天神山  

天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り96分 下り55分   岡山県
倉敷からの距離   64Km        登頂日 2022/03/12  ガイドブック  F写真 動画

駐車場7:55−8:14石段−8:24擬木の階段ー8:28五合目−8:54石仏−9:12八合目−9:20park−9:31三角点9:38−9:46parkー9:47合流−9:49八合目−9:56石仏−10:10擬木階段終−10:15石段終−10:33駐車場

登山
 今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる

 登山支度をして出発する おやウグイスの鳴き声が聞こえる 今年初めてだ 登山口の方へ少し戻り 自然歩道へ右手法面を登って行く 落ち葉が積もったルート ルート右にジャノヒゲの葉が幾つもあるがエメラルドブルーの実を見つけられなかった ルートは右にカーブする 前方に鈴振り崖が見える筈だが手前の樹林が育ち見逃した 下山時再度確認したところ標識を過ぎた所で見えるポイントがあった 花や実はまだ、渓流を2度跨ぐようにして抜け 樹林帯に入る
 
 右手に渓流を見ながらルートを行く 倒木があちらこちらに残っているが、ルートを歩くには支障が無い やがて石段のルートになる この辺りは結構荒れている 足元に留意しながら登って行く そろそろヤマネコノメソウが咲く季節 小さい葉が沢山顔を見せてくれる 肉眼では確認出来なかったが撮った写真を見ると花芽らしきものが伺える 石段を抜けると擬木の階段のルートとなる ここから約1300段の階段が始まる
 
 前回(2021/11)にここを訪ねた時は右脚の違和感をかばいながらであった もうその心配はない でも先週神ノ上山を訪ねた時 結構バテた 今日は県北の山を狙えるか 予備テストというところ この登りを耐えられれば大きな自信になる
 
 擬木の階段にかかって数分登ったところに"五合目あたり"と書いた札が設置されている この辺りにもジャノヒゲの葉があちこちに見られる 今日はここで幾つかエメラルドブルーの実を見つける事が出来た またこのルートにはヤブツバキが多いのだがやっと花芽を見つけられた状態 まだこれからのようだ
 
 左手の岩に石仏があったところに来る 前回2020/3/9に登った時に無くなっていると書いたが 今日は石像が設置されていた 近づいてみると、その前に小銭が多く見られた ああ良かった
 
 ここには、"この辺りが七合目"と書いた表示が見える 擬木の階段のほぼ真ん中 あと半分だ ジグザグに大きくカーブを取りながら登って行く 同じようなカーブが続く 振り返りると樹間に岩峰を伺う事が出来る明星崖だろう そして八合目の標識のところに出る 八合目を過ぎ "あと少し もうすぐ頂上 おつかれさま" と書いた標識を見て 1300段の擬木の階段を終える 右手に森林のはたらきと書いた説明板が設置されている
 
 笹の中のルートを行く そして、林道終点の広場に出る 広場には天神山野鳥の森案内図が設置されている 登山口に設置されていたものと同じデザインだ 林道を行くと天神山*3)の紹介や中国自然歩道案内図*1) 天神保健保安林*4)と書いた案内板が設置されている
  
 山頂を示す標識に従ってルートへ入ってゆく このルートで一番好きなところだ 心地良い土道のステップを楽しむ 薄っすらとガスがかかっている ここで冠雪した大山を見た事を思い出し 樹間を探すが景観はぼんやり とても見つけられそうも無い ルートは少し下る 下った位置に分岐がある 山頂へ向かうルートの笹が刈られ幅広のルートになっている これだと笹の露に濡れなくて済む 山頂へ向かう 2,3分で山頂に出る
 
 山頂には一等三角点があるが周囲の樹木で展望は得られない アセビが実を残しているのを確認 鈴振り崖での景観は期待出来そうもないのでここで記念写真を撮り下山する

 下山は登ってきたルートを戻る 途中石段を下っている時に次々と8名の方々とすれ違う 駐車場には5台車が増えていた 車載温度は18℃を示していた
 
 今日の感じならペースを掴みながら登れば行けそうだ 階段の下りもとんとんとテンポ良く降りれるところもあった と自分なりの評価を行う 登山記録から3月に登った登頂時間と下山時間を調べると下記のデータ 2年前とそう変わっていないので一安心
 
     登り 下り(分)
2008/03/26 62 31
2010/03/26 61 35
2015/03/06 77 39
2019/03/05 82 47
2020/03/09 95 54
2022/03/12 96 55
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*1)中国自然歩道案内
中国自然歩道とは
中国自然歩道は、中国5県を一周し、それぞれの地方に残された美しい自然のなかを歩いて、豊かな自然に親しみ、また、郷土の歴史や文化にふれて、私たちのふるさとを見直すための長距離自然歩道です。
 岡山県では、自然歩道を5つのルートに大別し、さらに各ルートを1日で楽しめるよう、合計43のコースに区分しています。

主な見どころ
●新成羽川ダム
 103mの堤高と289mの堤頂長は。重力式アーチダムでは現在のところ日本一でる。揚水式発電の上池のダムである。
●天神山
 標高777m。チャートと呼ばれる古生代の地層からなり、天神五葉の松の緑が美しい。頂上からは南に瀬戸内海を、北に大山を望むことができる。
●吹屋ふるさと村
 赤銅色の石州亙とペンガラ色の外観の見事な町並みが整然と続く。江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産である。
環境省・岡山県

*2)自然歩道を利用される皆さんへ
自然歩道を楽しく利用できるよう歩きはじめる前に、もう一度次のことをチェックしましょう。
1、健康状態に充分気をつけむりのない計画を立てましょう。
1、地図やパンフレットなどにより歩行計画を立てましょう。
1、特に終点の交通機関、宿舎などについては確認しておきましょう。
1、できるだけ2人以上で歩きましょう。特に日没後は利用しない様にしましょう。
1、植物図鑑、昆虫図鑑などの資料を持って歩くと一層楽しく利用できます。 
環境省・岡山県

*3)天神山
 天神山は標高777mで、高梁市内最高峰です。一帯は基盤の古生層が長年にわたって浸食されて多くの奇峰を形成し、雄大な風景をなしています。
 その中の一つに、鈴振崖と呼ばれる屹立した巨岩があります。ここで小石を上から投げると、石は岩と岩との間を音を立てて落ち、あたかも鈴を振っているような音がするのでこの名前がついたといわれています。なお、山頂部に近い急傾斜には、ビャクシン、ゲンカイツツジやゴヨウマツなどの珍しい植物が生育しています。 環境省・岡山県

*4)天神保健保安林(判読困難のところがあるが、下記の記載と思われる)
 この地区は公衆の保健休養の場として指定された保健保安林で高梁川上流県立自然公園特別区域に属し、風光明媚の地であり、また、水源かん養保護林としても重要です。
 樹木・鳥獣・自然景観の保護・山火事の防止に留意して利用して下さい。 岡山県・成羽町



アプローチ
 朝食を終えて倉敷を出発 車載温度9℃ 日の出の時刻は次第に早くなりすっかり明るくなっている 酒津から高梁川沿いを走る 対岸の河川敷に小田川切替R5年完成予定と大きく表示があり、様相が一変している 総社大橋 豪渓泰橋を抜ける 橋のところの温度表示は7℃ 信号を左折し180号を北上する 流れに乗って走って行く 高梁市入口で313へ左折する 成羽美術館を過ぎ 川上町の信号機のところで右折県道33へ進む 成羽川を右に見ながら北上する トンネルを二つ抜け 今は閉店している道の駅(トイレは利用可)を過ぎ少し走ると左手に天神山登山口がある 登山口には中国自然歩道案内*1) 天神山野鳥の森案内図 自然歩道を利用される皆さんへ*2) と書いた案内図が設置されている 標識を確認して左折し駐車場に駐車 車載温度計は8℃ 他に駐車している車は無い