雌山〜雄山 縦走



雌山 標高 1067m    難易度   ☆     登り66分 下り52分        岡山県
雄山 標高 1153m    難易度  ☆☆     登り108分 下り89分           
倉敷からの距離   104Km        登頂日 2019/10/21  ガイドブック   F 写真 動画

駐車位置6:30−6:45分岐−7:05登山口7:06−7:35展望岩−7:37雌山山頂−8:19雄山山頂8:27−9:04雌山山頂−9:26登山口−分岐−9:56駐車位置

登山
 今日は雌山(めんぜん1067m)雄山(おんぜん1153m)を訪ねる  

 登山支度をする 前回訪ねたのは2017/9/30で2年振りとなる 前回縦走路は笹が結構繁っていた 昨年は西日本豪雨と激しい雨が降った事もあり登山道は大丈夫だろうかと心配していたが 県道沿いに小さいながらも登山道入口の標識があり安心した 車を置かせて頂いたところにも登山道案内標識と共に 登山者の方へ ここから先は車では危険です徒歩で登山してください との標識が従来通り設置されている
 
 標識の近くに特異な形をしたマムシグサ*(*は実を意味する)を見つけ 林道を登って行く 道路脇の花を期待していたが見つからない 前方に山並みが見えてくる これから訪ねる雌山から雄山の尾根だ そこから1,2分行くと 右にカーブし、カーブの先に雌山が顔を見せる 試験場だろうか建屋があるが人の気配は無い ムラサキツメクサが夜露に濡れていくつか咲いていた 
 
 また、樹林の中のルートを行く シロヨメナがなんとか花の形を残していた また草原が左手に広がる 草原に沿って行くと分岐になっており分岐には雄山雌山登山道と書いた標識が設置されており 標識にそって直進して行く そこからは樹林帯の中のルートとなり山頂直前の展望岩まで展望を得られる所はない

 林道を行く 結構荒れている えぐれているところも見られる 法面が崩れているところもある 人が歩くにはまだ十分な道幅は残されているが車は通行出来ない この先まで車で入られた人がいた事を思い出したが、この状態ではダメだ 山肌を見ると 倒れている木々が伺えるが細い木ばかり 根っこを見せているものは見られなかった ルートが曲がり斜面の角度が変わると 何ら異常が見られない樹林が現れ 安心する
 
 樹林帯を抜けると ルートに草が増えてくる ノブキ*が実をつけている キクバヤマボクチ イタドリを見つけた もっと花に期待していたがもう店じまいの様子 草が繁ってはいたがルートは確保され掻き分ける必要は無かった
 
 ルートを行く 分岐があり左に折れるポイントのところ 倒木がありその先に行かないようにと言っているかの状態 倒木と共に土砂も崩れたのだろうルートを塞いでおり その手前にオレンジ色のテープナビがあった 分岐を僅かだがショートパスする形となっていた ショートパスするルートが無かったらここを抜けるのは結構難航しただろう
 
 草を踏みしめながらルートを行く ノブキ*が多い オオカニコウモリがまだ花を残しているのを見て大きな案内標識のところに出る 幅の広いルートはここまででその先から山道になる
 
 案内標識には雌山山頂まで所要時間30分程度と記載があるが すぐ傍の小さい標識には20分と記載がある 記録を見ると31分要していた 花や実は少なくヤマアジサイ*に出合った程度 山道を一歩一歩登って行く 足元が緩いところがあり滑らないよう留意しながら登る 下りは更に注意が必要だ 倒木も見られたが支障なく登って行け、西日本豪雨で目立つ被害は受けて無さそうだ やがてルートは左にカーブしてルート幅が広がったところを抜け 展望岩に出る 展望岩と言う表示や案内は無い 岩の周辺には草が繁り判別しにくい 左手に展望が得られる場所がある事を知っていないと知らずに過ぎてしまう可能性がある(下山時に気付くかも) 景観が得られる数少ない場所だから留意しておくと良い 展望岩から180度の展望が開け 左手方向に雄山を見る事が出来る 
 
 展望を一望してルートに戻る すぐに雌山山頂に出る 山頂には標識 三角点がある 時間メモ用の写真を撮り雄山を目指す 前回訪ねた時は草が繁り 掻き分けてルートを進んだが 今日はそのような事は無くルートは整備されていた 縦走路は一本道 要所要所に案内標識が設置されており ルートを失う心配は無い 心配していた笹の中のルートも整備され笹に埋もれる事なくルートを行けた 最後の山頂に出るルートもきちんと整備されていた
 
 縦走路では眺望は得られない 何回かアップダウンを繰り返す 花や実は少なくアキノキリンソウ シロヨメナに出合えただけだった 山頂ではゴマナ マムシグサ*を見つけた マユミ*のピンクの実も見る事が出来た
 
 山頂からは展望が楽しめる 今日は大山が見えたがそれに繋がる山並みにはガスがかかっていた 大山の山頂付近が見え裾野はガスという景観は珍しい その前の毛無山に連なる山並みは伺う事が出来る また反対側には大佐山が見え 所々に雲海を伺う事が出来た 景観を一望し記念写真を撮り下山する 

 下山は登ってきたルートを戻る 足を滑らす事無く無事下山



アプローチ
  今日もまだ暗い内に倉敷を出発 車載温度15℃ 高梁川に沿って県道24を走る 川辺橋 総社大橋と走り 豪渓泰橋13℃を確認し180号に乗り北上する 高梁 井倉(12℃) 新見と180号を走る 新見市内で県道32に降り 右折する まだ暗い 大佐山の案内標識のある交差点を直進し、次の交差点を県道58の方向へ左折する この辺りから明るくなってきて周辺を確認する事が出来る 県道58新庄への分岐で58と別れ県道317へ直進する トンネルを抜けると右手に大佐ダムが見えてくる ダムに沿って走り 惣ヶ原トンネルを抜けた先の三叉路を左にとり県道317を行く 大井野川の渓流沿いの道路を行き、大井野の集落を抜ける 集落を抜けたところに雄山登山道を示す小さい標識を確認 そこを左に曲がり前回同様、舗装の切れるところまで行き 道路脇の空地に駐車させて戴く 車載温度は9℃