駐車場所9:04−9:08登山口1−9:16水槽−9:21標識2−9:30林道−9:37標識3−10:07五合目10:18−10:37六合目−10:54七合目−10:59分岐−11:14八合目−11:26九合目−11:49山頂12:14−12:36標識1−13:20標識2−13:42林道標識3−13:57分岐−14:12登山口1−14:15駐車場所
今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる登山支度をする 数日前に蒜山で積雪があった旨報道があった 櫃ヶ山にも雪がある可能性が高い 雪の支度としてスパッツを履き アイゼンを準備する 帽子や雪用の手袋も準備する スパッツを履くのは何年振りだろうか どうやって履いたかもう記憶が無い あれこれと難航する 記録を見ると 駐車場に駐車してから出発まで20分も要した 途中で着装するのは諦めようかと思ったほど
なんとか準備を整え出発する 旭川を挟んで対岸に民家があり その家の屋根には雪が残っているのが見られる ここでも雪が降ったようだ 櫃ヶ山登山口と書いた大きな看板を見て、自動車道を登って行く 流石、花や実は見つからない 櫃ヶ山登山道1の標識から登山道に入って行く
早速ルート脇に雪が見られる 畑の中のルートを行く チャノキが実をつけている ヘクソカズラを見つけた露によるのかしっとりとした色合いを見せてくれる フユイチゴも顔を見せてくれる 実はわずかしか残っていないものの赤い実を確認出来る ルートには雪が残っていたり 無かったり 登山道2の標識を見てルートを行く 林道に出る手前に倒木がありそこを潜って抜ける 確か昨年もこの倒木はあった ルート脇に赤いものがちらっと見えた アオキの実だった そして斜面を登り林道に出る
林道を斜めに横切る 霧が深く、林道から見える筈の国道沿いの民家は全く見えない 樹林の中ではこれほどとは思っていなかった 霧の濃さに随分変化がある
林道から入る数メートルの区間は陽射しが得られる為か花や実が見られる フユイチゴが赤い実をつけヘクソカズラも見つけられた 今度はアオキが群生している まだ色づいていないものや赤くなった実などを見つける事が出来た 同じ房というのか一つの塊に色違いの実をつけていた
おや! ルートが明るくなってきた 上を見上げると今まではガスに覆われていたものが薄れ その先に青空が見えてきた そして陽が射してきた 丁度登山道3の標識のところ そこにはヤブコウジが幾つも赤い実をつけており 太陽の陽射しを受け輝いていた また 周辺のガスの一部が晴れて行き 青空と山並みとガスが作る幻想的な景観を見る事が出来 喜ぶ
積もった雪に埋もれるようにしてヤブコウジが赤い実をつけていた 太陽の陽射しを受け嬉しそうだった 幻像的な霧の世界がまだ残っている カエデドコロの背景にその景観が そしてキヅタだ いつも顔を見せてくれるので、ああ また会えたねと挨拶する 今度は太陽光線の散乱光が見える いわゆるチンダル現象だ 思いがけない自然のプレゼントに感謝する
ルートを登って行く 振り返ると山頂が樹間に伺える 倒木がある 昨年もあったように記憶する 潜って抜けられるようルートがついている 倒木を抜け 少し登ったところでフユイチゴが顔を見せる 随分と勢力範囲が広い ルートは雪に覆われている 時々足が滑る 地面をキックして足元を固め登って行く 五合目のところでアイゼンを履こう
五合目に出る 左前方に山頂が見える 振り返ると雲海の広がりを見る事が出来る 雲海は旭川に沿って高度の低いところを埋めているようだ リュックを降ろしアイゼンを履く ここでも久しぶりの着装 どうだったかあれこれやってなんとか着装する どうやら10分程かかったようだ
アイゼンを履き、足元が確保出来たかと思いきや アイゼンに雪玉が着く べたついた雪でこれも結構つらい 日陰に入ると雪質が良くなり歩きも楽になる 雪の上を足跡を残して歩くのは実に久々 櫃ケ山の雪山で7合目でギブアップした事もある 登れるところまで登ってみようと登って行く
五合目から六合目に向けての登りが一番急なところ 雪玉も着くので、山肌を蹴り足元を確保しながら一歩一歩登って行く 振り返ると雲海を眼下に楽しめる 不安定な姿勢をなんとか保ちながらカメラに収める 登りに耐え登ってゆくと、六合目の標識が見えてきて、傾斜も緩くなり、一息入れられる 六合目から登ってきたルートを振り返ると、ルートは傾斜が強く望めない、しかし その先に雲海が広がる 登山の途中で撮った写真と比べるとずっと見応えがある 尤も、登山途中の写真は、フレーミングをする余裕が無かったので致し方ない
ルートを行く 右手に冠雪した蒜山三座が見えてくる 積雪はくるぶし辺り 吹き溜まりになっているのか膝頭近くまで埋もれるところもある 吹き溜まり部分は数メートルと短い距離であった 岩がごろごろしたところに出る 伝熱が良い為だろうか岩は頭を出し 雪は少ない 難なく抜ける 抜けたところにノイバラが群生している ノイバラの実を幾つも見つける事が出来た そして七合目に出る
雪に覆われた山肌はまた一味違う 笹の葉がところどころ頭を出している 太陽の陽射しを受け 木立が影を雪面に映している おや? 小鳥の鳴き声が聞こえる まだ山にいるようだ 七合目から少し登ると 天狗の森への分岐に出る 今日は直登としよう 分岐をそのまま直進する 少し登ったところで左にカーブし山を巻く カーブする位置にヒサカキが数本あり実と花芽とをつけていた ルートはほぼ平坦 低い灌木の中のルート 時には雪の重さで傾いている木の下を抜ける 落雪を受けないよう注意しながら抜けて行く 灌木の雪はほとんど溶けており時々ぽたぽたと落ちる水があたる程度だった そして八合目に出る
八合目の標識はこちらから登ると背面になっており 天狗の森経由で来ると正面に見える すなわち合流点となっている 天狗の森からのルートを一瞥しルートを登る 相変わらずアイゼンに付着する雪玉に悩ませられながら一歩一歩登って行く 九合目に出ると視界が開け右手方向に蒜山三座が見えてくる そしてまた樹林の中のルートとなり、樹林を抜けると山頂が見えてきて そして山頂に出る
山頂からは冠雪した大山ならびに蒜山三座に繋がる山並みが見える また湯原方面も伺う事が出来る もう雲海は消えて見えない 大山を背に記念写真を撮る そうして休んでいると人声が聞こえてきて6名のグループが登って来られた 挨拶を交わし話を伺うと 職場のグループで櫃ケ山は初めて 雪があるとは思っていなかった 足跡が無かったら登らなかったかも知れない と話しておられた 私の足跡が役に立ったようだ 下山のルートも尋ねられた あそこを下るのはと 六合目からの下りを心配されていた 周遊ルートを私は降りるとルートを説明した 皆さんの集合写真はどうですかとシャッターを押してあげる 私も一枚撮らせて頂きYouTubeに掲載する許可を頂く
山頂は風も無く 太陽光線が降り注ぎ暖かい 若者達は上半身裸になって 汗をかいたシャツを着替えたりしていた 私は食事を終え お先にと声をかけ周遊ルートへ降りて行く
周遊ルートは星山への縦走路を行く こちらの方は登ってきたルートより雪が深い 深いと言っても幾分多めで 吹き溜まりに相当するところは膝頭近くだった 登る部分は少ないのでつらく無いものの雪玉が出来難航した 昨年12月に訪ねた時ヤマナシを見つけた 期待して探したが見つからなかった ヤマウルシ リョウブ タニウツギを見つけた そうそう この尾根からは大山ならびに蒜山三座が良く見える 山頂ではカラマツの木が視界を邪魔したがここでは邪魔するものは無い 左手前方に星山と縦走路を見て 目を右に移すと大山が見える 軽いアップダウンを行き下山道1の標識から尾根と分かれ下山して行く
相変わらず雪道 雪玉と戦いながら降りて行く ずるずるずると左足がとられ ストックと右足で耐える アキレスに力がかかりしばらくきつかったがなんとか治まる 下山道2の標識まで降りるとあとは渓流沿いの緩やかなルートとなる 雪は下山道2までは積もっていた その後はあったり無かったり 下山道2のところでアイゼンを脱ぐ 雪玉には悩まされなくなったが、滑りやすい 歩くスピードも大分制限される 登山記録を見ると下山に2時間要した 昨年と比べ50分程時間がかかった
薄暗い中倉敷を出発車載温度1℃と大分冷えてきた 429吉備路を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 温度表示は0℃ 次第に明るくなってくる 吉備中央町に入ると霧が出てくる 車窓から見えてくる畑には霜が降りているようで白っぽい 温度表示は-2℃ 車の暖房は26℃に設定しているが どこからか冷たい風を感じる 加茂川の街並みに入ると温度は少し上昇 円成かもがわ道の駅では0℃であった 道の駅から小森温泉 旭川と抜けて行く 今日は旭川の水位は大分高めで堰堤の樹木が水没している様子が伺えた 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走り落合へ 落合入口1℃ 落合で313に乗り 久世 勝山とこれまた旭川に沿って走る 落合でもガスが出ており 久世を過ぎても青空は現れなかった 勝山1℃を確認し313をそのまま北上する 真賀温泉 足温泉を過ぎ 登山口の駐車場へ 相変わらずガスが出ており国道から山頂の様子は伺えなかった 登山口の温度0℃ 駐車場には駐車している車は無かった