金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り103分(怒塚山経由) 下り71分(みつがしわ新道経由)  岡山県
倉敷からの距離   24Km        登頂日 2019/01/09  ガイドブック   F写真 動画

駐車場所8:25−8:29鉄塔#39−8:39鉄塔#38−8:46鉄塔#37−8:54お花畑−9:00鉄塔#36−9:03標識−9:11怒塚山山頂9:20−9:36鉄塔#127−9:42分岐三角点−9:58金比羅宮跡−9:59分岐−10:05道路−10:17金甲山山頂10:19−10:28みつがしわ新道分岐−10:54誠徳院−11:07中池登山口−11:30駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度をする 陽が射しているのでウインドウブレーカはリュックに入れて出発 陽射しが得られているとは言うものの寒さを感じる パーカーのフードで頭までかぶると随分と違う 足元には花は見られない ふと眼をあげるとネズミモチ*(*は実を意味する)の黒い実に気付いた 気づくと不思議なもので幾つも見つける事が出来た 登山口から登って行く 今度はナンテン*を見つける そして竹藪を抜けて民家の裏手に出る
 
 花はまだのようだ ボンタン*が幾つもついているのを見てルートを行く シーズンでは花に出会えるのだがお出迎えは無く鉄塔#39に出る

 竹藪や樹林の中のルートとなる 落ち葉が幾層も積もり足場が見えない 時々不安定な足場があるので注意しながらルートを行く ルートに樹林から抜けシーズンには花を楽しめるところがあるが今日は見つける事が出来ず抜ける 鉄塔#38を過ぎた辺りでヤブコウジに出会った記憶があるので枯れ葉の下など注意して見たがみつけられず鉄塔#37を過ぎる そして、お花畑と呼んでいる場所に出る
 
 お花畑には随分と笹が増えている 以前はここで見られる花の名前を書いた棒柱があったが見られない メンテナンスはなされていないのかも知れない
 
 アングルの階段を登って行く ヒヨドリジョウゴが群生している斜面だが実は見つからない カエデドコロ* センダングサ*を見つけ鉄塔#36に出る
 
 鉄塔#36周辺もウグイスカグラなど出会える場所だが かろうじてコウヤボウキ*の綿毛を見つけたのみ 樹林の中のルートを行く ヤブラン*がまだ実を残していた ヤブランと似て葉の幅の狭いのがジャノヒゲ 幾つも顔を見せるもののエメラルドブルーの実は見つけられず怒塚山山頂に出る
 
 山頂には穏やかな陽が射しこんでいる 目指す金甲山方面は逆光となり眩い 久々に怒塚山山頂標識と一緒に記念写真を撮る 大山が見えると、撮影した写真が樹にくくりつけてあったが 県北はぼやけて山肌は伺えなかった
 
 すぐに金甲山へ向かう 樹林の中のルートとは言え 明るい陽射しを受け心地よい 幾層にも積もっている落ち葉の上を行く 何度か下って 登り返すと鉄塔#127に出る

 鉄塔#127は縦走路で展望が得られる場所 鉄塔の先に金甲山山頂が伺える 振り返ると怒塚山の山頂も伺える 花や実はまだだった
 
 ルートはまた樹林の中となり眺望は得られなくなる いつもの場所にキヅタ*が顔を見せる 中池ルートと合流する直前にネズミモチ*を見つける 折れた枝がルートに飛び出しており、そこに実をつけていたのでわかった 周辺を良く見ると 幾つも見つける事が出来た 合流点を数歩進んだところに三角点がある この辺りは大きな樹は無く 正面からの太陽の陽射しが眩い 光の中に飛び込むような形でルートを行く ヤブラン*を幾つか見つける ジャノヒゲの葉も結構見られるがここでも実は見つけられなかった
 
 大きな樹の中のルートとなり陽射しは遮られる 草は無く 花は期待出来ない 緩やかな登りを登って行く 見覚えのある樹肌を見ながらルートを行く クスの大木がいくつも顔を出し ルートは左にカーブすると間もなく金毘羅宮の石の鳥居が見えてくる
 
 鳥居を右に見てルートを行くと分岐に出る 分岐を右に金甲山へ向かう 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道を予定している
 
 分岐を登って行くと自動車道に出る 春先には野辺の花を楽しめるがまだ 右手に怒塚山が見えてくる 手前に鉄塔#127が頭を出している 少し行くとマユミ*が顔を見せる 薄いピンク色はまだ残っている 今度はヒメモチ* 赤い実をつけている いつものところにキヅタ*も顔を見せる 広い駐車場を左に見てルートを行く ルートが右にカーブする ルートの左手にラッパスイセンが咲いていた 野生ではなくどなたか植えたものかも知れない そして山頂展望台に出る
 
 展望台に出るといきなり瀬戸内の海と島々が飛び込んでくる 幾つもの島々が太陽光線を受け 存在を主張している 展望台には島々の名前を記したイラスト版があり島の名前を確認出来る 屋島や小豆島も見られる 
 
 金甲山山頂は旧観光レストランの屋上にある 営業はしていないが構築物は残っており屋上に行ける 建屋から入らず神社を祭ってある方から行く サザンカ ミツマタの花芽 マサキ* ビワの花芽などを見て 屋上にある山頂に出る そこに三角点もある
 
 屋上からは展望台で見た景観を楽しむ事が出来る 景観を一望し下山する 下山は金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
 
 樹林の中のルート 谷を左にして巻いて行く おや? 何だろう 倒木のようだ 近づいて見ると土砂崩れの現場 どうやら2018年7月の豪雨でやられたものらしい 私の登山記録を見ると最後に訪ねたのがその1ケ月前の6月だった この先行けるかと見ると足跡が見られる 倒木を潜ったり 跨いだりして抜けている 足跡を追う 20m位だろうか 土砂崩れの現場を抜けたところで足跡が怪しくなったが 少し下にルートらしきものを確認出来たのでそちらに向かい いつものルートである事が確認出来た
 
 ルートはすぐに樹林を抜け 左にカーブしまっすぐに降りて行く それ以降は被災した様子は無かった 花や実は見つけられず ルートを降りて行く 渓流を跨ぐところがあるが一本道 そして誠徳院に出る 
 
 誠徳院からは幅広のルート 右手に奥池を楽しめる 奥池から5,6分行くと中池が見えてくる この辺りにソヨゴがあった筈とキョロキョロとすると 黒い実を見つけた どうやらカクレミノ*の実らしい その近くに赤い実を沢山つけていたが残念ながら葉も無く 何の実かわからなかった また ヤマウルシ*も見つける事が出来た
 
 中池ルート登山口を左手に見て 中池を後にする ビワの花芽 ホトケノザ ナズナ セイヨウタンポポ オニノゲシを見つけたがまだ花は少なかった そして駐車場に戻る 
 
 そうそう みつがしわ新道を下る辺りから太陽は隠れ曇り空 中池登山口を過ぎたルートでは風が随分冷たく感じた 車載温度は6℃だった



アプローチ
 明るくなり始めた頃倉敷を出発車載温度3℃ 曇り時々晴れの予報であったが空は明るい 青空に恵まれると良い 今日は児島締め切り堤防からのアプローチを試みる 倉敷川に沿って県道22を行き 立体交差している国道2号線に乗る 加須山の次の西田交差点で右折し道なりに走る JRの踏切を過ぎ更に道なりに進むと県道21との交差点に ここを左折してすぐの交差点を右折して県道74へ入り直進する 国道30の交差点は直進 広域農道の交差点を左折 しばらく直進してから岡南飛行場の外周道路へ右折 しばらく直進すると金甲山の道路標識があるのを見て右折 締め切り堤防を抜け 郡の交差点に そして交差点を右に曲がったところにある駐車場に駐車させて頂く 登山口での車載温度5℃
 
 新しいアプローチを走ったが走行距離は24Kmと1km少々短かったものの信号待ちの長い交差点や車の流れが多く渋滞気味のところがあり 今日のような朝の出勤時間帯では従来のアプローチが好ましいと感じた