駐車位置7:32−7:37城山池堰堤(登山口)−7:44鉄塔#16−7:48鉄塔#15−8:03鉄塔#14−8:09三角点−8:21城山−8:33鉄塔#39−8:49鉄塔#208−9:01遊歩道−9:10展望台9:20−9:24遊歩道−9:34鉄塔#208−9:43分岐−9:56鉄塔#38−10:08分岐−10:15城山池堰堤−10:17駐車位置
今日は熊山(くまやま508m)を訪ねる車のドアを開くとウグイスの鳴き声が飛び込んでくる あっちでもこっちでも鳴いている 陽射しが暖かく心地良い ウインドウブレーカーをリュックに入れ、出発する 公園の桜が3,4分咲き 青空を背景にズームで狙ったがピンとが甘かった 舗装道路を行くと右手にミツバツツジが赤紫の花を咲かせている 今日はミツバツツジを楽しめそうだ 今度はフサアカシアの黄色の花 少し高いところだが見事だ 道路を登って行くと城山池の堰堤に出る ここに車を置けるがまだ駐車している車は無い
堰堤にかかったところに鉄塔巡視路があって、そこが城山ルート入口である 木製の標識が設置されていた 利用する人が増えてきたのかも知れない ルートはすぐに急な登りとなる 頭を木にぶつけた事を突然思い出した そうだったと前方を確認しながら登る 前に注意して登っていればなんら問題なく抜けられる 写真を見るとわざわざ木に頭をぶつけにいったようだ こうして記載する事で記憶を呼び覚ましているものの、次回登る時思い出せるか、自信がない
ルート脇にミツバツツジが顔を出す 先日コバノミツバツツジとミツバツツジの違いを調べたところ雄しべの数が10本と5本の違いがあると記載があった 裸眼で雄しべの数を数えるのは容易でない 雄しべの数はカメラに任せることとした 次から次と顔を見せてくれるミツバツツジを一つ一つ確認するのも面倒であり コバノミツバツツジが混ざっているかも知れないがミツバツツジと書いておく
ルートは右に折れ鉄塔#16に出る 右手斜面を見下ろす位置にフサアカシアが花を咲かせていた ルートにはミツバツツジが次々と顔を出してくれる 陽射しも柔らかく、ウグイスの鳴き声も聞こえる まさに春だ ヒサカキも多い 目立たないが小さい花をびしり枝につけている鉄塔#15と二つ目の鉄塔を抜け 少し下りまた登り返す 傾斜がきつくなり 花崗岩の岩肌の登りとなる やがて鉄塔#14が見えてくる また、前方左手方向に城山のピークが見えて来る 振り返ると、登ってきた鉄塔ルートや城山池の堰堤が見える
鉄塔のところで左に曲がるようにして、城山のピークの方角へ向かう 鉄塔のすぐ近くにひときわ色鮮やかなツツジが咲いていた 距離があったのでズームで撮る 撮った写真を見るとコバノミツバツツジだ5本以上の沢山の雄しべを数える事が出来た 緩やかな尾根ルートを行く この辺りはネズ*(*は実を意味する)が多い 沢山実をつけたものなど色々ある ソヨゴの木も多く確認出来るが実はなかなか見つからない そろそろ花の出番だ 三角点を過ぎ少し下ってから城山への登りにかかる
ルートは急な登りではあるが、所々にルートナビがある ナビを追えればそう難しい登りでは無い そして、城山の山頂台地に出る 台地を行くと三角点に出る その傍にケルンが積んであり、ケルンに毘沙門天と書いた小さな木片が置いてあった 城山登山道入口に木製の標識が設置されていると書いた そこには 毘沙門入口 毘沙門台 城山 熊山 と記載されている 「毘沙門入口 毘沙門台」は何だろうと思っていたがここまで来てもわからなかった 毘沙門天の木片は何か関連しているものと思われる
暫くは、緩やかな尾根歩きを楽しむ 左手後方には下山ルートとして考えている中尾鉄塔ルートや吉井川の景観を伺う事が出来る ネズ* ヤブツバキを見て鉄塔#39に出る
鉄塔から50m程行くと、中尾鉄塔コースと合流する 帰路はここから中尾鉄塔ルートへ降りる計画 分岐を右にとり熊山へ向かう 暫くは樹林帯の中のルート 緩やかな登り 景観は得られない やがて、右手が開け、向かいの尾根が見え、前方に鉄塔か見えてきて、鉄塔#208に出る
ここは権現道コースとの合流点 ルートの幅が広くなる ゆるやかなアップダウンを行く 丸太の階段がありそれを登って行くと、遊歩道に出る 遊歩道を横断し、引き続き丸太の階段を登って行く ヤブツバキが沢山の花を咲かせているのを見て、熊山遺跡の裏手に出る 正面に回り遺跡を見る 説明板が設置されている 説明をここに書いておこう−−−−−−−−−−−−−ここから−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
国指定史跡 熊山遺跡 管理団体 岡山県赤磐市 指定年月日 昭和31年9月27日この遺跡は、熊山山頂(508メートル)に在って、全国に類をみない石積みの遺構である。ほぼ、方形の墓壇の上に、割石をもって三段に築城している。第一段は南面が狭く、北面が広い台形、第二段は、南面が広く、北面あ狭い台形になっている。第二段の四側面の中央に龕(がん)が設けてある。第三段は、方形であるが、中央部分に大石で竪穴の蓋がしてある。
石積の中央には、竪穴の石室(約2メートル)が作られていて、その石室に陶製の筒形(五部分に分けられる)の容器(高さ1.6メートル)が収められていた。この陶製の筒の中に、三彩釉の小壺と文字が書かれた皮の巻き物が収められていた。と伝えられている。
陶製の筒形容器と三彩釉の小壺からみて、本石積遺構の築成年代は,奈良時代前期で、三段の石積の仏塔と考えられる。
また、熊山山塊には、現在大小32基の石積の跡が確認されている。国指定の石積遺構に類似しているが、築成の目的、年代、築成者などは異なるものと思われる。
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遺跡を後に 展望台へ向かう 管理棟にはピンクの花が一杯 ハナモモと思われる 青空を背景に映えていた 展望台から吉井川の景観を楽しむ 桜の木は花芽を膨らませていた 吉井川を背景に記念写真を撮り、下山
下山は登ってきたルートを鉄塔208 そして鉄塔#39手前の分岐まで戻り そこから中尾鉄塔コースへ降りる 分岐にはルート標識が設置されていた このルートを降りるのは久しぶり 2014年に城山ルートを利用して以来初めて それ以前は権現道ルートを登り中尾鉄塔ルートを降りていた 調べてみると2013/3以来 6年振りだ ルートが荒れていて歩き難い箇所があったが、懐かしく思い出される
尾根を降りて行く 松の枝ぶりがいい 前方に吉井川が見えてくる 吉井川を見ながら降りて行く 右手にはしょうね岩を伺う事が出来る ミツバツツジも顔を出し彩をつける 鉄塔が見えてきて中尾岩に出る しょうね岩から比べると随分小さいがそれでも写真に撮ってみるとなかなかいい 中尾岩を過ぎると すぐに鉄塔#38に出る 中尾鉄塔と言われているようだ 鉄塔を潜り降りて行く 花崗岩の尾根が続き 景観も得られる そのうち城山池が見えてくる こんなにも良かったのかと思いを新たにする
権現道ルートと合流し、城山池を右に見ておりて行く アオダモが花を咲かせていた サルトリイバラが花芽をつけていた 堰堤には3台の車が駐車していた
晴れの日は放射冷却で朝の気温が低い3℃と今日も冷えている 朝陽が正面から射し込みまぶしい 平日であるが渋滞を覚悟して2号線に乗る しかし、少しでも影響を避けようと、前回渋滞にあった時より10分程早目に出た 岡山バイパスまでスムーズに流れる さあこれからだと覚悟するが、あれ? 流れは止まらない 少しでもこの調子で進んでくれると良いと喜んで流れに乗る 対向車線は矢張り詰まっている 流れは順調で滞る事なく旭川大橋を抜ける その後もほぼ順調 岡山ブルーライン入口から1車線になる辺りで少し流れは遅くなったが止まる事なく抜ける バイパスを抜けてからもいつもより車が多かったが、特に問題となる事は無かった バイパスを抜け、吉井川を渡り、おさふねサービスエリアを過ぎ 香登西の次の香登駅前の信号を左折 新幹線を潜り道路を直進 T字路で左折 すぐ次のT字路を右折 次の三叉路で左へルートをとり 道なりに登って行くとNTN社宅裏手の墓地に出る 墓地の駐車場に置かせて頂く 車載温度は4℃