上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り115分(尾根分岐まで) 下り61分  岡山県
倉敷からの距離   123Km        登頂日 2016/06/02   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所10:40−10:46登山口−10:59ニ合目−11:13三合目−11:29五合目−11:31展望−11:36六合目−11:49三角点−12:04八合目−12:35分岐(山頂)12:55−13:13八合目−13:21三角点−13:26六合目−13:30五合目−13:38三合目−13:44二合目−13:53登山口−13:56駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をしていると子牛が2頭近づいてくる 頭をなぜなぜしてあげる 2頭だけでは無いと思うが他の群れは近くに見られなかった 2頭が寄り添うようにしていたがどこか寂しげだった
 
 思いがけない歓迎を受け、リュックを背負い出発する キツネノボタン オオイヌノフグリ トウバナ ムラサキサギゴケが顔を見せてくれる 赤い実はヘビイチゴのようだ ホトトギスの鳴き声が聞こえてくる 牧草の中のルートを行く 心地よい風を感じる

 登山道入り口に案内板があるのをチラット見て 樹林帯に入る 入口ではハナニガナのお出迎えを受けた 木漏れ日の中 急な斜面を登って行く 最初は腐葉土の斜面を登って行くが 傾斜がきつくなると斜面を行くのはつらく階段状になっているルートを選ぶ ルートが右にカーブしてくると樹林帯の登りは終わりに近い そして二合目に出る
 
 標識の周りに白い花 サワフタギだ 右に眼を転じると赤橙色のヤマツツジが咲いている そして草原の中 丸太の階段を登って行く サワフタギ ヤマツツジはルート脇にちょくちょく顔を出す お! カラマツの実だ まだ青々としている 白い絨毯を広げているようなヤマボウシ 丁度目の高さの位置で花を咲かせている タニウツギもヤマツツジと同様ちょくちょく顔を見せる 花を楽しみながら登って行く 三合目の標識を過ぎ 少し登ると前面が開け五合目の斜面が見えてくる
 
 この辺りからしばらくは傾斜が緩くなる 景観が良く 山肌にヤマツツジやタニウツギが咲いているのを見つけながらルートを行く ニガナ ハナニガナも時々顔を見せる 五合目の標識を見て少し登ると 私が展望台と呼んでいる地点に出る
 
 ここから登ってきたルートを俯瞰出来 その先に蒜山の街並み そして三平山を見渡す事が出来る 右手の方角には皆ケ山の二つのピークと、その間に烏ケ山ならびに大山のピークを見る事が出来る 右手斜面にスキー場があるのだが、この時期は草木が茂り見えない
 
 展望を楽しみ ルートを行く 左手に灌木樹林、右手に草原とルートの雰囲気が変わる タニウツギ ハナニガナ シロバナニガナ ヤマノイモ アキグミなどを見つける そして六合目の標識からまた草原の中の尾根ルートを行く
 
 アカモノが顔を見せる ここにも こちらにもと結構多い オオナルコユリだ! 花芽を膨らませていた 白い花を見つけるホナガナツハゼだろうか少し怪しい コマユミ チゴユリ アマドコロが花を咲かせていた 六合目を過ぎると 前面にピークが見え 一つピークを越えたところに三角点がある その先にまたピークが見え、そこを越えると八合目に出る 草原の中のルートであり花も多く楽しむ事が出来る
 
 八合目に向けての登りは結構傾斜がある 一歩一歩登りながら周辺を見まわし花を探す クマイチゴ アカモノ タニウツギ ヤマツツジ ヒメハギ そして イワカガミを見つける イワカガミは期待していた花 やはり咲いていたねとカメラに収める そして八合目に出る
 
 八合目はこの登山ルートで一番展望を楽しめる場所 ルートから頭を出すと前面が開け 山頂ピークに繋がる尾根 その右に中蒜山 中蒜山の左側に隠れるようにして下蒜山のピークが見える 数歩行くと八合目標識がある 左手には大山に繋がる山並みを展望できる 今日は雲に隠れる事なくはっきりと見えた 良く見ると大山の手前に黒っぽい烏ケ山のピークを確認する事が出来る また 南側の尾根斜面はヤマツツジが多く 緑の絨毯の中に彩を伺う事が出来る
 
 ここからの尾根道も花が期待できる 景観を見たり 足元の花を探したり 暫くは平坦なルートで足も軽い 花を見つけてはしゃがみこみカメラに収める アカモノ シロバナニガナ ハナニガナ イワカガミ タニウツギ ヤマツツジと次々と顔を見せる イワカガミはピンク色のもの白いものと幾つも楽しませてくれた 特徴のあるカタクリの実が残っていた シーズンにはカタクリも楽しめる
 
 ルートはブナ樹林帯に向かう 樹林帯に入る手前でレンゲツツジが見事な花を咲かせていた そして樹林帯に入る 樹林帯の中でもナナカマド ユキザサの実 タチシオデの実 コバノフユイチゴ ツクバネソウ ツルアジサイ クマイチゴ ホウノキ ミヤマガマズミと幾つもの花や実を見つける事が出来た そしてルート標識が設置されている分岐に出る
 
 標識が新しくなっており 中蒜山と上蒜山登山口を示す標識が設置されている が 以前あった上蒜山山頂の標識は無かった また 三角点の方向を示す案内標識も無かった 三角点方面へのルートは見えたが笹が茂っていた 中蒜山のピークを樹間から見る事が出来る 視界を遮るものを除いてくれたように思う
 
 リュックを下し 記念写真を撮ったり 昼食をとる 三角点へは遠慮しておこう 三角点まで行っても特に景観は期待できない 笹を掻き分けて行かねばならず 花も期待できない 今日もここまでとする 
 
 下山は登ってきたルートを戻る 下山のペースを記録する為 各合のところで写真を撮り時刻をゲットする 二合目からの樹林の下りは腐葉土の中の下りを楽しむ そこで斜面にひっそりと咲いているシライトソウを見つける


アプローチ
 青空の下 倉敷を出発する車載温度は18℃ 429吉備路を行く 経山や鬼城山がくっきりと見える 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り北上する 足守 加茂川 旭町と走る 旭川ダムは幾らか水位を下げていた 旭町で県道30へ左折し旭川に沿って走る 落合入口温度21℃を確認し313に合流 落合 久世 勝山 湯原と走って行く 勝山・湯原の温度表示は20℃ 櫃ケ山登山口には1台登山者のものと思われる車があった 湯原からトンネルを3つ抜け482と合流する 蒜山市街地入口で313と別れ482を直進する 蒜山は18℃ 塩釜冷泉の案内に従い右折 今度は県道422を左折して蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く