牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m 
難易度 ☆     登り78分 縦走56分 下り52分 白樺林往復12分  広島県
倉敷からの距離 138Km        登頂日 2019/11/02   ガイドブック  写真 動画

六の原駐車場6:57−7:08入口−7:13「牛曳山2.3Km」道標−7:38牛曳滝−8:15牛曳山尾根分岐8:18−8:25分岐−8:32伊良谷山山頂−9:10毛無山山頂9:24−9:36分岐センター2.4Km−9:44分岐−9:50出雲峠−10:20駐車場 
登山道入口10:25=10:30白樺林10:34=10:37登山道入口

登山 
 今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
 登山支度をする 毛無山の山肌の上1/4位に陽が射し秋色を見せている 登山支度をしている間に見る見る陽が射す面積が増えてくる 支度を終え出発する 広い駐車場は数台駐車しているだけだがこの天気では一杯になるのだろう 走ってきた自動車道を戻る 牛曳山の山影にあたり陽射しは得られない 手が冷たく感じるので薄手の手袋を着用する 道路脇にはイタドリ*(*は実を示す) シロヨメナ ヨシノアザミ キツネノボタンを見つける イタドリ*が多く あちらこちらで顔を見せる 
 
 自動車道を10分程行くと牛曳山入口に出る 車両通行止めの標識と牛曳山を示す標識のところを入る 今日は鎖はセットされていなかった ムラサキツメクサの出迎え受けルートを行く いつもの場所にシロヨメナが幾つか花を咲かせていた ルートを登って行くと牛曳山と書いた標識のところに出る 2.5kmと書いてあった標識は朽ちてしまい距離表示のない標識となっていた
 
 ここから登山道となり道幅が狭くなる また白樺林となっておりカエデが紅葉しておりなかなかいい 時間が早く山影となっており陽射しが得られない 帰路再度訪ねてみよう
 
 白樺林を過ぎ樹林の中のルートを行く 花や実を見つけられないままルートを行くと明るくなる 見上げると見事に色づいた木々 明るい場所は僅かであったが紅葉している様子を伺う事が出来た 陽射しの中を歩く時が楽しみだ 渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いのルートとなる
 
 ヤマアジサイ* モミジガサ* キバナアキギリ* を見てルートを登って行くと 前方に牛曳滝が見えてくる 滝の上に眼をやると色づいた樹林を確認する事が出来る 滝にもまだ陽が射していない 
 
 ジグザグにルートをとり滝の上に出る モミジハグマ* オオカニコウモリ*が顔を見せる ルートは左にカーブして渓流を跨ぎ樹林のルートに入る 前方が明るくなってくる 数十メートル登り右にカーブするとパット明るくなり紅葉した木々が現れる 山影から飛び出したのだ 上を見上げると紅葉したブナの木が青空を背景に輝いている ジグザグに登って行くので登る向きによって彩に変化がある 曲がり角に近づくと曲がった先にどのような変化があるか期待しながら登って行く
 
 足元をおろそかにすると躓く恐れがある 足元を見て左右、更に上と忙しい 足元にはユキザサ* コアジサイ* オオバギボウシ* ミヤマヨメナが一輪だけ咲いていた 落ち葉に囲まれるようにしていたので暖かくなったと間違えたのかも知れない 紅葉の写真を何枚も撮った カエデやブナの紅葉 低灌木はクロモジだろうか黄色く紅葉しており 黄色い光の中を歩くようだ 紅葉した木々を楽しみながらルートを行くと尾根分岐に出る
 
 分岐の標識があるところが牛曳山山頂らしい ここからは、眺望は得られない 分岐を右に行ったところで山並みを俯瞰出来た記憶があったので少し入ってみる 右に折れて1分も歩かないうちに右手に素晴らしい景観が広がる 山名はわからないが山並みが幾重も波頭のように連なり その間に薄くガスが漂う 太陽を正面にしているのでどのような写真になるかわからないがカメラに収める あの時感じた眩しさは薄まったが見事な景観を再現してくれた 眼を右に移すと竜王山 立烏帽子山 池の段を確認出来た 比婆山は樹木に遮られ見えなかった
 
 思いがけないところで思いもかけない景観を見る事が出来大満足 ルートを戻る ホツツジ*を見つける、コマユミは見つからなかった 分岐を 伊良谷山へ向かう 
 
 樹林の中のルート 緩やかな下り 足は軽い 右手樹間に山並みが見える ガスがたなびいている ルートはコルに出る コルは分岐になっており六の原に降りる事も出来る そのまま分岐を直進し 今度は緩やかな登りを行く

 花や実を期待したが見つけられないまま登って行く 山頂手前で振り返る 牛曳山とその先に先ほど見た景観の一部が見える 視界に制約を受けるものの先ほどの景観を思い出させてくれる そして伊良谷山山頂に出る
 
 山頂には山頂標識がある ここから大山を見る事が出来た事を思い出したが樹木が伸び視界が遮られている 大山を見るのは毛無山でと標識を後にしルートを行く 数歩歩いたところにリンドウが咲いていた ルートの先に毛無山のピークが見え 眼を左に転じて行くと 烏帽子山 比婆山 池の段 立烏帽子山 竜王山と山並みを見渡す事が出来る 更に左には牛曳山と牛曳山で見た右手方向の景観が見える 眼を戻すと、毛無山の先には吾妻山 猿政山 そして三瓶山もわずか頭を覗かす
 
 ルートを行く 殆どが樹林の中のルートで山並みは伺えない 緩やかに下り登り返す オオカニコウモリ* キクバヤマボクチに出合う 木々は紅葉しここでも秋色の山歩きを楽しむ ルートは樹林から抜け草原の中の登りとなる 頂上200歩 120mと書いた木片を確認し草原の中を登る 途中で振り返り縦走路を俯瞰する おや! 大山が見える 天気が良いと見え方も違う すぐに判別出来た 念の為ズームで撮る 三鈷峰や矢筈ケ山も判別出来た タニウツギ* リンドウを見て山頂広場に出る
 
 陽が射し、風もなくおだやかな山頂 まだ早いこともあってどなたもおられない 360度のパノラマが広がる 登ってきたルートを見ると伊良谷山 牛曳山が見え その先に見えるのは道後山らしい 眼を左に転ずると幾つもの山並みが見え その先に大山 烏ケ山 蒜山三座に連なる山並みを認める事が出来る 大山が見える方向とは反対側の西側には猿政山 吾妻山 その先に三瓶山が頭を覗かす 眼を左に転じれば 烏帽子山 比婆山 池の段 立烏帽子山 竜王山と六の原を囲む山々を展望できる
 
 山頂広場は草芝となっており ススキが白い穂をつけている 広場を歩き回ったが何も見つけられなかった 吾妻山の山頂付近に白いものが見える なんだろうとズームで撮ってみる 手持ちの状態で750mmのフレーミングはきつい エイヤっと何枚か撮った 家に帰ってみるとどうやら2名の登山者のようだった 麦茶で喉を潤し 大山を背景に記念写真をとり出雲峠のお花畑へ向かう
 
 出雲峠に向けた下山ルートを降りて行く ルートは樹林の中のコース テンポ良くとんとんとんと降りて行く コルの位置に分岐があり左に折れて出雲峠に向かう この辺りからまた紅葉を楽しめる 出雲峠のお花畑(私がそう言っているだけ)に向かうルートの紅葉は美しい
 
 出雲峠のお花畑に出る でも笹原になってしまい花は期待出来そうもない 笹原の中に入らず久々に出雲峠の分岐を経由する トイレがあり避難小屋もあった 分岐を六の原に向け進む お花畑に寄ってみるが花は期待出来そうもない 笹原には入らず下山ルートを行く そこでウメバチソウに出合う 一輪だけ笹の中に咲いていた
 
 お花畑を後に六の原へ向かう 緩やかな下りのルート 足を伸ばし、歩きを楽しむ 紅葉が素晴らしい 前方から陽射しを受け眩いくらいだ 登山客も多い 次から次とすれ違う 六の原の駐車場は一杯 駐車場のエリアと続いている空地にも車が次々と入って行く
 
 陽射しの中の白樺林を訪ねようと牛曳山登山口の空地に車を移し カメラだけ持って訪ねる リュックを背負っていないと身体が軽い 太陽の陽射しを受け 色は鮮やか 往復12分で紅葉を楽しむ事が出来た ここから登る方も多くおられた 車載温度は13℃に 帰路対向車が続々と六の原に向かわれていた


アプローチ
 今日も暗い中、倉敷を出発 車載温度12℃ 酒津から高梁川に沿って走り川辺橋 総社大橋と抜ける 豪渓泰橋9℃を確認 180号へ左折し高梁川に沿って北上する 井倉8℃ 新見8℃と10℃を切る温度となってきた 新見インターを過ぎ三叉路で180号と別れ182号へ左折し東条へ向かう 今日はガスが出ていないなと思って走っていると広島県に入った辺りからガスが出る 東条で314に乗り北上して行く ガスは市街地を抜けた辺りから見えなくなった 今日の日の出の時刻は6時26分との事だが6時ごろから薄明るくなってくる 小奴可の市街地を走っている時には正面の猫山を見る事が出来た 備後落合3℃を確認し183と合流 すぐに別れそのまま314を北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると広島県民の森 六の原駐車場に出る ここに車を置かせて頂く 車載温度は3℃