毛無山



標高 1218m    難易度 ☆☆     登り83分 下り84分(白馬山経由)  岡山県
倉敷からの距離   114Km        登頂日 2017/11/12 ガイドブック  F写真 動画

駐車場8:39−8:52登山道入口−8:55三合目−9:05四合目−9:10五合目−9:16六合目−9:25七合目−9:38八合目−9:53九合目−10:02山頂_1218m10:13−10:17九合目−10:24俣野分岐−10:54白馬山_1060m−11:33林道−11:37駐車場

登山
 今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 先日兄弟から喜寿の祝いとオレンジ色のパーカとゴールドのベスト(モンベル製)を頂いた 山では目立つものがいいとの事 オレンジ色のものはこれまで着た事が無く 少し恥ずかしいところもあったが、一度は着ないとと早速着る 気温6℃と少し低いがパーカだけでOK フードが付いており 首までジッパーを上げる事が出来 この部分を調整するだけで快適 パーカだけで充分暖がとれベストまで着なかった ベストは自宅での寒さ対策としよう
 
 この時期となると紅葉も終わりに近づいているものの駐車場周辺の木々はまだ色が残っている 園地にはナナカマド ムラサキシキブの実を見つけたが 花はすっかり冬支度 秋色の山肌を見ながら山の家を過ぎる
 
 山の家の入口に標高680mの標識がある 毛無山は1218mの標高なので 標高差538mとなる 山の家を過ぎ 樹林帯に入る数十メートルはシーズンには花が多く 幾つもの花に出会う事が出来るのだが、今日はウバユリの実がある程度 淋しいものの仕方が無い
 
 樹林帯に入る 右手に渓流を見ながらルートを行く ここでも花は見られない マムシグサが赤い実をつけているのを見つけただけ 舗装道路から土のルートになる 土のルートには土砂が入れられ整備された模様 車の轍は無くなっている
 
 案内表示板のところから登山道となり 道幅が狭くなる 旭川源流の碑は危うく見逃しそうになった 数歩通り過ぎて 確かこの辺りと戻って確認 周辺の樹木と同化し目立たない 意識していないと見落とす可能性が大きい
 
 少し行くと三合目の標柱がある 新しい標柱が古いものと並ぶようにして設置されている その後九合目まで新しい標柱が設置され 古いものも見られた 古いものは朽ちているものもあるが撤去されずに木の股だとかに残されていた 長い年月ルートを見守り続けて来られお疲れ様でした 新しいものが次を担っていくでしょうから 安心ください と 変な感傷を感じる
 
 三合目から暫くは渓流沿いのルート キバナアキギリの実をつけたもの オオカニコウモリがまだ花の形を残しているものを見て 渓流を跨ぎルートを登る ここにはモミジハグマが綿毛のような実をつけているものが見られた そしてここからは渓流と別れ、ブナ樹林の中のルートとなる
 
 ツルリンドウの実だ 赤い実を幾つもつけている 丁度木漏れ日が射し込み目立つ 花や実が少ないなかでこうしたお出迎えを受けるのは嬉しい 少し登ると 四合目 その先に 毛無大岩があり その脇を抜けて行く 今度は五合目の標柱 旧来の設置場所はルートから少し入った笹の中で、笹が茂っているとしばしば見落とした 新しいものはルート際と見やすい位置に設置されている これなら見落とす確率は少なくなる
 
 陽が射し込み明るくなる 明るくなると色が鮮やかになる 黄色く色づいた葉をまだ残している 見上げると青空を背景にいい色合いだ 美しい景観を楽しみながら登ると六合目に出る
 
 六合目付近は水が出るのでシーズンには花を楽しめるのだが、今は何も無く素通り すぐに六合大杉があり そこを過ぎると 山肌をトラバースするように進み 左にカーブして再度登り始めると七合目に出る 七合目の古い標柱は朽ちているのは知っていたが、新しい標柱の近くに無い なんと、標柱手前の樹の股に置かれていた
 
 七合目からの登りの間は陽射しが隠れ、ぼんやりとした景観であったが 八合目辺りからまた陽が射し明るくなる どちらもブナ樹林の中のルート 木々はすっかり葉を落としてしまっているが ブナの白っぽい樹皮が明るく写っているのと、そうでないのとでは大分雰囲気が異なる 樹間に山頂ピークが見えるようになり休憩小屋がある九合目に出る
 
 休憩小屋にはどなたもおられないようだ 小屋の脇を抜けて行く 赤い実を見つける ツルアリドウシだ ツルアリドウシの葉はまだ青々している ブナ樹林の中を登る ルートが右にカーブして樹林を抜けだす 笹原のルートとなり視界が開け周辺の山並みを伺う事が出来る 高度をあげるにつれ、大山に繋がる山並みの見える範囲が広がり 山頂に出ると 大山が見えるようになる この変化は何度登っても楽しめる
 
 そして山頂に出る 山頂にはどなたもいない 大山はガスがかかり山頂が隠れているが 烏ケ山等他の山並みは見える オレンジのパーカを着た様子をカメラに撮る 山頂にある温度計をみたら3℃を示していた 風は無く パーカのみでも寒さは感じなかった
 
 賑やかな声がして、団体さんが登って来られた 蒜山タクシーを利用して来られたメンバー 蒜山ガイドクラブとの事 今日は朝鍋鷲ケ山まで縦走すると話しておられた
 
 お先にと声をかけ山頂を後にする 下山は白馬山を経由するルート 5月はカタクリが咲く尾根ルートだが タニウツギ ツルリンドウ ツルアリドウシの実を見つけただけ でもブナ樹林の景観を楽しむ事が出来る 途中何名もの方とすれ違う 私とは逆のルートなのだろう
 
 白馬山で大山と別れ 登山口に向けて降りて行く このルートには合目の標識が無いのでどの位置か表現しずらいが 色づいている木々を伺う事が出来た 駐車場には空いている場所がわからないほど駐車しており 少し離れたキャンプ場の駐車場にも駐車していた 



アプローチ
 ほぼ1ケ月振りの山登り 10月は雨が多かった 晴れだったら山に行こうと考えていた日はことごとく雨だった 今月になって青空が見える日が多くなった 日の出が遅くなるにつれ出発も遅くなってきた 薄っすらと明るくなる頃倉敷を出発 8℃と大分下がってきた いつものように吉備路429を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩 気温は6℃ 今日はガスは見られない 道の駅を出て 429を走り 小森温泉 旭川ダムを抜ける 旭町で県道30へ左折し 旭川に沿って県道を行き落合に出る 落合は8℃ 落合で313に乗り 久世 勝山と走る 市街地の中ではあるが車の流れはスムーズ 勝山で313と別れ181へ直進する 新庄川に沿って 美甘 新庄と走る 181のドライブは竜宮岩など景勝地があり楽しい 美甘7℃ 新庄6℃と表示されていた 道の駅を過ぎて 毛無山登山口の案内に従い県道58へ右折 桜並木のところで標識に従い左折 雄滝への道路が工事の為通行止め、迂回路を回り 毛無山登山口駐車場に 8時を少し過ぎた時間であったが駐車場にはすでに4台駐車 登山支度をしている間にも車が来た 蒜山タクシーと書いた中型のマイクロバスで団体もやって来られた 登山口6℃