流を跨ぐようにして抜け、渓流沿いのルートを行く コチャルメルソウが花を終え種だろうかお皿のようなものを付けている エンレイソウ ホウチャクソウを見つけ ユキザサが花芽をつけていた 白い小さな花 コンロンソウのようだ ツクバネソウも見つけた ルートに花びらが散っている 見上げるとヤマザクラのようだ 最後の水場でヤマネコノメソウに出会い 渓流沿いのルートと別れる

 少しの距離だが新緑が美しい 陽射しを受け萌木色 この輝きがいい 樹林を抜けると笹原の尾根道に出る 福ヶ乢だ ムラサキケマンが顔を見せてくれ、挨拶を交わす

 この尾根道も花が期待されるルート ミツバツチグリ ナガバモミジイチゴ チゴユリ セイヨウタンポポが顔を見せる チゴユリが多い サンショだ新芽を伸ばし花芽をつけている サンショの葉や実はシーズンになると道の駅で販売しており楽しみにしている 今日もサンショの葉を購入した

 足元だけでなく ルート脇の低灌木にもアセビ ウリハダカエデ ベニドウダン ミツバツツジなどが顔を見せてくれる ベニドウダンは咲きだしたところか、まだ開いていない でも、特徴のある花は可愛らしい お! ダイセンキスミレだまだ咲いていた 花を楽しみながら登って行き、次第に高度を上げてゆく そろそろイワカガミが咲く場所 時期的には少し早いが期待を抱きながら登って行く うーん やっぱりまだだ それでも蕾をつけている 証拠写真に撮っておこう
 
 今度はシャクナゲの木があるところがある 左手の山肌を下に見て探す形 花を見つけた 那岐山のように沢山の木があるわけでは無く やっと 一塊の花を見つけたのだが 見つける事が出来て嬉しい 手前の枝が邪魔になる 角度を変えて何枚かパチリ なんとか花がわかる写真が撮れた ここを過ぎると樹林の中のルート 撮影時刻から見ると シャクナゲを撮ってから約10分程登ると 井水山標高1150m山頂に出る
 
 山頂に出ると視界が開け 泉山山頂に繋がる尾根道が見え 那岐山に連なる山並みも見える 那岐山の先に後山が案内図に書いてある なんとか存在がわかる程度 泉山は標高1209mであり標高差は100mも無い 花も結構見られ楽しい尾根歩きコースである その前に山頂周辺を見ると アセビが沢山の花をつけているのやオオカメノキが白い花を咲かせているのを見つける 少し場所が離れていたのでズームで撮って判断したもの オオカメノキと言うと毛無山の鳥取側山頂付近や下蒜山と中蒜山の尾根道が思い出される 今年は山に行く機会が少なく残念だが 今年も花を咲かせているだろうと思いを馳せる
 
 麦茶で喉を潤し、尾根ルートを行く 最初は少し下る 中林の滝への分岐があるが直進する(分岐を行くと避難小屋に出る) ここから少し登る 前方に笹原の美しい斜面が見え カラマツの新緑を楽しむ事が出来る 登った位置に分岐がありBコースへの下山ルート 帰路ここから下山する予定 ルート入口は倒木なのか人為的に置いているのか不明だが ルートを遮っているきらいも伺える 尤も健脚向きコースと書いた標識はあるが
 
 分岐を過ぎ 笹原の美しい斜面を登る 振り返ると避難小屋も見え 笹原が美しい ルートは黄色い花が見られる ダイセンキスミレとミツバツチグリだ どちらかと言うとダイセンキスミレの方が多い 色褪せたショウジョウバカマがまだ花の形を留めていた
 
 おや! イワカガミだ 以前訪ねた時には尾根道で沢山のイワカガミに出会えた しかし、尾根に入っても見られない シャクナゲを見つけた付近では蕾だったので尾根はまだなのだろうと半分諦めていたところに顔を見せてくれたので嬉しい 咲き始めたところのようだ、蕾もある 少し上にもう一塊咲いていた おや? 笹の葉に隠れていたフデリンドウを見つけた 笹の葉をとってカメラに収める こんなところで咲いているのを見つけられたと喜んでいたら 何の事は無い ルート脇に3輪 仲良く花を咲かせていた フデリンドウはすっきりとした花予想もしていなかっただけに嬉しい
 
 ダイセンキスミレ ミツバツチグリがあちらこちらで顔を見せる 次のピークを登ると中央峰1198mである 井水山に繋がる尾根 泉山に繋がる尾根を伺う事が出来る ここは奥津Cコースへの下山口冬季は良く利用したものだ 中央峰から山頂までの尾根は花が期待される 出会った花を書いてみる ミツバツチグリ ダイセンキスミレ アセビ ショウジョウバカマ ヤマヤナギ クロモジ ウリハダカエデ フキノトウの綿毛 エンレイソウ イワカガミを見つける事が出来た ここでもイワカガミに出会えた そして山頂に出る
 
 山頂には3組10名の方が昼食休憩をされていた リュックを下して景観を楽しみながら周辺に花が無いか探す 景観の方は雲は無く 大山もカメラに収める事が出来た 花の方 傘菅峠ルートへの下山口にサラサドウダンがある ベニドウダンはすでに花を咲かせていたので サラサドウダンは とまっ先に確認する まだ新芽が出た状態 花芽はわからなかった アカモノは花芽をつけていた ナナカマドは若葉を広げていた こんなところにワラビが顔を出していた ダイセンキスミレが三角点を囲むようにして咲いていた いつぞやは山頂広場一面に咲いていたが その様子は伺えなかった
 
 大山を背景に記念写真を撮り 昼食をとり下山する 下山は登ってきた尾根を戻り Bコース分岐よりBコースを降りて行く こちらのルートは登山者が少ないようで笹が伸びルートを追いづらいところもある ルートを知っていないとそちらに進んで良いものか不安を感じるのではと思われる 兎に角暫くは尾根を行く 笹が茂っているところは掻き分けて進む ルートがあったところなので笹を分けて行けば通って行ける 左手に三角おむすびのような形をした岩が見えてくる この岩を過ぎた地点から樹林の斜面を降りる 以前は標識があったが 今日はテープナビがあった 下の樹にもテープナビがあり そこを降りる
 
 あとは 割とルートはしっかりしており追って行けよう 1ケ所どうだろうかと思うところがあるが記述し難い お勧めは下から登ってルートを確認してから降りた方が良いと思う
 
 樹林の中のルート コガクウツギが花芽を膨らませていたのに気づいた程度でトントンと下山した



アプローチ
 青空の下倉敷を出発する 車載温度は早や21℃ 429吉備路を走り 県道271を経由して足守の手前で再度429に合流し、429を北上する 沿道の緑が次第に濃くなって行くのを感じながら車を走らす 加茂川 旭町と走って行く 旭川ダムに咲いていたヤマブキはもう見られない 旭町の民家のシャクナゲも終わっていた 季節がすごい勢いで過ぎてゆくように思える 休み乢トンネルを抜ける 今日は泉山を見る事が出来る トンネルを抜け、暫く走り最初の点滅信号を左折 県道70を経由して久米へ 久米で181を右折し、院庄で179へ左折 179を北上する 雲井山トンネルを抜ける トンネル出口は18℃ 奥津湖を左に見て走り 奥津中学校の泉山登山口の標識に従い右折 直線気味に登って行き 三叉路は道なりに左へ進む 最後は標識に従い右に曲がり林道を行くと神社の前に出る 駐車場とトイレがある すでに3台駐車