下蒜山



 標高 1105m 難易度 ☆☆     登り103分 下り71分  岡山県
倉敷からの距離   117 Km        登頂日 2016/09/10  ガイドブック  F写真 動画

犬挟峠7:28−7:41尾根−7:56三合目−8:11五合目−8:25雲居平−8:36七合目−8:57九合目−9:11下蒜山山頂9:21−9:31九合目−9:49七合目−9:51雲居平−10:00五合目−10:11三合目−10:23尾根−10:32犬挟峠

登山
 今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる

 朝の爽やかさを感じながら登山支度をする 気温16℃ 霧が出ており風情がある ゲンノショウコはまだ眠っている キンミズヒキ ツリフネソウ ミゾソバ カナムグラ アキノタムラソウ ヌマトラノオ ワレモコウを湿原のルート脇で見つけ 樹林帯に入る 霧に煙る樹林の風情を楽しみながらルートを行く ヌスビトハギの実 トチバニンジンの実 ガンクビソウを見て 頂上まで1時間40分と記載されている標識のところに出る
 
 標識のところを90度左に折れ 尾根を登って行く 擬木の階段がありロープも設置されている 足場の悪い時は滑りやすいので留意が必要 今日もツルツルではないが注意は必要だ 曲がり角に顔を見せるヤマハッカを見て 階段を登って行く しばらく登りに耐えると階段は一段落し緩やかなルートとなる 階段と穏やかなルートを繰り返しながら登って行く 花は少ないがシロヨメナ ヒヨドリバナに出会う そして3合目の標識に出る
 
 標識の周辺は陽が射し明るい シラヤマギクが咲いていた 標識を少し行くと鎖が設置された場所に出る 後ろから登って来られる方が近づいてくるのがわかったのでルートを譲る この山は初めてですが結構きついですね と言いながら どんどん登って行かれた 鎖は使わなくても登って行ける 岩の上のルート 足を滑らさないよう注意が必要 岩場のルート脇にヤマハッカが顔を見せていた 足場を確保しカメラに収める 鎖のあるところを過ぎると傾斜は緩くなるが粘土質のルートで 特に下山時は留意が必要
 
 傾斜が緩くなり、シシウドが咲いているのを見て樹林を行くと チラチラと草原の山肌が見えてきて ヤマハッカ ホクチアザミ シラヤマギク マルバハギと花が顔を見せ 草原の中のルートとなる そして五合目の標識に出る 標識の先には草原のルートが続き九合目のピークが見える
 
 しばらくは草原の中のルート 次々と顔を見せてくれる花を楽しむ ヤマハッカ ノダケ シラヤマギク オミナエシ オケラ ワレモコウ イヌタデ ヨモギ ヨシノアザミ カワラナデシコ マツムシソウ マルバハギ アキノキリンソウ タムラソウなど見つける事が出来た また マルバタケブキは花が終わった状態で ヤマラッキョウは花芽を膨らませていた ルートを行きながら前方を伺う事が出来る 九合目のピークにガスがかかりピークが見えなくなったり、現れたりする そして 雲居平に出る

 ここから見る山並みは好きな景観だ ピークの右手からガスがかかってきている 先ほどまで隠れていたピークが顔を出した 景観をカメラに収め出発する 相変わらずの草原のルート ツリガネニンジン マツムシソウ カワラナデシコなどが顔を見せる ウメバチソウを探したがまだ早いようだ 
 
 尾根ルートは左にカーブし、正面に九合目のピークが見えてくる この辺りは少し水が溜まりやすく、草が茂っている イタドリ イヌタデ イブキトラノオ ヌスビトハギとこれまでと違った花が顔を出す 湿地を抜けると ヤマハッカ ワレモコウ アキノキリンソウ マツムシソウ タムラソウが顔を出し 七合目に出る
 
 ツリガネニンジン ツルニンジン ノダケを見て ジグザグにつけられたルートを登ってゆく ジグザグのルートは八合目(今はここの標識は無い)まで続く そこからは更に急な斜面となり 鎖やロープが連続的に設置されている 振り返ると登ってきた笹原のなだらかな斜面を展望できる この景観もこの山の魅力の一つだ 急な斜面にキバナアキギリが咲いている 日陰を好む花かと思っていたが このような場所でも咲くのだ ヤマハッカが多く ここでも何か所か出会った
 
 ロープが設置しているルートを登って行くと 九合目に出る ここまで来ると山頂ピークが見えてくる 山頂ピークもガスがかかり 顔を見せたり隠したりしている
 
 ここから山頂までのルートは右手がブナ等の樹林 左は笹原 五合目からは陽射しを遮るところが無く 九合目から山頂までの間に二か所だけある その木陰に入った時の爽やかさが思い出される 今日は陽が出てなく、暑さと爽やかさの違いを体験できないものの やはり空気が違う キンミズヒキ イブキトラノオ ウツギの実 シュロソウの実などを見て山頂に出る
 
 山頂には八合目付近で追い抜いて行かれた方が休んでおられたがすぐにお先にと縦走路を中蒜山に向けて降りてゆかれた 三合目付近で先に行かれた方はおられない 縦走路を行かれたのだろう 山頂からの景観はガスで中蒜山ですら見えない 仕方がない 山頂標識と一緒に記念写真を撮る 麦茶で喉を潤したり 早めの昼食をとったりしていると 中蒜山のガスが動いて ちらっと見る事が出来た
 
 休憩を終え下山する 登ってきたルートを戻る 足元が滑りやすく注意しながら降りる 降りている途中何名もの方とすれ違う 青空が見えてくる 雲居平で撮った山容の写真は登りと違って 青空が広がっていた 今日出会った方は20名を越えた お早いですね もう降りて来られたのですか と挨拶を受けた 駐車場は一杯 登山支度をされている方も見られた



アプローチ
  今日も5時起きで倉敷を出発する まだ暗い 24時間営業のスーパで食事を調達する 倉敷市街地の車載温度は21℃ 倉敷インターチェンジ辺りで20℃ 429吉備路を走り 総社で180を横断するところでは19℃と下がって行く 180を横断してから県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る この辺りから明るくなってくる 足守 加茂川と429を走る 円城加茂川では17℃であった
 
 加茂川から旭川ダムに沿って走り 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを落合へ向かう 落合入口温度20℃(車載温度計より高目に出る)を見て313に合流 落合 久世 勝山 湯原と走って行く 勝山18℃ 湯原19℃を示す 櫃ケ山登山口には車が1台 登山者と思われる方が見られた 湯原手前の長い事工事が行われていた仲間の辺りは工事が終了し、様変わり ぐっと走りやすくなった 昔はどうだったのか 今ならまだGoogleのStreatViewで見る事が出来た
 
 湯原インターチェンジを抜け 温泉街入口を左に見ながら313を走る 幾つかトンネルを抜けると中和村で482と合流する トンネルが出来る前は山越えのルートだった事を懐かしく思い出される この20年の間に随分と走り易くなった 合流して少し走ると道の駅 ふるさとふれあい特産館があるがまだ開いていない 蒜山市街地入口で313と別れ482を直進する 蒜山の温度17℃を見て 下蒜山登山口の案内に従い登山口へ 登山口にはすでに車が2台見られた 登山支度をしている間にも車がやってきた 登山口の車載温度は16℃だった 駐車場正面に建設中だった火葬場は完成し大きな建屋が霧の中に浮かんでいた