毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り99分 下り94分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   113Km        登頂日 2016/07/30  ガイドブック  F写真 動画

駐車場9:59−10:21登山道入口−10:25三合目−10:34四合目−10:40五合目−10:46六合目10:47−七合目−11:12八合目−11:29九合目−11:39山頂_1218m11:53−12:03九合目−12:14俣野分岐−12:47白馬山_1060m−13:22林道−13:27駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する ネムノキの花やナナカマドの実 シモツケがひとかたまり花を咲かせているのを見ながら園地を行く 登山届を提出する掲示板の脇に8/7全国高等学校総合体育大会 登山大会を開催します。 と書いた看板が設置されていた 蒜山一帯 毛無山一帯で大会が8/6から10にかけて開催されるようだ 登山している時にも4名の高校生と思われるグループに出会ったり 何か書類を持って、ルートの点検をされているらしい方ともすれ違った ルート整備もされた様子が伺え 白馬山からの下山ルートには新しい丸太のステップが何か所か設置されていた
 
 園地周辺の木々に何か実や花が無いか見ながら行く クマシデ ムラサキシキブ リョウブ エゴノキを見つけ 毛無山山の家の前を過ぎ 渓流沿いのルートを行く ヤブデマリが赤い実をつけ ウバユリが花を咲かせている ヒカゲミツバ イヌトウバナを見つけ 今度は道路と反対側を探す ゲンノショウコ サンカクヅル エゴノキ ウバユリを見つけ また反対側に行き ダイコンソウ カタバミを見つける
 
 駐車場から樹林入口まで短い距離ではあるが、色々な花に出会えるので いつも楽しみにしている そして 樹林帯に入る
 
 樹林帯に入ると樹林特有のひんやり感を感じる事が出来る ルート右手には渓流が流れ さらさら流れる渓流の音が心地良い この時期あまり花は見られない それでもヒカゲミツバ ヤマアジサイ ミヤマイラクサ キツネノボタン ノブキ ウバユリ ヤブマオ ダイコンソウなど見つけた また ガマズミ ウリノキは実をつけていた
 
 登山道を示す標識があり そこから登山道に入る 道幅が狭くなり 草木がぐんと近づく 旭川源流の碑が設置されている ヒカゲミツバ オオカニコウモリ ハナタデ そしてミヤマホウソの実を見つけ三合目に出る
 
 三合目を過ぎると渓流は更に細流となる ルートは細流を跨ぎ尾根を登る このルートにはモミジハグマが顔を見せるのだが、ルートが整備された為か姿が見えない やっとルートから外れた場所に数本まとまって顔を見せているのを見つけた 土の中に残っている命が来年顔を出してくれると良いのだが
 
 ルートはブナ樹林帯の中を登って行く 四合目の標識があり 少し登ると毛無大岩があり その脇を抜けて行く トチバニンジンが赤い実をつけているのを見つけた程度で花は少ない 五合目の標識は見落とす事があるが今日は見つけられた もう少し草が茂るとわからなくなる
 
 六合目に向かうルートにはミヤマイラクサが茂っているのだが整備され、見られなかった 六合目は渓流があり花が期待される しかし、ミヤマタニソバが小さい花をつけているだけだった
 
 麦茶で喉を潤し ルートを行く ツリバナだ 青い実をつけている 撮った写真からツリバナと同定するのは心もとなかったので過去のデータを調べたところ1997/10登山した写真にツリバナの特徴ある赤い実を撮っていた 今度はハナイカダの実だ 葉の上に黒い実をつけている ハナイカダはこれまで見つけられなかったもので嬉しい ダイコンソウ イヌトウバナ オトギリソウも顔を見せてくれた
 
 山を左に巻いて、それから暫く登りが続く ブナ樹林の中でルート脇は笹で花は期待出来ない 一歩一歩登って行く ここの登りでは先を見ずに足元のみを見て登る 左にカーブして登りが緩やかになると八合目が近い
 
 八合目の標識を見て 少し急なルートを過ぎると なだらかなブナ樹林帯の中のルートとなる このルートの雰囲気は好きだ ツルシキミ ヤマジノホトトギス ハナニガナ オオカメノキの実 オトギリソウが顔を見せ その先に九合目の休憩小屋が見えてくる
 
 休憩小屋に立てかけるようにして九合目の標識があり その近くにヤマジノホトトギスが咲いていた 今日はと挨拶する
 
 小屋に寄らずに登って行く 10名程の団体さんが降りて来られた 縦走されたのですか?と伺うと いえ ピストンです と 団体さんとすれ違い 樹林帯の中を行くと 草原のルートに出る そこからは登ってきた尾根を俯瞰出来る リョウブ ホツツジ アカモノの実を見つけ山頂に出る

 あれ? どなたもいない あれだけ車があったのでさぞかし賑わっていいるだろうと思いながら山頂に出たのだが ひっそりとした山頂だった まだ昼前なのに 大山は頭に雲がのっていたが山容を伺う事が出来 それに続く山並みも追う事が出来た 山頂周辺を探すと ヒヨドリバナ リョウブ オトギリソウ タニウツギの実を見つける事が出来た 山肌に白い花があちらこちらに伺う事が出来た リョウブだろう 記念写真を撮り 食事を終え 白馬山経由で下山する
 
 このシーズンはオオカメノキが赤い実をつけている 花のシーズンの時ほどは目立たないがあちらこちらに赤い実を認める事が出来る ナナカマドはいつもの場所で青い実をつけていた 九合目付近のブナ樹林はこちら側も味がある ヤマアジサイやノリウツギは装飾花を残したまま実をつけている サワフタギも実をつけていたがまだエメラルドブルーにはなっていなかった ソヨゴも実をつけていた 俣野分岐に向かうルート脇に白い花をつけた木が何本も見られる リョウブだ 花の香がする

 カタクリ広場は草が生えており何も見られない 標識を右へ 白馬山へ向かう 毛無山から白馬山は標高差218mと計算される アップダウンはあるが 毛無山からだと下りが多い 見事なブナ樹林帯もあり 歩くのが楽しい 早速ナナカマドが顔を見せる この辺りはタムシバが咲いていたが と探すと 実をつけた木を見つけたものの 名前はわからなかった
 
 白馬山で大山をもう一度見て 岡山側に降りて行く すぐのところにコバノフユイチゴが幾つも実をつけていた あとは トントンと降りて行く しかし降りて行くスピードが落ちているように感じる
 
 駐車場はあれだけ駐車していたのに私の車とあと2台 2台の方も登山を終えて帰り支度をしている どうやら 私が今日最後の登山者らしい 山の家周辺で花を見ている時にすでに下山された方もおられた 早朝から登られる方が多いようだ 考えただけでも気持良さそうだ



アプローチ
 7/18に中国地方梅雨明けし、暑い日が続いている 演奏会の残務を終えて久々に出かける 青空は覗くものの薄雲が広がっている 車載温度は早くも26℃ いつものように429吉備路を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守 加茂川 旭町と走る 旭川ダムは定常水位、江与味橋を渡ったところで県道30の岡山方面は相変わらず全面通行止め 結構時間がかかっている 旭町で県道30へ左折する 旭川に沿って走り落合へ 落合入口28℃ 落合から313に乗り 落合 久世 勝山と走る 勝山から181へ直進し 新庄川に沿って北上する 勝山32℃ 勝山の市街地を過ぎると山がぐっと近づき渓流沿いの木々を楽しむ事が出来る 美甘を過ぎるとまた民家や畑が現れる 新庄道の駅の前に温度表示計があり29℃と 少し下がってきた 毛無山登山口の案内に従い県道58へ右折 後は標識に従って車を走らせ駐車場に 駐車場には10台以上駐車 広島 鳥取 姫路 福山等県外ナンバーの車が結構見られた