金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り113分(怒塚山経由) 下り101分(みつがしわ新道・城山経由)  岡山県
倉敷からの距離   25Km        登頂日 2018/04/03   ガイドブック   F写真 動画

駐車場所9:33−9:39鉄塔#39−9:52鉄塔#38−10:01鉄塔#37−10:12お花畑10:13−10:18鉄塔#36−10:22標識−10:29怒塚山山頂10:33−10:50鉄塔#127−10:56分岐三角点−分岐−11:12金比羅宮跡−11:13分岐−11:19道路−11:31金甲山山頂11:33−11:44みつがしわ新道分岐−12:09誠徳院−12:11奥池−12:27コバノミツバツツジ12:34−12:44鉄塔#129分岐−12;55中池登山口−13:21駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 駐車場の斜面にタネツケバナ ウシハコベ ヒメオドリコソウ ノボロギクが咲いているのを見て登山道に入って行く 竹藪を抜け 民家の裏手に出る セイヨウタンポポ オドリコソウ オオイヌノフグリ そして桜が花を咲かせている 今度はウマノアシガタが花芽を膨らませている シキミの木が花を咲かせていた
 
 鉄塔#39に出る ヒメウズ セントウソウが顔を出す ウラシマソウの特徴のある葉が頭を出し花なのだろうかひげのようなものを伸ばしている 鉄塔#39を後にルートを行く 竹藪や樹林を行き 渓流の流れがあるところに近づく セントウソウ ウシハコベが顔を見せる ウグイスの鳴き声が聞こえてくる いつもの場所にニリンソウが咲いていた
 
 鉄塔#38 #37と登って行くゼンマイ ヒメウズ ウラシマソウ コバノミツバツツジ ウグイスカグラに出会う ウグイスカグラは幾つも小さな花を咲かせていた 写真泣かせの花でなかなかピンとの合った写真が撮れない 今回も何枚かトライしたが何とか観られるのは1枚 鉄塔#37を過ぎると 期待しているヒトリシズカを探しながらルートを行く セントウソウやウラシマソウに混じってヒトリシズカが顔を見せる 喜んでカメラに収める
 
 そして、お花畑と呼んでいる広場に出る ここにもヒトリシズカを見つける 藪化が進んでいる為か花は少ない アングルの階段を登る 昨年はここでヒトリシズカに出会えたが今年は見られない アングルの階段を登って行くと ヒヨドリジョウゴが群生している斜面に出る しかし、実を見つける事は出来なかった カンスゲが花を咲かせていた そして鉄塔#36に出る

 鉄塔を過ぎて数歩歩いた右手にウグイスカグラの木があり、幾つも花を咲かせていた 花を楽しんでルートを行く 昨年の記録に 怒塚山山頂を示す標識を支えていた棒が倒れ、切り株に支えられるようにして設置されていた と書いていたが しっかり設置されていた メンテナンスして頂けありがたい ジャノヒゲの葉が幾つもあるものの実は見つけられず怒塚山山頂に出る
 
 怒塚山山頂に出る どなたもおられない 眺望もぼんやりしている ふと上を見上げると青空を背景にコナラが花を咲かせていた 城山方面のザイフリボクが気になる その方向に眼をやったが それらしいものはわからなかった コバノミツバツツジが花を咲かせていたので寄ってみたいと思う
 
 怒塚山を後に金甲山へ向かう ホタルカズラに出会えないか期待しながらルートを行くがまだ早いのか出会えなかった しかしルート脇は新芽が顔を出し、春の装いを感じる事が出来た 鉄塔#127に出る 振り返ると怒塚山の山肌を伺う事が出来る
 
 ルートを行く いつものところにキヅタの実が残っているのを見て進むと中池ルートと合流する ここではミツバアケビが楽しみだ 期待通り花を咲かせている 房状の雄花と花弁状の萼片が3個ある雌花が咲いていた
 
 樹林の中の緩やかな登りを行く やがて金毘羅宮の石の鳥居に出る ルートを道なりに左へ向かうとすぐに分岐があり 分岐を金甲山へとる 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道を予定している
 
 分岐を登って行くと自動車道に出る 道路脇の野辺の花を探すが ウシハコベ セイヨウカラシナ セイヨウタンポポ程度でまだ少ない アケビは幾つも咲いていた キヅタを見て電波塔の脇を行く オオイヌノフグリ ヒメウズ ウシハコベ ホトケノザに混ざって ヒトリシズカが咲いていた 思いがけないところでヒトリシズカに出会う また ウラシマソウも顔を見せていた 金甲山と書いた標識があり足元を見ると花が咲いている 調べたところカラクサケマンらしい
 
 山頂展望台へ向かう ミツマタはピークを過ぎ勢いが無い ツルニチニチソウが咲いているのを見て屋上に出る そこに三角点がある 桜が咲き青空を背に美しいものの瀬戸内海の遠望はぼんやり 景観を一瞥して下山 金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
 
 樹林の中のルート 谷を左にして巻いて行く おや!足元にヤブツバキの花 周辺を見るとヤブツバキが咲いている 今まで気づかなかった 前方が明るくなる 樹林から抜けし、陽が射し花が期待されたが、まだだった ルートは左にカーブしまっすぐ下って行く ルートの先に城山が見える 山肌に赤紫の固まりを認める事は出来たが白いものは認められなかった 地蔵尊と標識がある石仏を見て ルートを降りて行く ナガバモミジイチゴ スズシロソウを見つけながら降りて行くと誠徳院に出る 奥池を背景に桜が見事に咲いていた
 
 誠徳院からは遊歩道となる 右手に奥池を見てルートを行く 奥池の堰堤の角に城山と書いた小さな標識を確認して、堰堤を歩いて行く 城山の方向にコバノミツバツツジと思われる赤紫色の固まりを認める事が出来る 足元にはミツバツチグリが顔を見せてくれた 
 
 堰堤の端に流出口があり池の水が流れている そこを渡渉して対岸にあがる 段差があり超えるのに苦労した これまではそんな記憶が残るような事もなかったが、身体の弾力性が損なわれているようだ もっとルートがはっきりしていたように思うが、ルートらしいところを追ってゆく 見覚えのあるコバノミツバツツジの中に誘導してくれて一安心する このルートはあまり利用されていないのかも知れない 
 
 コバノミツバツツジを見ながらルートを行くと尾根に出る 前方の山肌を伺う事が出来る 赤紫色の固まりをところどころに確認出来たがザイフリボクの白い固まりは認められなかった 尾根を左へ登って行くとコバノミツバツツジが次から次と出迎えてくれる 今日はここで記念写真を撮る
 
 コバノミツバツツジを見ながらルートを行く ザイフリボクの木だと思うがまだ花をつけていない ネジキ オオバヤシャブシの実を見て 記念写真を撮った記憶のあるザイフリボクのところに出る そこで花芽と咲き出した花とを見る事が出来た 花に出会えて何よりだった
 
 ルートを行くと 鉄塔#129とその先に城山が見える 城山には寄らず鉄塔#129分岐から下山する
 
 鉄塔#128の案内に従い降りて行く 途中分岐があるがそこでは鉄塔#128の方向に行かず直進する すぐに中池の裏手に出 ここでもコバノミツバツツジを楽しめる 池を背景に花々が輝いている 池に沿って右手方向に進むと堰堤の端に出る 奥池と同様 流出口を渡渉し堰堤に登り 堰堤を行くと 中池登山口に出る 正面には怒塚山が見える
 
 ここからはいつものコース 野辺の花を楽しみながらルートを行く オナモミ アケビ カラスノエンドウ セイヨウタンポポ オオイヌノフグリ ナズナ ウシハコベ スギナ シロバナタンポポ ハマダイコン オニノゲシなどを見て駐車場に



アプローチ
 陽射しを受けながら倉敷を出発 車載温度は17℃ 倉敷川に沿って県道22を行く 藤戸寺を右に見て次の三叉路を左へ進む 植松駅を抜け 県道21に出る 玉野方面へ右折し県道22を行く サウスビレッジを左に見て田園地帯を走る 周辺に金甲山などの山並みを伺える筈だが春霞の為か見えない 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行く 橋を渡ってすぐの信号を左折、ここまくると、正面に怒塚山から金甲山につながる尾根をうかがえる 県道45を左折、左手に児島湖を見て走る マルナカ郡店を過ぎて郡の交差点脇の駐車スペースに置かせて戴く 駐車場はまだどなたもいない 車載温度17℃