泉山 中林コース



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り155分(天の川コース) 下り92分(流れ星コース)   岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2016/11/12 ガイドブック  F写真 動画

駐車位置7:43−7:45分岐−7:57分岐−8:12火の滝8:16−8:22ロープ−8:30渓流渡る−8:37分岐−8:41十六夜の滝−渡る−渡る−9:29休憩小屋−9:40井水山9:48−9:55Bコース分岐−10:12_1198mピーク−10:30山頂10:37−10:53_1198mピーク−11:04中林コース分岐−11:41分岐−11:48分岐−11:58ニの滝12:01−12:17中林の滝12:24−12:29駐車場

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)中林口ルートを訪る

 登山支度をする 見上げると色づいた木々が太陽光線を受け輝いていた ウインドウブレーカーはリュックにしまって出発する
 
 中林口登山ではこれまで中林の滝に先に寄ってから天の川コースを登っていたが 今日は帰路に中林の滝に寄っても午前中に降りれるだろう(午後になると滝が山陰に入ってしまう)
 
 橋を渡ってすぐのところに天の川コースと書いてある標識に従い渓流沿いのルートを登る これまで何回もここを訪ねているがこの部分を歩くのは初めてだ 足元が悪く歩き難い ルート脇にヒカゲミツバ マムシグサがあるのを見ながら行くと ちょっとした滝がある ここがこのルートのポイントのようだ 滝を見ながらジグザグに登り 上のルートと合流する
 
 ルートは樹林の中を登ってゆき渓流からは少し遠ざかる 分岐に出る 直登ルートとの分岐だ 標識があったのが壊れていて火の滝方面を示す矢印しか見えない 知っているので火の滝方面へ向かう 石がゴロゴロして歩き難い ルートも判別しにくいところがある 一度渓流に近づき 岩がゴロゴロしているところから右手方向(渓流から離れる方向)にルートを見つけ 巻くようにして登って行く シロヨメナが花を残していた アカソが特徴のある実をつけている 上を見ると紅葉した木々を伺う事が出来る
 
 ルート脇に鎖が設置されている 丸太の橋から足を滑らさないようにする為に設置されたのだろうか? 倒木がルートにかかっている 2年前もこのようだったと思い出す 倒木を潜ったり跨いだりして抜けると そこに火の滝(落差30m)が出迎えてくれる 滝と言っても水の流れは少ない 岩肌に沿って幾つもの細い流れが出来ている 下から見上げて行く 滝口周辺の紅葉がいい 紅葉した木々が太陽光線を受け輝いている どう表現したら良いか難しい 写真を掲載しているので見て頂けると幸い(こちらです)
 
 滝を右手にルートを登って行く 紅葉した木々の中に入って行く 太陽光線への向きによって色彩が変化する ジグザグにルートを登る 向きが変わると景観の趣も異なる 滝の方向を見たり 上を見たり 後ろを見たり 木々の彩を楽しむ ルートはロープの設置しているところに出る ロープを使うと楽だ 景観を楽しむ余裕も出る 転落防止の為のロープもあったり 登攀を支援するものもあり 幾つも設置されている 左手が山 右手が谷 谷の方が全体が色づいているものの写真に撮ろうとするとポイントが無い 見上げた山の景観の方は樹林と紅葉した葉と空の青さと写真材料が揃っている これまで、このルートを抜ける時 足元に注意がとられ山の方を見上げた記憶がない こちらもなかなかのものだ 足元にツルシキミ ヤブコウジが実をつけているのを見つける 足元も忘れてはいない
 
 鎖を使って渓流に向けて降りる 鎖と言っても1m少々の短いものだが足場が無いので助かる 渓流を跨ぎ また対岸を登る この辺りに来ると落葉が多い 紅葉のピークは少し過ぎたようだ 記憶にあるものとの差はあるもののまだまだ見事に色づいた木々があり楽しむ事が出来る 渓流を左に見て登って行く 分岐があり、分岐をのぞき岩と書いている方向に直進する
 
 渓流に沿って登って行く 途中何回か跨ぐ 十六夜の滝と書いた標識がある 幾つか小さな滝を右手方向に認める事が出来る 公式には名前が無いそうだ、津山高校山岳部のメンバーが命名したものが伝わっているとの事 滝より名前がいい 花は店じまい モミジガサの綿毛が陽射しを受け輝いていた 分岐から渓流に沿って20分程登ると ルートは渓流と別れ 樹林の中のルートになる 落葉している木々が多い カエデはまだ色づいた葉を残していた これも秋の景色だなとカメラに収めながら登って行く
 
 休憩小屋があった場所に出る 標識があり 小屋があったところにブロックが幾つか残っている 倒壊した小屋の木材は別のところに整理されていた(前回訪ねた2014/11/4にはまだ建っていた その後倒壊した様子をネットで見た)ここからは那岐山の方角を伺う事が出来る もやいだ状況だが山並みを確認する事が出来た 小屋跡を後にしてルートを登る 左手が常緑樹林帯で右は笹原 10分程登ると井水山山頂に出る
 
 リュックを降ろし麦茶休憩をとる 今日はここで記念写真を撮ろうと那岐山を背にカメラに収まる そうしていたら泉山縦走路の方から男性が登って来られ挨拶を交わす 傘菅峠から登って来られた由 Cコースを降りられると伺う お先にと声をかけ泉山へ向かう
 
 ここからの縦走路は景観もいいし、シーズンには花が楽しみ 今日もアセビ リンドウ カワラナデシコ アキノキリンソウ ゴマナの綿毛 ウツギ タニウツギなどに出会う事が出来た リンドウは多く あちらこちらで花を咲かせていた そして泉山山頂に出る
 
 山頂にはどなたもおられない 麦茶で喉を潤し 360度の景観を楽しむ 大山も確認する事が出来た また サラサドウダンのところ(傘菅峠ルート降り口)に行き実をつけているのを確認する 一息入れて二の滝 中林の滝に向け下山する
 
 下山は登ってきた尾根ルートをBコース分岐手前の分岐まで戻り ヒュッテ方向へ向かう 笹が切り払われ整備されていた すぐに分岐がありヒュッテと反対側の大町・中林方向の案内に従う 枯れ葉が幾重にも積もっている カサカサと秋の音を楽しみながらルートを降りて行く 降りて行くと次第に色づいた木々が増えてくる ピークは過ぎているとはいうもののまだまだ楽しめる これと思うところで立ち止まり 見上げてアングルを決める 何枚もカメラに収める
 
 ルートは常緑樹林帯に入る 擬木の階段を足元を注意しながら降りる 最近は階段をトントンと降りれなくなってきた バランスをとる弾力性に欠けてきているように思う 足場が良くトントンと降りれるところがあると、ここなら大丈夫と一人で喜ぶ 常緑樹林帯を抜けたところに分岐があり分岐を左へ向かう
 
 ところどころに紅葉した木々を伺う事が出来る ルートを追いながら降りてゆくと もう一つ分岐があり二の滝に向け直進するようにしてルートを行く 分岐を10分程行くと二の滝(落差20m)に出る
 
 出たところは滝の落下位置 下から見上げるようにして滝を見る こちらも滝口の紅葉がいい 火の滝より滝の幅が狭く 二筋水しぶきをあげ落下している様子を伺う事が出来 水流も楽しめる
 
 二の滝を後に 渓流に沿って降りて行く 紅葉した木々を楽しみながら降りる ヒカゲミツバが実をつけていた そして中林の滝(落差30m)に出る 渓流にかかる橋を渡り石垣に沿って登って行くと中林の滝と書いた標識のあるところに出る こちらも滝口の紅葉を楽しむ事が出来る 太陽の陽射しを受け輝いていた
 
 好天に恵まれ、紅葉と滝を楽しむ事が出来た 駐車場には3台車が増えていた いずれも岡山ナンバーだ 擬木の階段のある常緑樹林帯を降りている時に熊避けのベルのような音が聞こえた気がしたが出会えなかった 地図を見ると天の川コースと近い そちらのコースを登っておられたのだろう



アプローチ
 今日も暗い内に倉敷を出発車載温度計で7℃ 429吉備路を行き県道271を経由して足守の手前で429に再度乗る 足守では5℃と更に下がる 足守を過ぎ加茂川へ向かう 吉備中央町ではいつものようにガスが出ていたが車の運転に支障をきたすものでは無かった かもがわ道の駅で一休み温度は3℃ 空気が冷たく感じる 道の駅を出てまた429を走る 小森温泉 旭川 旭町と過ぎて行く 休み乢トンネルを抜ける ガスは見られるもののたなびくガスの上に山並みを追う事が出来る トンネルを下り最初の信号を左折 県道159を経由して久米へ 久米で181に乗り院庄へ 院庄で179に乗り北上する 沿道の温度表示は3℃ 青空が見えてきて太陽の陽が射し込んでくる 香々美川手前の信号を右折し県道392に乗り 川沿いを越畑へ向けて走る 道路が狭くなってから間もなく大きな泉山登山案内板が左側にある 案内板のところを左折する 民家を過ぎると砂利道とおもいきや舗装されている しかし一部でその先は砂利道 霧が濃かったら走るのは怖そうだなと思いながら車を走らす 狭い箇所があるので対向車が来たらどうしようかと心配しながら走る 無事登山口の駐車場に 車載温度計で6℃