六の原駐車場8:01−8:16入口−8:23「牛曳山2.3Km」道標−8:53牛曳滝−9:30牛曳山尾根分岐9:32−9:41分岐−9:49伊良谷山山頂−10:27毛無山山頂10:43−10:55分岐センター2.4Km−11:02分岐−11:07出雲峠−11:39駐車場
今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
登山支度をし、出発する 青空が広がり太陽光線が射し込む ひんやりした気温で陽射しが心地良い 駐車場周辺の木々は黄色く色づいているものもあるが、紅葉には少し早いようだ 毛無山の山肌を伺う事が出来るが、色づきはじめたところ 管理センター正面に紅葉した木があり、青空に映え美しい毛無山を背にして 自動車道を走ってきた方向に歩く ルート脇の花を探す 夜露に濡れている ヨシノアザミ シロヨメナ キツネノボタン アキノタムラソウ イタドリ ススキ イタヤカエデなど見つける事が出来た 橋を渡ると右手に六の原川の渓流を伺う事が出来る 色づいてきた木々が朝陽に映えていた
チェーンがわたしてあり車両通行止の標識がある ここから牛曳山登山道へ向かう チェーンを跨いで砂利道を登る ゲンノショウコが花を咲かせていた その近くにとんがり帽子のようなものがある ゲンノショウコの実のようだ ゲンノショウコの実は面白い形をしているがまだ写真を撮れていない という話を聞いていたので カメラに収めるもののとんがり帽子だけで面白い形にはなっていなかった おまけにピンボケ 見つけるのも大変だし カメラもピンと合わせが大変なようだ
砂利道を登って行く ノコンギクがなんとか花の形を留めていた マイヅルソウの群生地がある 茶色になった葉が一面を覆っていたが実らしいものは見つけられなかった ルート左手に白樺の木がある 1本が斜めに倒れている ここには4本あり楽しめたが倒れた木を含めて3本になってしまった この先にある白樺林でも倒木が見られた 美しい樹が消えて行くのはさびしい
花や実を見つける事無く 牛曳山登山道入口に出る 牛曳山と標識がある そこから左手斜面が白樺林である 自動車道から数分で来れるので入口付近に車を置いて白樺林を見に来られる方がおられる 今日もカメラを持って訪ねておられた 陽射しを受け、木々は輝いている 色づいてきているところも見られる 上を見上げると色づいた葉が青空を背景にして美しい いろいろと方角を変えて景観を楽しみながらジグザグに白樺林を登って行く 白樺林にはカエデの木もあり 白樺が葉を落とす頃 カエデは赤く紅葉し白樺の白とマッチし美しいコントラストを見せてくれる
去りがたい気持ちを振り切ってルートを進む 常緑樹林帯のルートを行く チゴユリの実を幾つも見つける事が出来 コウヤボウキの綿帽子が太陽光線を受け輝いていた 足元に赤い実が散乱していた 見上げるとナナカマドが赤い実をつけていた まだ葉が残っていた
木漏れ日を楽しみながら樹林の中のルートを行く 渓流の音が聞こえてきて、渓流沿いのルートになる この渓流沿いのルートは花が楽しみな場所 しかし季節がら花から実へと移っている ここではモミジハグマ モミジガサ オオカニコウモリと似たような3種類を見る事が出来る 葉に特徴があるので葉を見て判断出来る 今日も出会う事が出来た キバナアキギリ ヒカゲミツバ ミヤマタニソバを見つける
牛曳の滝に出る この辺りに来て周辺を見まわすと黄色く紅葉した木々を認める事が出来る 色づき初めたところで初々しい紅葉だ 多分ブナだろう 黄緑色から黄色へのグラーデーションは好きだ 青空と太陽光線とが美しさを惹き出させてくれる 滝からジグザグに登り滝の上流に出る このジグザグに登って行くルートから見た景観が素晴らしい 下を見て足元を確かめてから上を見て また足元と下を見てたり上や左右の景観を見たりして一歩一歩ルートを行く
渓流に沿ったルートが終わると ブナ樹林帯の中の登りとなる ルート脇にはミヤマヨメナの葉がびっしりで花の時期を思い起こしてくれる 時折紅葉した木が見られるものの紅葉のピークはこれからのようだ 花は少なくキクバヤマボクチとリュウノウギクに出会えた程度 実の方はユキザサ チゴユリ ヤマジノホトトギス オオバギボウシを見つける 赤い実をつけたユキザサは幾つも見つける事が出来た オオバギボウシは実が開き黒い種を認める事が出来た
オオバギボウシのところでルートは右にカーブしすぐに牛曳山山頂に出る 山頂に出る手前にヤマラッキョウが特徴のある紫色の花を咲かせていた 標識には(左)伊良谷山0.6km (右)三井野原3.2km とある 標柱を良く見ると牛曳山1144の記載があるものの山頂らしくない 眺望もルートを通して僅かしか臨めない それでも墨絵のような山並みを伺う事が出来た 標識の右手にコマユミの木が幾つもあるのを知っているので実を探したが見つからなかった
分岐を左に折れ 伊良谷山へ向かう 緩やかにくだり 登り返す コルに相当するところに分岐があり六の原へ下山出来る コマユミ オオナルコユリ ユキザサなどの実 リュウノウギクが咲いているのを見つける 分岐からの登りで メギの赤い実を見つける ワレモコウ リンドウも顔を見せてくれた
伊良谷山山頂に出る 山頂には伊良谷山1149と書いた標識があり 眺望もそこそこ得られるが木々が邪魔をする 毛無山からの眺望と大差が無いので眺望を楽しむのであれば毛無山の方が好ましい 山頂付近でアラゲナツハゼを見つけた記憶があるので探してみたが実のようなものは見つからなかった ただミズナラの実を見つける
すぐに毛無山へ向かう マムシグサが太陽光線を受け赤い色が目立っていた ルートを降り 5分程行くと樹林を抜け見晴らしの良い尾根に出る 振り返って伊良谷山を見て、右手方向にはパノラマが展開する 立烏帽子山・比婆山そして縦走して行く毛無山を伺う事が出来る 毛無山の先には吾妻山 猿政山を認める事が出来る そしてまた樹林の中のルートとなる
緩やかな下りから緩やかに登り返す ユキザサやオオカニコウモリ コアジサイなどを見て 樹林から抜け草原のルートとなり最後の登りを行く タニウツギの実 ツルリンドウの実に似た赤い実を見つけた 比較的太い枝から実をつけており 何だろうと探したがわからなかった この日記を書く為再度写真を調べてみた 細いツルリンドウのつたが枝に絡まっているのがわかった なんだツルリンドウだったのか 写真を拡大してやっとわかった これですっきりした
毛無山山頂に出る いつも賑わっている山頂であるが どなたもいない こんないい天気なのにと不思議な感じ 山頂から縦走してきた山並みを追ったり 立烏帽子山から続く比婆山 吾妻山や猿政山の景観を楽しむ また 花を探して山頂広場を散策する 花は少なかったがアキノキリンソウ リンドウ ヤマラッキョウを見つける また カシワの実を見つけた ススキの中に立って 立烏帽子山を背に記念写真をとり下山する
下山はいつものように出雲峠のお花畑を経由する とんとんとテンポ良く下りのルートを降り 分岐を二つ過ぎ 出雲峠のお花畑に出る ウメバチソウに出会えないかと期待を持って お花畑はススキの原 ウメバチソウの白い花が星のようにあちらこちで咲いている様子をイメージしていたので、随分と様子を異にしており 落胆する マツムシソウの花はもう見られない 種をつけた形で残っている まだ残っているウメバチソウは と ウロウロと探しまわる そして六つ程固まって咲いているのを見つける 出会えてよかった ヤマラッキョウも見つけたが花の勢いは無かった
ウメバチソウに出会えたのを喜び 出雲峠を後にする 六の原へのルートは幅広の遊歩道のようなルート キクバヤマボクチが幾つも顔を出しているのをチラチラと見ながらテンポ良く降りて行く 六の原でマユミ ナナカマド ナツツバキ クリなどの実を確認し車のところへ 車載温度を確認すると18℃だった
今日も早く起床し、まだ暗い中倉敷をスタートする 倉敷の気温20℃ 県道24を行き伯備線の踏切を抜ける 良く知っているルートだが暗くて周辺が見えない 道路の中央線を頼りに走る 情報が得られないとどこを走っているのだろうかと不安になる 確認出来るスポットが見つかるとほっとする 高梁川沿いを走り川辺橋 総社大橋と抜けて行くと、次第に明るくなって周辺の景観が見えてくる 豪渓泰橋17℃を確認し180号へ左折し、北上する 高梁 井倉 新見と走って行く ガスが出ているのか青空は見えない 井倉 新見ともに16℃ 新見インターを過ぎ三叉路を左にとり182を行く 新見トンネルを抜けると、東条までは田園地帯のおだやかなドライブを楽しめる 東条から314に乗り 今度は山間のルートを走る 道路は整備されており走り易い 小奴可市街に入ると正面に猫山が見える この辺りから青空を見る事が出来一安心する 確か山陰地方は気圧の関係で雲が出やすいと報じていた 猫山を見送り314を行く 分水嶺を抜け 備後落合で183と合流する 備後落合11℃ 少しの距離183と一緒になるがすぐに別れ、314へ右折し北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると県民の森 六の原駐車場に出る まだ車は少ない 車載温度計で13℃