駐車位置7:28−7:32城山登山口−7:38鉄塔#16−7:42鉄塔#15−7:58鉄塔#14−8:05三角点−8:18城山8:25−8:36鉄塔#39−8:53鉄塔#208−9:06遊歩道−9:17展望台−9:22遊歩道−9:33鉄塔#208−9:41分岐−9:50しょうね岩−10:04分岐−10:15城山登山口−10:18駐車位置
今日は熊山(くまやま508m)を訪ねる登山支度をして出発する -2℃と冷えてはいるものの風はなくそう寒さを感じない 城山児童公園を左に見て舗装道路を行く ルート脇のウメモドキはもうすっかり実を落としている 道路を登って行くと城山池の堰堤に出る 穏やかな朝の陽射しが山肌にかかっている 堰堤には姫路ナンバーの車が一台駐車していた
堰堤にかかったところに鉄塔巡視路があって、そこが城山ルート入口である 標識を見てルートへ入る ルートはすぐに急な登りとなる 切断した木が現れる 以前この木に頭を木にぶつけ事がある こうして整備して戴けると事前に確認し易い でもまだ残った木はルートに頭を出しており気づかないと切断面に頭をぶつける可能性がある 注意しよう
そこから数分登ると、ルートは右に折れ鉄塔#16に出る 鉄塔の右手にフサアカシアが花芽をつけていた 緩やかなアップダウンを行くとすぐに鉄塔#15に出る 正面から太陽の陽射しが直撃 まぶしい 前の山肌から丁度頭を出したところだ 少し下りまた登り返す ソヨゴ*(*は実を意味する) ネズ* ヒサカキ*が顔を見せる 傾斜がきつくなり 花崗岩の岩肌の登りとなる やがて鉄塔#14が見えてくる 振り返ると、登ってきた鉄塔ルートを俯瞰する事が出来る また、前方左手方向に城山のピークが見えて来る 朝の陽射しを受けた山肌は恥じらうかのように薄っすらと赤く見える
鉄塔#14に出る 鉄塔#14を左に曲がるようにして、城山へ向かう ソヨゴ*が陽射しを受けて輝いていた ひとつピークを超えると三角点がある 三角点を過ぎ少し下ってから城山への登りにかかる
ルートは急な登り、所々にテープナビがある 根っこに赤いテープをつけた所を目印にして回り込む形で最後の急傾斜を抜ける 途中向きを変え足元を見ると、山肌の低木樹林が美しい そして、城山の山頂台地に出る 台地を行くとケルンがある 近くに城山と書いた小さな標識が木にかけてあった 今日はここで記念写真を撮る
城山を後に、緩やかな尾根歩きを楽しむ 左手後方には中尾鉄塔ルートや吉井川の景観を伺う事が出来る ここでもネズ* ソヨゴ*を幾つも見つける そして鉄塔#39に出る
鉄塔#39から50m程行くと、中尾鉄塔コースと合流する 分岐を右にとり熊山へ向かう 暫くは樹林帯の中のルート 緩やかな登り 景観は得られない コウヤボオウキの綿毛が陽射しを受けているのを見つける やがて、右手が開け、向かいの尾根が見え、前方に鉄塔か見えてきて、鉄塔#208に出る
ここで権現道コースと合流 ルートの幅が広くなる 帰路はここまで戻り権現道を降りる予定 いつものところに顔を見せるサルトリイバラ*を確認 ゆるやかなアップダウンを行く ソヨゴ* ヒサカキ*も顔を見せてくれる 丸太の階段がありそれを登って行くと、遊歩道に出る 遊歩道を横断し、引き続き丸太の階段を登って行く ヤブツバキやヒメモチの木のところに出る ヤブツバキは一輪花を咲かせていた ヒメモチは花芽のようなものは判別出来なかった マンリョウも枝葉を確認出来たが実はすっかり無くなっていた そして熊山遺跡の裏手に出る 正面に回り遺跡を見る そこには説明板*1)が設置されている遺跡を後に 展望台へ向かう 朝の景観が広がる 誰もいない展望台は絵になる 薄っすらと靄が出ており、近くの吉井川は川筋を追う事が出来るが遠景の瀬戸内海の景観は判別がつかなかった すぐに下山する
下山は登ってきたルートを鉄塔208まで戻り そこから権現道コースへ降りる しょうね岩に出る 岩と松、そしてその先に吉井川 足元に留意し、前面に展開する景観を楽しみながら降りてゆく
分岐を左に折れ 急な下りを注意しながら降りて行くと中尾鉄塔ルートと合流する 城山池を右に見てルートを行く 城山堰堤の城山ルート入口付近には10台程駐車、姫路ナンバーの車もまだあった 城山児童公園では丁度ゲートボールの準備をしているところだった 私と同様墓地駐車場から登って行かれる方もあり もう登られたのですかと声をかけられ挨拶を交わす 車載温度6℃ 陽射しが心地よい−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*1)国指定史跡 熊山遺跡 管理団体 岡山県赤磐市 指定年月日 昭和31年9月27日この遺跡は、熊山山頂(508メートル)に在って、全国に類をみない石積みの遺構である。ほぼ、方形の墓壇の上に、割石をもって三段に築城している。第一段は南面が狭く、北面が広い台形、第二段は、南面が広く、北面あ狭い台形になっている。第二段の四側面の中央に龕(がん)が設けてある。第三段は、方形であるが、中央部分に大石で竪穴の蓋がしてある。
石積の中央には、竪穴の石室(約2メートル)が作られていて、その石室に陶製の筒形(五部分に分けられる)の容器(高さ1.6メートル)が収められていた。この陶製の筒の中に、三彩釉の小壺と文字が書かれた皮の巻き物が収められていた。と伝えられている。
陶製の筒形容器と三彩釉の小壺からみて、本石積遺構の築成年代は,奈良時代前期で、三段の石積の仏塔と考えられる。
また、熊山山塊には、現在大小32基の石積の跡が確認されている。国指定の石積遺構に類似しているが、築成の目的、年代、築成者などは異なるものと思われる。
6時半ごろ倉敷を出発 日の出の時刻は次第に早くなってきて、大分明るくなってきた 車載温度-2℃ 今日は一段と冷える 倉敷川沿いを走る 河津桜はまだのようだ 2号線を岡山へ向かう 流れはスムーズ バイパスを抜け吉井川を渡る おさふねサービスエリアを過ぎ 香登西の次の香登駅前の信号を左折 新幹線を潜り道路を直進 T字路で左折 すぐ次のT字路を右折 次の三叉路で左へルートをとり 道なりに登って行くとNTN社宅裏手の墓地に出る 墓地の駐車場に駐車させて戴く 車はまだ一台もない 車載温度は-2℃