牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m 
難易度 ☆     登り82分 縦走59分 下り59分 白樺林往復14分  広島県
倉敷からの距離 138Km        登頂日 2022/10/20   ガイドブック  写真 動画

六の原駐車場7:12−7:23入口−7:29「牛曳山2.3Km」道標−7:55牛曳滝−8:34牛曳山尾根分岐8:35−8:45分岐−8:53伊良谷山山頂−9:34毛無山山頂9:48−10:02分岐センター2.4Km−10:09分岐−10:17出雲峠−10:47駐車場 
登山道入口10:52=10:56白樺林11:03=11:06登山道入口

登山 
 今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
 登山支度をして出発する 手が冷たく感じるので手袋を着用する 公園センターの右手を見ると 色づいてきた毛無山が伺える 牛曳山から縦走する計画だ 毛無山を背にして自動車道を走ってきた方向へ向かう 正面からの太陽がまぶしい 道路脇にシロヨメナ イタドリ*(*は実を示す)を見つける
 
 自動車道を10分程行くと牛曳山入口に出る 車両通行止めの標識と牛曳山を示す標識のところを入る ムラサキツメクサの出迎え受けルートを行く いつもの場所にシロヨメナが幾つか花を咲かせていた ルートを登って行くと牛曳山と書いた標識のところに出る 2.5kmと書いてあった標識は朽ちてしまい距離表示のない標識となっていた 標識の手前にリュウノウギク ノアザミが咲いていた
 
 ここから登山道となり道幅が狭くなる また白樺林となっておりカエデが紅葉しておりなかなかいい 時間が早く山影となっており陽射しが得られない 今回の計画でこの事を考え、どの山から登ろうか考えた 毛無山に縦走前に立つか、縦走後に立つかを比較すると 今日選んだ縦走後に立つ計画を選びたい やはり 前回同様、帰路再度訪ねることにした 尤も片道5分少々 15分もあれば良い
 
 白樺林に入ったところにアキノキリンソウが咲いていた 色づいてきた木々を見て白樺林を過ぎる 樹林の中のルートが続く 花や実を見つけられないままルートを行くと明るくなる 見上げると色づいた木々 明るい場所では紅葉が始まっている様子を伺う事が出来る 陽射しの中を歩く時が楽しみだ 渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いのルートとなる
 
 ヒカゲミツバ* ヤマアジサイ* モミジガサ モミジハグマ キバナアキギリ* を見てルートを登って行くと 前方に牛曳滝が見えてくる 滝の上に眼をやると色づいた樹林を確認する事が出来る 滝にはまだ陽が射していない 
 
 ジグザグにルートをとり滝の上に出る モミジハグマ オオカニコウモリ ミヤマタニソバが顔を見せる ルートは左にカーブして渓流を跨ぎ樹林のルートに入る 前方が明るくなってくる 数十メートル登り右にカーブするとパット明るくなり色づいた木々が現れる 山影から飛び出したのだ ジグザグに登って行くので登る向きによって彩に変化がある 曲がり角に近づくと曲がった先にどのような変化があるか期待しながら登って行く
 
 ヤマジノホトトギス* アキチョウジ コアジサイ* ユキザサ* ヤマアジサイ* オオバギボウシ* キクバヤマボクチ マムシグサ* ツルシキミ* オトコヨウゾメ*などを見つけながらルートを行くと尾根分岐に出る
 
 分岐の標識があるところが牛曳山山頂らしい ここからは、眺望は得られない 近くにコマユミ*が沢山実をつけていた この辺りはコマユミが多い 分岐を左に折れ 伊良谷山へ向かう
 
 樹林の中のルート 緩やかな下り 足は軽い 右手樹間に山並みが見える おや!大山が見える カメラに撮ろうとすると前面の樹木が邪魔になる なんとかそれらしい写真を撮る コバギボウシ* オオナルコユリ* チゴユリ*を見つけコルに出る コルは分岐になっており六の原に降りる事も出来る そのまま分岐を直進し 今度は緩やかな登りを行く

 赤い実を見つける メギ*だ メギは2014/10/15にここを訪ねた時出会ったもの 再度出会えて嬉しい リンドウに出会えぬか期待したが見つけられぬまま伊良谷山山頂に出る
 
 山頂には山頂標識がある 標識の裏に少し入れる空地がある そこに行くと大山を見る事が出来た ここからどの程度の距離があるのだろうか? 地図で測るのは面倒だ 大山 比婆山 距離と入れて検索する 国道183経由で87.8kmとのこと 大体の距離感を掴む事が出来た
 
 ルートを毛無山へ向かう 樹林の無い尾根道を少しの時間抜ける 比婆山などの景観が得られる ルート上の花にも期待される しかし、ルート整備がされ、草は刈られ花を見つける事は出来なかった そしてまた樹林のルートに入って行く
 
 ルートを行く 緩やかに下り登り返す サラシナショウマ* オオナルコユリ* オオカニコウモリ ユキザサ*に出合う ルートは樹林から抜け草原の中の登りとなる 足元に118mと書いたステップ状の木片に気づく 半端は数字だが山頂までの距離のようだ 刈られた枯草の間にリンドウのつぼみを見つける 陽射しを遮られ花を開く事が出来ないのだろうか 周辺の枯草を除去しておく タニウツギ*を見つけ山頂に出る
 
 陽が射し、風もなくおだやかな山頂 賑わう山頂広場にはまだどなたもおられない 360度のパノラマが広がる 登ってきたルートを見ると伊良谷山 牛曳山が見え その先に見えるのは道後山らしい 眼を左に転ずると幾つもの山並みが見え その先に大山 烏ケ山 蒜山三座に連なる山並みを認める事が出来る 大山が見える方向とは反対側の西側には猿政山 吾妻山 その先に三瓶山が頭を覗かす 眼を左に転じれば 烏帽子山 比婆山 池の段 立烏帽子山 竜王山と六の原を囲む山々を展望できる 
 
 山頂広場は草芝となっており 広場を歩き回りリンドウ ヤマラッキョウ*を見つける 麦茶で喉を潤し 大山や比婆山を背景に記念写真をとり出雲峠のお花畑へ向かう
 
 出雲峠に向けた下山ルートを降りて行く ルートは樹林の中のコース 小さい赤い実を一つ見つける 葉の形からフウリンウメモドキ*と思われる コルの位置に分岐があり左に折れて出雲峠に向かう 
 
 出雲峠のお花畑(私がそう言っているだけ マツムシソウの群生 ウメバチソウの群生が楽しめた)に出る やはり笹原が茂り花は期待出来そうもない 笹原を抜けて行こうかと思ったがまだ露が残っている これではずぶ濡れになってしまう 慌てて笹原から戻り出雲峠の分岐を経由する 避難小屋があり 向かい合うようにしてトイレがあるがトラロープが張られ使用中止と書いた札がついていた 分岐を六の原に向け進む お花畑に寄ってみるが花は見られない それでもマツムシソウ*が幾つか残っていた 笹原には入らず下山ルートを行く 笹原の中のルート ここの笹は刈られておらず ルートを狭くしている ここで、ウメバチソウを見つけた記憶があるがもう期待出来そうもない
 
 お花畑を後に六の原へ向かう 緩やかな下りのルート 足を伸ばし、歩きを楽しむ 5名の方とすれ違う だが駐車場にはかなりの車 次々と来園して来られる車が見られた 車載温度は13℃だった
 
 陽射しの中の白樺林を訪ねようと牛曳山登山口前の空地に車を移し カメラだけ持って訪ねる リュックを背負っていないと身体が軽い 太陽の陽射しを受け 色は鮮やか 往復14分で紅葉を楽しむ事が出来た 朝気づかなかったワレモコウに出会えた


アプローチ
 今日も暗い中、倉敷を出発 車載温度11℃ 酒津から高梁川に沿って走り川辺橋 総社大橋と抜ける 豪渓泰橋9℃を確認 180号へ左折し高梁川に沿って北上する 井倉8℃ 新見8℃と10℃を切る温度となってきた 新見の市街地に入った辺りから明るくなってくる 市街地を抜け三叉路で180号と別れ182号へ左折し東条へ向かう 新見トンネルを抜ける 周辺が良く見える しかし、山沿いはガスに包まれている 車は次第にガスに入る 道の駅鯉ケ窪ではすっぽり包まれ、前方が見にくい程 スピードを落とし慎重に走る 東条で314に乗り北上して行く 市街地に入るとガスは薄くなり 東条トンネルを抜けると、不思議 青空が広がり 周辺の山並もすっきり見える これは嬉しい 小奴可では前方に猫山を見る事が出来た 備後落合3℃を確認し183と合流 すぐに別れそのまま314を北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると広島県民の森 六の原駐車場に出る ここに車を置かせて頂く 車載温度は4℃ 広い駐車場に私の他もう一台 登山支度をされておられるようだった