犬挟峠6:59−7:08尾根−7:23三合目_690m−7:38五合目_770m−7:47雲居平−7:56七合目_875m−8:22九合目_1013m−8:37下蒜山山頂8:44−8:55九合目−9:04退避9:07−9:15七合目−9:20雲居平−9:26五合目−9:35三合目−9:44尾根−9:54犬挟峠
今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる霧雨が降っているのでレインコートを着ようか迷ったが、下蒜山登山は五合目までは樹林の中 霧雨が降ってはいても通り雨のようなものではないだろうか 五合目までにやんでくれるかも知れない まだ降っていたらその時考えようといったん出しかけたのを戻して出発する 駐車場の周りには花は見られなかった 登山道入口には蒜山登山道案内*1) 蒜山登山を楽しんでいただくために*2) お願い*3) ツキノワクマ生息地域*4) という複数の案内板が設置されている 今日はクマ避けの鈴は前もってセットする事が出来た
新設された木道を行く 霧雨が降っており、周辺はまだ薄暗く花を認める事は出来なかったが、下山時にヤマラッキョウを見つける事が出来た 樹林の中ルートに入る 入口部は拡幅整備され以前の雰囲気と少し違った感じがする 古い部分の一部が残っているのを見ると懐かしさを感じる すぐに以前のままのルートとなり擬木の階段を登って行く そして尾根に出る 出たところには 頂上まで1時間40分と書いた標識がある 登山記録を見ると、丁度その時間で登る事が出来ていた
標識のところで90度 左へ折れる そして、ロープや鎖が設置された擬木の階段が始まる 段差の少ないところを選びながら登って行く 段差がつくと身体を持ち上げるのがきつく、瞬発力と言うのか弾性と言うのか思うように行かない 擬木の階段を過ぎるとしばし、傾斜が緩くなり、息を整えられる そしてまた次の擬木の階段を登る そして緩やかになり右へカーブすると三合目の標識に出る
ここを過ぎるとすぐに鎖が設置されている急な岩の斜面の登りとなる 木の枝を利用し、四つ這いになるようにして手も使い慎重にルートを選びながら登って行く 鎖が過ぎると ロープが設置されたルートとなる ここもなんとかロープを利用せずに抜ける ここで嬉しい事に、木漏れ日が射し込んできた 樹林に入った段階で霧雨が降っているか判断がつかなかったが、どうやら止んだようだ
樹林の出口に近づいたところで早速リンドウのお出迎え まだお目覚めではなかった そして五合目の標識に出る 前方に青空と陽射しを受けたピークが飛び込んでくる 霧雨はあがり良い天気になりそうだ
ルートには時々リンドウが顔を見せてくれるが、お目覚めまでもう少し時間がかかりそう 九合目のピークを正面に見ながらルートを行く 雲居平に向かう途中で後を振り向いてみた 霧雨のもととなった雨雲が遠ざかっている様子を伺う事が出来た 逆光という事もあろうが 前面に見る景観と振り返って見た景観の違いにびっくりする
花は少なく 尾根からの景観を楽しみながらルートを行く 下蒜山の山肌は美しい 九合目のピークもいい 振り返って見る尾根の景観もいい 雲居平 そして 七合目と登ってゆく 七合目からジグザグの登りが始まり 八合目(現在標識が無くなっている:豪雨で流された)から鎖やロープが設置された登りとなる 時折振り返り尾根の景観を楽しむ 鎖が設置されているところにアキノキリンソウが一輪咲いていた
急な登りに耐え一歩一歩登ってゆくと九合目に出る ここに出ると山頂ピークが伺える だが、振り返っても今登ってきた尾根の景観を伺う事は出来ない 少し下り登り返す ここにもロープが設置されている 足元が緩い所があるので降りる時には注意が必要だ 足元注意の標識も設置されている 注意解除の標識は無いが、下山者の為の標識が反対向きに設置されているので範囲がわかる 尤もそこで傾斜が緩くなるので標識が無くても判断出来る 山頂は近い 気持ち良く足を伸ばし山頂へ向かえるのは嬉しい そして山頂に出る
山頂にはどなたもおられなかった 中蒜山 上蒜山がくっきり見える 大山には雲がかかっている その日、大山に初冠雪があったとの報道があった あの雲がその雪雲だったのかも知れない 中蒜山を背景に記念写真を撮る 麦茶で喉を潤し下山する
下山は登ってきたルートを降りる 途中多くの方々とすれ違う 九合目から降りる鎖が設置されているところで7名のグループとすれ違う 登り優先であり 交わせるところで立ち止まり どうぞと声をかける 先方からもどうぞと声をかけられたが 気持ちをせかせて降りるのは危険だ ここで交わせるのでどうぞと先に登って頂く 降りる時ヅルと足が少し滑ったところもあったので、そのまま降りていたら危なかったかも知れない 登り優先と言うのは下山者の安全を考えたものとも言えよう駐車場には車が増えていた 私の隣に駐車された方も倉敷ナンバーだった 車載温度は11℃
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*1)大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内
登山道 所要時間(参考)
旧上蒜山スキー場駐車場→20分 上蒜山登山口→100分上蒜山頂上→60分 中蒜山頂上→30分 フングリ乢→70分 下蒜山頂上→ 70分下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場→1.2km上蒜山登山口→2.4km上蒜山頂上→1.6km中蒜山頂上→1.2kmフングリ乢→1.9km下蒜山頂上→2.4km下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場←15分 上蒜山登山口← 70分上蒜山頂上←60分 中蒜山頂上←50分 フングリ乢←50分 下蒜山頂上←100分下蒜山登山口*2)蒜山登山を楽しんでいただくために
登山の準備は万全ですか?
・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
登山には危険が伴います!
・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
・中蒜山頂上付近に避難小屋があります。
・携帯電話が通じない箇所があります。
自然を大切にしましょう
・ゴミは全て持ち帰りましょう。
・自然の動植物を採取してはいけません。
*3)お願い
ここは犬挟湿原です。希少植物(ミズゴケを含む)が生育しています。生きものを傷つけたり、植物を取るのはやめましょう。(蒜山エコツーリズム推進事業実行委員会)
*4)ツキノワクマ生息地域
・音の出るものを持参しましょう
・明け方・夕暮れの入山には特に注意しましょう
・爪痕や足跡を発見したら引き返しましょう (岡山県 美作県民局)
今日も暗い内に倉敷を出発 車載温度9℃ 吉備路429を行き 180を横断して県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅の信号の先で車載温度3℃を確認 小森温泉 旭川ダムと走る 今日は不思議とガスが見られない 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口温度5℃を見て313に乗り、落合 久世を過ぎ勝山へ向かう この辺りから周辺が見えてくる 勝山4℃ 313を北上する 櫃ケ山山頂はくっきり見えた 湯原に近づくと車のウインドウに霧雨らしいものが 時々ワイパーを動かす程度だが濡れているのを確認する 天気予報からは予想していなかった どうしようか迷ったがここまで来たのだ もう少し走ってみようとそのまま目的地へ向かう(この段階では上蒜山登山を考えていた) 湯原4℃を確認 湯原のトンネルを幾つか抜け中和村へ 道路拡幅工事で2ケ所片側交互通行があった 道の駅のところから新しいバイパスルートが出来ており、そちらを走る そう長くはないが拡幅された一直線の道が畑の中を抜け、信号の手前で旧道と合流する 先方に蒜山三座が見えて来る 上蒜山の方は黒い雲で覆われているのに対し、下蒜山の山肌には雲間から漏れた陽射しによるのか明るいところが伺える 上蒜山の黒い雲はこちらに移ってくるかも知れないが そちらに向かう気にはなれず下蒜山に予定を急遽変更する 蒜山の温度4℃を確認 下蒜山登山口の案内に従い右折し犬挟峠登山口駐車場に 駐車場にはすでに1台駐車 自転車もあった 車載温度4℃ 霧雨は降っている