星山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り75分 下り45分  岡山県
倉敷からの距離   88Km        登頂日 2018/09/26    ガイドブック F写真 動画

駐車場6:04−6:08案内板−合流−6:39_800mH−6:42分岐−6:50前山分岐−6:54十字路_860mH−6:58_900mH−7:09八合目−7:15展望岩−7:19星山7:31−7:36八合目−7:43_900mH−7:45十字路_860mH−7:52合流−_800mH−8:10センター_630mH−8:16駐車場

登山 
 今日は星山(ほしがせん1030m)を訪ねる

 登山支度をする 周辺を見まわすと赤茶色の固まりが見える 何だろうと近づくとツチアケビだ それも幾つも顔を出し 太いソーセージが幾つもぶら下がっている様子 ツチアケビを見るのは珍しい こんなに沢山見るのは初めてだ ツチアケビのすぐ上にはアセビが花芽をつけていた
 
 駐車場を後に自動車道を行き登山口へ向かう コバノガマズミが赤い実をつけ ヌルデ*(*は実を意味する) リョウブ*そして ヤマハギが花を咲かせていた これらはいずれも帰路になって気付く事が出来たもの 朝の陽が射し 前方に星山のピークを伺う事が出来る 道路を登って行くと ビジターセンター入口に出る その近くにクマ目撃情報があり注意するようと書かれた標識がある リュックを降ろして鈴が鳴るようにセットする
 
 ルートはビジターセンターから登れるが道路を左に折れたところからも登れる事がわかり、今回も道路を左に折れて10メートル程行ったところから登る
 
 星山登山道の標識に従い、丸太の階段を登って行く 緩やかなルート 朝の陽射しが優しい ルートから櫃ケ山に繋がる山並みを伺う事が出来る ピークに少し雲がかかっているがくっきりとした山容を伺う事が出来た 今日は曇り時々晴れの予報なので曇り空であろうと思っていたが 陽射しを得られる事は嬉しい ルートや木立に漏れる陽射しもなかなかいい 花や実を見つける事はなくルートを行き ビジターセンターからのルートと合流して登って行く 下山時はビジターセンター経由としよう
 
 緩やかな登り 植樹のつどいの案内板がある 植樹が行われているようだ ルートに赤い色をした花軸(かじく)が散乱している 何だろうなと思いながらルートを行く ツルリンドウの蕾 ナナカマド* シラヤマギク ノイバラ* ガマズミ*などを見つけながら登って行くと また 赤色の花軸川落ちている ルートを見上げると まだ落下していないものを見つけた いろいろ調べてみてヤブデマリではないかと判断したが間違っているかも知れない
 
 植林がなされている樹林帯を過ぎ ルートは笹が茂る樹林帯となる 幅広のルートで緩やかな傾斜のアップダウンがある イチヤクソウ* キンミズヒキ* イヌトウバナを見つける 薄暗い中での写真撮影でいずれもピンボケ イチヤクソウ*がピンボケなのは残念だった 標高800mの標識がある ビジターセンターの標高が630mとのことなので170m登った あと230mだ また山頂1km 登山口1kmとの記載もあり 距離で見ると中間点にあたる
 
 その標識を過ぎて数分歩くと樹林帯を抜け 分岐に出る 右にとると前山を巻いたバイパスルート 直進すると前山のピークを経由するルート どちらを選んでもその先で合流する 直進するルートは登山道開設以来からのルートであり景観や花が期待されるのでいつも迷うことなく直進する バイパスルートの方角に山頂ピークを伺う事が出来る
 
 しばらくは陽射しを遮るものが無い 幸い曇り空 風の通り道にあたるのか結構風が強い 帽子を飛ばされないよう手に持ってルートを登る 右手には笹原の斜面の先に山頂ピークを伺う事が出来る ヤマハッカ イヌトウバナ ツリガネニンジン シラヤマギクが顔を出しているのを見つけ 前山頂上を示す標識のところに出る ここでは前山頂上には寄らず山頂に向け 降りてゆく
 
 トントントンとルートを降りて行く 雪の重みで変形した樹木が並んでいる 根元がこんなに曲がってしまうのだから相当の力を受けたのだろう 重心がずれているので根には相当の負荷がかかっているものと思われる 根よ頑張れ 見えないものを応援したくなる ルートを下って降りたところはコルになっていてじめじめしている ミゾソバが花を咲かせていた そして 十字路に出る
 
 十字路は左手から西口登山ルート 右手から前山バイパスルートとの交差点 これらのルートが合流し山頂へ向かう 標高は860mと記載がある 樹林の中の幅広のルートを登って行く これまでよりは傾斜がきつい場所がある 足場が緩い時は結構大変だが 今日はそう問題なく登って行ける 少し湿り気を含んでいるので、下山時は足を滑らさないよう注意が必要
 
 少し登った位置に標高900mの標識がある 標高800mの標識同様かなり朽ちている このルートが開設されたのは2000年頃 その時設置されたのであれば18年を経ている 自然の環境の中でじっと保ち続けている お疲れ様 日記を書いていて、最近はこの種の記述が多くなってきたなと思う
 
 標高900mの標識を過ぎ もうひと頑張りすると樹林を抜けだし 笹原の草原ルートに出る ルートに出る直前に赤い実をつけた木を見つけた 沢山の実をつけており花軸に特徴がある 調べたら判明するのではと思ったが 意外と難航 いつも調べる山野草のページを調べたり 赤い実で検索したりしたがヒットしない これはまいった ひょっとしたら花が咲いている時期に見つけていないだろうかと過去のデータを調べる その中にクロモジの花との記述があり クロモジの実 で検索してみた クロモジは文字どおり黒い実だったが 沢山の写真の中に 赤い実の写真が眼に入り 良くみると そっくり カナクギノキと判明 クロモジと同じ種類で同じような花を咲かせるとの事 こうして名前が判明し一人にやり わかった時は嬉しい 当時の日記を読みなおしてみたが、見つけた場所は違う場所だった
 
 草原のルートであり花が期待される 相変わらず風が強い 少し登ると八合目の標識がある この標識も頑張っている 花はマルバハギ キンミズヒキ シラヤマギク オミナエシ ツリガネニンジンが顔を出したが少ない そして 展望が得られる岩に出る 岩から前山のピークや周辺の山並みを伺う事が出来る 
 
 展望岩で景観を一望し すぐに山頂へ向かう マツムシソウに出会えるかと期待していたが顔を見ることなく山頂標識が見えてきて 山頂に出る
 
 山頂標識 三角点 山座案内板とおなじみの顔ぶれが出迎えてくれる 彼らに挨拶し 周辺の花に挨拶 そして景観を楽しみ 記念撮影をする マユミ* フシグロセンノウ ツリガネニンジン タニウツギ* ノダケなどが迎えてくれた マユミは例年になく沢山の実をつけていた 景観では旭川沿いにかかってる雲海が眼についた 反対側には蒜山三座を伺う事が出来た 風は吹いているものの先ほどのすごさは無い マユミを背景になんとか記念写真を撮る そして下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 但し 前山は十字路のところでバイパスルートを行く ここでサンインヒキオコシに出会った また最後の分岐ではビジターセンターに向けて降りた ビジターセンターを過ぎて 駐車場を向かうあいだにヤマハギ ヌルデ* リョウブ* コバノガマズミ*を見つけた 明るくなってきたので判別できるようになったと思う そして車のところに 車載温度は19℃だった



アプローチ
  このところ天気予報がよく変わる 40%以上の降水確率の日が続いていたものが好転 急遽、星山を訪ねることにした まだ暗い中倉敷19℃と車載温度を確認し出発する 吉備路429を行き 県道271を経由し 足守の手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩 車載温度14℃ 加茂川から小森温泉 旭川ダムと走り 旭町で県道30へ左折 落合入口17℃を確認し313に合流 落合 久世と抜ける 久世で旭川を渡る辺りで前方が見易くなる とは言えガスに覆われていてぼんやりした空間 だが 少し走ったところで突然すっきりした景観が飛び込んでくる 旭川に沿ってまっすぐの道を走っている途中だったので、突然頭の中のもやもやが解消したような不思議な感覚を味わった すっきりした景観はこんなにも素晴らしいと味わいながら車を走らす 勝山の市街地を抜け、神庭の滝の標識のある三叉路を左に入る 神庭の滝手前で星山登山口と書かれた標識に従い右折する 標識に従い広い駐車場に駐車させて頂く 車載温度15℃