駐車場6:52−7:15登山道入口−7:20三合目−7:31四合目−7:37五合目−六合目−7:55七合目−8:10八合目−8:27九合目−8:39山頂_1218m8:48−8:56九合目−9:06俣野分岐−9:43白馬山_1060m−10:13林道−10:17駐車場
今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる登山支度をして出発する 気温16℃は気持がいい 真っ青な空 小鳥の鳴き声もすがすがしい 駐車場入り口にあるナナカマド*(*は実を示す) ほんのりと色づいてきた 青空を背景に引き立つ シモツケ ツリバナ ウド リョウブなどを見つける 園地にムラサキシキブがあった筈と探しながら歩いたがそれらしい花芽を見つける事は出来なかった 毛無山の家 標高680メートルと書いた標柱を過ぎる
標柱から舗装道路を行く 両脇に渓流が流れシーズンには花が期待されるところ 今日はアカソ シシウド ウバユリ*に出会えただけだった そして樹林帯の中に入って行く
樹林特有の静けさと爽やかさが迎えてくれる ヒカゲミツバが咲いている あちらにもこちらにも ヌスビトハギ ミヤマイラクサ ダイコンソウ ミズヒキ ヤマアジサイ ヤブマオ フシグロセンノウ シシウド テンニンソウの花芽 イタドリ キバナアキギリの花芽 ウツギ* ツリフネソウと次々と顔を見せてくれる ヒカゲミツバが多い またシシウドは大きくて目立つ 数本まとまって咲いていると相当目立つ
大きな案内標識があり ここを過ぎるとルート幅は狭くなり登山道となる 両側の花はぐっと接近し 道を右左と移動しなくても楽しむ事が出来る ここでもヒカゲミツバが多い オオカニコウモリ ヌスビトハギ ダイコンソウ ノブキ キンミズヒキ モミジガサ ミヤマホウソ*などを見つける事が出来た そして三合目の標識に出る
三合目には新しい標識と古い標識が一緒に設置されている 新しい標識は2017/11に訪ねた時の登山日記に記載されている 標識の世代交代がこうして進み、古いものはいつか消えてゆくのだろう 新しいものの力強さは感じられるが古いものが朽ちながらも姿を見せてくれているのは嬉しい こうしたものに懐かしさを感じるようになったかと 時代の流れを感じる
花の道はまだ続くものの渓流の幅が狭くなり 花の咲く場所が減ってゆき 細流に沿ったルートとなって行く ヤマアジサイ マムシグサ*を見て 細流を跨ぎ ジグザグにルートを登って行く この辺りはモミジハグマが多く顔を見せる場所だ 花芽をつけたもの 花を咲かせているものに出会う事が出来た イヌトウバナも顔を見せる
ルートはブナ樹林帯の中に入って行く トチバニンジン*が特徴のある赤い実をつけていた 四合目の標識 四合大岩と登って行く ウマノミツバのようだ 肉眼では花の様子を掴めない マクロで撮って確認 うまく撮れるか否かはカメラ次第 カメラの自動焦点機能に頼らざるを得ない ヌスビトハギ ミズヒキ ノブキやウマノミツバなどはカメラ泣かせの花だ
五合目の標識を見て登って行く 六合目付近は水の流れがあり花に期待される ミヤマイラクサ ウワバミソウ ヒナノウスツボ ミヤマタニソバ ヤマアジサイなどを見ながら登って行く 六合大杉に出てしまい六合目の標識に気付かず登ってきてしまった
六合大杉を過ぎるとまたブナ樹林帯の中の登り ジグザグにルートを登って行く ところどころでヤマジノホトトギスが顔を見せ励ましてくれる 傾斜が緩くなり左にカーブして左下に見えるブナ樹林と笹原の広がりを見て進むと八合目に出る あと0.3kmの標識もある
八合目を過ぎた地点に傾斜のきつい場所があるがそう長くない ソヨゴ* コアジサイ*を見ながら抜けて行く そこを過ぎると傾斜も緩くなり ブナ樹林も見事になってくる このブナ樹林の景観は好きなもののひとつだ オオカメノキ* オトギリソウ ユキザサ*の実を見て 休憩小屋のある九合目に出る
休憩小屋の付近にはオトギリソウ ハナニガナ ヤマジノホトトギスが顔を見せる そしてまたブナ樹林帯の中を登って行く 振り返るとブナ樹林帯と休憩小屋の景観を楽しめる ブナ樹林帯を抜けると右手に笹原が広がるルートとなり景観が開ける 田浪の村落や登ってきた尾根を俯瞰出来る また 右手には金ケ谷山への縦走路 さらに蒜山三座と高度を稼ぐ毎に展望が広がる ルートにはホツツジ アキノキリンソウ ノギラン オトギリソウ アカモノに出会えた そして山頂に出る
山頂に温度計が設置されているのを知っているので早速確認すると19℃だった 時間は8:40 早朝登山は気持が良い 曇り空ではあるが大山やそれに繋がる山並みはくっきり見える 大山を背景に記念写真を撮る そして山頂周辺を歩き花や実を探す 狭い山頂ではあるがタニウツギ* イタドリ キンミズヒキ オトギリソウ リョウブを見つける事が出来た 山頂滞在10分もいなかったが気温は20℃と上昇していた
山頂を後に 縦走路を白馬山へ向かう オオカメノキがあちらこちらで赤い実をつけているのが伺える ナナカマド* サワフタギ*が実をつけている 九合目付近のブナ林は見応えがある 振り向いて見上げる景観が好きだ ハウチワカエデ リョウブなどを見つけながらカタクリ広場へ向かう 広場の左手には大山を望む事が出来る
カタクリ広場の俣野分岐を白馬山へ向かう 大山は背中の方向だが ルートは左にカーブして左手に望めるようになる この縦走路もブナ樹林を楽しめる また 花や実も出会う事が出来楽しみなルートだ 早速ナナカマド* ミヤマシグレ* ヤマジノホトトギスに出会う 森林公園でニワトコに出会った 実をつけた状態ではニワトコとミヤマシグレの区別がわからない 過去のデータを調べると花の時のデータがあったのでミヤマシグレと判断した
左手を見ると俣野ルートの尾根 その先に大山が伺える こうして縦走路から大山を伺う事が出来る フウリンウメモドキ*が赤い実を沢山つけていたソヨゴ* ツルリンドウも見つける テープで囲われたところがある ランの花と書いたビニールシートのようなものがテープに付けられている 近づいて見ると 何と ノヤマトンボ それもすごい数 森林公園で1本見つけて喜んだのだがその数と言ったらすごい この時期に訪ねた事があったが全く気付かなかった こんなに沢山のノヤマトンボ 大事にしたいものだ
沢山のノヤマトンボに出会った興奮がおさまらないままルートを行く ツルリンドウ ナナカマド* ミヤマガマズミ* ヤマアジサイ ミヤマシグレ* チゴユリ*なども見つける チゴユリの実はもう少し色づいているかと思ったが葉と同じようで気づき難かった そして白馬山に出る ここで大山は見納めになる 鳥取県側の斜面に大山展望が出来るスポットがありそこでカメラに収め 大山とお別れ 岡山県側に降りて行く
下りは足場も良くテンポ良く降り、久々に下りのテンポを楽しむ 駐車場には2台車が増えていた 車載温度を見ると25℃だった
今朝も暗い内に倉敷を出発車載温度は23℃心地よい気温になってきた 吉備路429を走り180を横断して県道271を経由 足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と抜けて行く 加茂川道の駅では16℃ こんなにも違うのかとびっくりする 小森温泉を行く 今日はガスは出ていない 旭川ダムの水位は相変わらず低い 旭町から県道30へと左折し、旭川に沿って落合へ 落合入口の温度19℃を見て313に乗る 落合インターチェンジを左に見て直進 久世へ 旭川(久世大橋)を渡って181と合流し勝山へ 旭川(勝山大橋)を渡ったすぐの三叉路で313と別れ 181を直進する ここを抜けると車は少なくなる そして新庄川に沿って美甘 新庄と走って行く 勝山17℃ 美甘16℃ 新庄15℃を確認 道の駅に寄る トイレが新しくなっていた 道の駅を過ぎて 毛無山登山口の案内に従い県道58へ右折 毛無山登山口の標識を左折 雄滝への道路工事中 迂回路解除中との標識 迂回路が解除とは何だろうと思いながら 迂回路を行く 何事も無く抜ける そうか 工事中通行止めが解除なのかと理解 帰路は工事中のルートを走った 毛無山登山口の駐車場は誰もいないかと思っていたがすでに1台駐車していた 登山口の車載温度16℃