駒の尾山〜後山縦走



駒の尾山 標高 1281m 難易度 ☆ ガイドブック F岡山県
後山 標高 1345m   難易度 ☆☆ ガイドブック F岡山県
登り51分 下り38分 縦走 行き73分 帰り75分
倉敷からの距離   133Km        登頂日 2022/09/15    写真 動画

登山口_2000m7:05−7:11標高1000m_1780m−7:11標高1050m_1510m−7:26展望台_1100m−7:32標高1100m_1000m−7:36標高1150m_760m−7:48標高1200m_390m−7:50標高1250m_170m−7:56駒の尾山_1281m8:02−8:04避難小屋=船木山2200m−8:09船木山1950m−8:17船木山1350m−8:24鍋ケ谷山標高1253m−8:31船木山800m−8:37船木山500m−8:45船木山200m−8:51分岐−8:53船木山標高1334m−9:15後山標高1345m9:19−9:40船木山−10:06鍋ケ谷山10:08−10:32避難小屋−10:36駒の尾山10:43−10:59標高1150m(展望台跡)−11:05展望台−11:21登山口

登山
 今日は駒の尾山(こまのおさん1281m)から後山(うしろやま1345m)へ往復する

 登山支度をして出発する 登山口には駒の尾山登山口と書いた石碑があり林道ダルガ峰案内図と駒の尾山の案内図がある 林道ダルガ峰案内図の脇に駒の尾登山口バス停と書いた案内がある 後山キャンプ場(舟木山登山口)とここを無料で送迎してくれるシャトルバスがあるとの事 今年からスタートしたようだ これを利用すれば縦走路を往復しないで済む (検索:美作アルプス シャトルバス 2022
 
 駒の尾山の案内図があるところが登山口で木造の階段がある 熊出没注意の標識が両脇にある 熊避けの鈴はあらかじめセットしてある その階段を登って行く イヌタデ オタカラコウが顔を見せてくれた 階段を登ったところにも熊注意の標識があった 整備された幅広の登山道に導かれ 登って行く 少し傾斜のあるところには丸太の階段とその中央にてすりが設備されている 階段を登るよりその脇を登る方が歩きやすい
 
 数分登ると標高1000mを示す標識がある 標識は標高50m毎設置されている ルートには花が見られない そこから15分程で展望休憩舎のところに出る 洒落た形 山頂までで展望が得られる唯一の場所 東側の景観を楽しむ事が出来る この地点は登山口から900m 山頂まで1100mとの事 ほぼ中間点にあたる 標識等見て眼を移したらカシワ*(*は実を意味する)を見つけた

 同じようなルートを登って行く 標高1100mの標識を過ぎてやっとオトギリソウを見つける そこから数分登ると二つ目の展望台があった場所に出る 10年前に来た時、ここを登っても展望が得られなかったと記している 展望所としての機能しなくなったので老朽化が進んだ段階で撤去されたのだろう 基礎が残っていた

 ルートを行く 標高1200m 1250mと登って行く ゆるやかな登りである ブナの樹がいい 標高1250mを過ぎると樹林から抜け 見通しが良くなる 花を期待したが見つけられず 駒の尾登山口美作市(東粟倉)方面という標識の近くにノアザミを一輪見つけた

 山頂には駒の尾山山頂と彫った立派な石碑があり中国自然歩道案内図*1)と書いた大きな案内図がある 広場には石碑を取り巻くように石座がいくつもあり、東西南北と書いたものも見られる 山頂からの景観は360度のパノラマ これから縦走する船木山 後山を見る事が出来る また 北の方角には氷の山がなだらかな稜線を見せていた バテないうちにここで記念写真を撮っておこう

 麦茶で喉を潤し、後山に向けて縦走路を行く すぐに避難小屋に出る ここにもクマ出没にご注意くださいとの標識がある ルートはすぐに中国自然遊歩道に出る ダルガ峰から後山へと続いている ルートは緩やかな下り 根曲り竹に囲まれたルート 根曲り竹は背丈以上あり左右の視界は得られない花も見つからない

 黙々とルートを行く ゆるやかなアップダウンではあるが登りは結構つらい やっとオトギリソウを見つける 鍋ケ谷山山頂標高1253mと書いた標柱が設置さたところに出る 根曲がり竹を少し切り開き展望が得られるようにしている 駒の尾山と避難小屋を見る事が出来た
 
  ルートを行く、船木山まで500m辺りの木々が美しい 木陰に加えていい風が抜け実に心地良かった 今度は舟木山にかけての登りだ これまで何度かこの縦走路を歩いているが、登りを苦しんだ記憶は無い 後山に登るには距離はあるもののこちらが楽かと思って計画した ちょっと甘かったようだ 帰路を考えると舟木山で戻ろうか とも考えながら進む 舟木山に出た時判断しよう
 
 キャンプ場からの登山道と合流する ここまでくれば舟木山はすぐだ すぐに船木山に出る 船木山1334mと書いた標柱が設置されている 見下ろすと日名倉山のベルピエールが見える あと少しだ後山まで行こう

 ブナ樹林の中のアップダウンを行く オトギリソウ サンインヒキオコシを見つけ、後山山頂に出る 山頂にはとなたもおられなかった 三室山や駒の尾山などを見る事が出来た 麦茶で喉を潤し帰路につく

 帰路は縦走路を駒の尾山に戻り 登ってきたルートをそのまま戻る 縦走路に陽が射してきた 暑い 帽子の庇を使って首周りを保護する 雲で陽射しが隠れるとほっとする 陽射しに対する抵抗力も体力なのだろう 鍋ケ谷山山頂に出た所で残っている麦茶を飲む 駒の尾山への登りをなんとかこなす 山頂の石座に座り込みしばらく休む 座って休むという事はほとんどした事が無い それだけ疲れていたようだ
 
 そして駒の尾山の下りを降りる 下りのテンポを楽しめるかと思っていたが、その余裕は無かった 無事下山 車に置いている麦茶を飲む 車載温度27℃
 
 ここの登山の楽しみの一つ 帰路に道の駅あわくらんどで梨を購入する
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*1)中国自然歩道案内図(岡山県最高峰の後山の展望と自然に触れるみち−若杉原生林の森林浴を楽しむみち)
中国自然歩道とは
中国自然歩道は、中国5県を一周し、それぞれの地方に残された美しい自然のなかを歩いて、豊かな自然に親しみ、また、郷土の歴史や文化にふれて、私たちのふるさとを見直すための長距離自然歩道です。
 岡山県では、自然歩道を5つのルートに大別し、さらに各ルートを1日で楽しめるよう、合計43のコースに区分しています。

主な見どころ
●若杉天然林
 若杉天然林は、ブナやミズナラを主体とした自然の姿が残されており、新緑はもとより秋の紅葉が特に美しい県内有数の天然林として、氷ノ山後山那岐山国定公園の特別保護地区に指定だれていて、「森林浴の森日本百選」にも選ばれています。
 若杉天然林内には、中国自然遊歩道及び自然研究路(歩道)が整備されており、総延長4.2kmの林内散策が楽しめます。
●駒ノ尾山
 駒ノ尾山(標高1,280.7m)は、氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されています。山頂からは、東に船木山から後山、西に那岐山を望み、南は遠く瀬戸内海や小豆島まで望むことが出来ます。
 駒ノ尾山山頂付近からは、北側及び東側へのびる中国自然歩道の他に、西側と南側へ向かう登山道も整備されており、多くの人に利用されています。
●後山
 岡山県下最高峰の後山(標高1,344.6m)は.昭和44年に氷ノ山後山那岐山国定公園に指定され、その面積は875haで、このうち行者谷を中心とする62.5haが特別保護地区として厳重に保護されています。
 後山の頂上付近にはプナの原生林やシャクナゲ、ドウダンツツジ等の群生地があり、春から秋にかけて見事な花や紅葉が楽しめ、山頂まで登山道が整備されていて、山頂からは遠く瀬戸内海まで望むことができます。
環境省 岡山県



アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度26℃ 2号線を岡山へ向かう 大型トラックが多い 流れは順調支障なく岡山バイパスを抜ける バイパスを降り2号線を行く まだ暗く前車の尾灯を追って行く 伊部で374に左折し北上する この辺りから次第に明るくなってくる 和氣を過ぎ吉井川に沿って北上して行く 周匝(すさい)で吉井川と別れ、今度は吉野川に沿って走る 英田町 湯郷温泉を抜け179へ右折 江見(えみ)で県道5号へ左折する 県道5号も吉野川に沿っており川の流れを楽しめる 彼岸花が顔を見せ彩を加えてくれる 武蔵の里に近づいて来ると前方に後山に連なる山並みが見えてくる 429を少し走り大原で373に乗る 後山登山口は429を行くが今日は373を直進する 大原市街地の温度表示20℃ 道の駅あわくらんどを左に見てすぐ広域林道へ右折する 林道を走って行き トンネルを抜ける トンネルを過ぎて民家を左に見て最初の十字路がダルガ峰林道色口 ここを左折する 舗装された道路 かなりの急斜面を登って行く 対向車と遭遇したらどこで交わせるか留意しながら登って行く 幸い対向車と出会う事なく、駒の尾山登山口の駐車場に出る 広い駐車場でトイレも設備されている 駐車している車は無かった 車載温度20℃