上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り108分(尾根分岐=山頂) 下り76分  岡山県
倉敷からの距離   123Km        登頂日 2018/11/15   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所6:52−6:57登山口−7:10ニ合目_730mH−7:22三合目_810mH−7:41五合目_920mH−7:44展望7:45−7:49六合目_955mH−8:02三角点−8:16八合目_1100mH−8:41分岐(山頂)_1202mH8:49−9:08八合目−9:18三角点−9:26六合目−9:31五合目−9:43三合目−9:51二合目−10:00登山口−10:05駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をすべく車を降りる 何の気なしに空を見ると西の方向に虹が出ている きれいに半円を描いている 先ほどのパラパラ雨が創り出してくれたのだろう カメラに収めて 登山支度を済ましたらもう消えていた ほんの短い時間の現象を目撃出来たのだ
 
 牧場のフェンスを跨いだりしながら、牧場の中のルートを行く ワルナスビ*(*は実を意味する) ヘクソカズラ*を見つけるものの 花は店じまいのようだ 登山道入口の案内板を見て樹林の中のルートを行く
 
 昨年登った時、登山道の整備工事が行われていた事を思い出した 水が出やすいところを避けたルートが出来ており 新しいルートが定着した為か旧ルートの面影は薄れていた

 擬木の階段のルートにかかる 土嚢をうまくセットしてあり土嚢を利用する事で歩幅もとりやすく歩きやすい されど結構急傾斜 汗をかきながら一歩一歩登って行く
 
 樹林帯を抜け二合目の標識に出る 標識には標高が表示されている 昨年10/9に登った時の写真を見ると標高表示はなかった 登山道整備工事の仕上げの段階で設置したのではないだろうか
 
 草原の中のルート 丸太の階段や擬木の階段を登って行く 花や実を見つけられないまま三合目を過ぎる 折角合目標識に標高が記載されているので 合目間の標高差を整理して見る
 
 二合目 三合目 五合目 六合目 八合目 山頂
 730   810   920  955  1100  1202
   80  110/2=55  35 145/2=72.5 102/2=51
   
 こうしてみると五合目から六合目が楽な事がわかる 三合目まで結構登っているのだがそうきつく感じないのは登り始めだからだろうか
 
 三合目の標識を過ぎて少し登ると 傾斜が緩くなり右にカーブしまた左にカーブするとその先に五合目に向かう草原が広がる 今日もこの変化を楽しむ ルート右手には蒜山の市街地や湯原方面の山並みを見る事が出来る 雲海も湯原付近に確認出来たが10/5とは随分違う 
 
 草原のルートを行く シーズンであれば花を楽しみながら登るのだが店じまいの模様 見るものが無いと五合目まで結構ある 五合目を過ぎて少し登り タニウツギ*を見つけ 展望台と呼んでいるところに出る
 
 展望台に出て振り返ると登ってきた草原の斜面とその先に蒜山高原 三平山を伺う事が出来る また 右手には皆ケ山が伺えるが山頂にガスがかかり烏ケ山や大山は見えなかった
 
 展望を一望し 灌木樹林帯を左に緩やかなルートを行く 花や実を見つける事なく六合目の標識に出てまた草原の中のルートとなる 前方に三角点があるピークが見えてくる 足元にアキノキリンソウ リュウノウギクがまだ花の形を残していた
 
 ピークを登るとすぐに三角点があるのだが 笹に覆われ三角点を確認出来ない テープナビがあったので多分その位置だろう そして今度は八合目のピークが見えてくる
 
 時々アキノキリンソウが顔を見せてくれるが勢いは無い 傾斜を一歩一歩登て行き八合目に出る 
  
 八合目はこの山で一番展望の良い場所 さて展望を楽しもうとしていたら皆ケ山方面に出ていたガスがどんどんこちらに広がってきて ガスに包まれてしまう 市街地の方面もみるみるガスで見えなくなる 八合目に出て突然の変化に戸惑う 
 
 前方の上蒜山ピークはガスの中 勿論中蒜山のピークは伺えない ルートはしっかりしているし、数十メートルは判別できるのでそのまま山頂を目指す ガスの中にブナの樹林が伺え 結構いい ヤブコウジ* リョウブ*を見つける ヤブコウジ*の赤い実があちらこちらに伺えた ガスの中の景観を楽しみながらルートを行く 落葉樹は葉を落とし紅葉は終わりだ やがて前方に標識が見えてくる
 
 上蒜山山頂と書いた標識が設置されていた この標識も昨年の登山道整備工事で設置されたのだろう 三角点ピークに向かう尾根ルートは笹がしっかり茂っていた 中蒜山への縦走路はきちんとしたルートが伺えた ルート入口右手に花を供えている 花はまだ新しい 何なのだろう
 
 どこを山頂として良いか判断を迷っていた上蒜山に山頂標識が出来たのは良かった 山頂標識の設置を祝って記念写真を撮る そして、麦茶で喉を潤し下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 八合目付近のガスは大分消え振り返ると中蒜山 その先に下蒜山を伺う事が出来た 大山は見えなかった
 
 二合目からの樹林の下りは矢張り腐葉土の感触を楽しんだ 登りの時見つけたワルナスビ*をもう一度カメラに収める 光の加減で随分と色調が異なる
 
 駐車しているところに着く 牧場にいる子牛が近づいてきた 何か貰えるとでも思ったのだろうか 車載温度は9℃だった
 


アプローチ
 夜明けの時刻に登山口に到着しようと時刻を調べると 毎日1分遅くなる事がわかり10日前に中蒜山を訪ねた時より10分遅い それを見込んで倉敷を出発する 車載温度7℃を確認 吉備路429を行き県道271を経由して再度足守の手前で429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 吉備中央町を過ぎるとガスが出てくるのだが 今日は少ない 加茂川道の駅2℃を確認して 小森温泉 旭川ダムを抜ける 旭町で県道30へ左折 ここでもところどころでガスがかかっている 落合6℃の表示を見て313に乗り 落合 久世 勝山と市街地を走る 落合の市街地はガス 久世を過ぎるとガスは消える そのまま313を勝山 湯原と抜ける 湯原のトンネルを抜け中和村に入る ガスはかかっているものの10日前とは大分違う 道の駅付近から空が薄っすらと明るくなり前方が見易くなる 蒜山の夜明けは6:40分と調べてきた 夜明け時刻の10分前あたりから明るくなってくるようだ 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する 蒜山の温度4℃ 下蒜山登山口を見送り塩釜冷泉の案内に従い右折 今度は県道422を左折し蒜山道の駅方面へ走る 路面が濡れている 夜間雨が降ったようだ 車の窓に雨粒が 今日は晴れで降水確率は10%と低いのに と思っている間に雨粒は消えた 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場の空地に車を停めさせて戴く 登山口6℃