駐車場所7:30−7:35鉄塔#39−7:46鉄塔#38−7:51五合目−7:54鉄塔#37−8:03七合目:お花畑−8:12鉄塔#36−8:15標識−8:21怒塚山山頂8:22−8:39鉄塔#127_8:47−8:53分岐三角点−8:55六合目−9:01七合目−9:06八合目:金比羅宮跡−9:09分岐−9:15道路−9:27金甲山山頂9:30−9:39みつがしわ新道分岐−9:45林間コース分岐−9:59合流−10:06誠徳院−10:07奥池−10:16中池−10:18中池登山口−10:47駐車場所
今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる登山支度をして出発する 登山口に急告!!*0)と書いた表示がある 山火事に注意と書いた表も掲示されている 一瞥して登山道に入る 斜面にヒメオドリコソウ ヒメウズが顔を見せてくれる 小さな花だが季節がめぐり、自らの力で存在を示してくれる 竹藪を抜けて民家の裏手に出る
カラスノエンドウが葉を伸ばしていたが花はまだ いつものところにシキミが花を咲かせていた 近づいてカメラに収める 鉄塔#39に出る この辺り、花はまだここからは竹藪や樹林の中のルートとなる 足場が見えないほど落ち葉が幾層も積もっている 時折ウグイスの鳴き声が聞こえてくる フキノトウが顔を見せる おや?何だろう ブッシュの中に花芽が どうやらアケビのようだ 鉄塔#38を抜けて数分登ったところに五合目大山展望と書いた標識があり 右手に岡山市街地の眺望がえられる ここから大山が見られるようだが県北は春霞状態で判別出来ない ルートを行く 鉄塔#37を潜り登って行く 近くにヒサカキが咲いていた
この先にウグイスカグラの木があり花を期待している ルートが右に曲がる角の位置に当たる 割と小さな花で目立たない 近づいてゆくと咲いている様子が伺えた 喜んでカメラに収める 数枚撮ったものの残念ながらどれもピント外れだった すぐ近くにコバノミツバツツジが一輪咲いていた
ウグイスカグラに出会えた事を喜びながらルートを行く 今度はヒトリシズカが顔を出していないか左手に留意しながら登って行く 残念ながら出会えぬまま七合目と表示されたところに出る
ここはお花畑と呼んでいた場所だが大分荒れている 花は見られない アングルの階段となっている従来のルートを登って行く 斜面は随分荒れている 足場をなんとか確保しながら登って行く カンスゲに出会えたが期待していた花はまだだった 前回と違った方角から鉄塔#36に出る
ここにもウグイスカグラが顔を見せてくれる コウヤボウキ*(*は実を意味する)が綿毛をつけていた 樹林の中のルートを行き怒塚山山頂に出る
山頂に出ると穏やかな陽が射しこんでいる 樹林越しに児島湖や岡山港が見える 目指す金甲山も伺うことが出来る 景観を一望して金甲山へ向かう 樹林の中のルート 新しい葉を伸ばしている木々を見ながらルートを行く 何回か下って 登り返すと鉄塔#127に出る鉄塔#127は縦走路で展望が得られる場所 鉄塔の先に金甲山山頂が伺える 児島湖や怒塚山の山頂を伺える 今日はここで怒塚山を背に記念写真を撮る
アケビが可愛い花を咲かせているのを見つけ樹林の中へ入る いつもの場所にキヅタ*が顔を見せるが実はほとんどなくなっていた 中池ルートと合流する 合流点を数歩進んだところに三角点がある ここにはミツバアケビが顔を見せるのだが 花はまだだった 六合目 七合目と書いた標識を見て、大きな樹の中のルートを登って行く 見覚えのある樹肌だ クスの大木がいくつも顔を出す ルートは左にカーブすると間もなく左手に八合目の標識が現れ 前方右手に金毘羅宮の石の鳥居が見えてくる
鳥居を右に見てルートを行くと分岐に出る 分岐を右に金甲山へ向かう 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道を予定している
分岐を登って行く 自動車道に出る手前にコハコベが小さな花をつけていた 自動車道に出て道路脇の花を探したが まだだった 右手、怒塚山が見えるスポットで写真を撮る 左に広い駐車場を見てルートを行く ホトケノザが顔を見せてくれた 駐車場には金甲山*1)と書いた案内がある その前にキヅタ*が顔を見せる ここでは大きな木に沢山の実をつけていた ルートは右にカーブする ラッパスイセン ウメ セイヨウタンポポ オオイヌノフグリ キズイセン カラクサケマン等を見つけ展望台に出る
展望台に出るといきなり瀬戸内の海と島々が飛び込んでくる 幾つもの島々が太陽光線を受け 存在を主張している 展望台には島々の名前を記したイラスト版があり島の名前を確認出来る 屋島や小豆島も見られる
金甲山山頂は旧観光レストランの屋上にある 営業はしていないが構築物は残っており屋上に行ける 建屋から入らず神社を祭ってある方から行く ミツマタが黄色い花を咲かせていた ツルニチニチソウが一輪咲いていた 屋上に登る階段脇に金甲山の神籬(ひもろぎ)*2)と書いた説明がある そして、屋上にある山頂・三角点に出る
屋上からは展望台で見た景観を楽しむ事が出来る 春霞状態で遠景はぼやけているが、穏やかな瀬戸内海の景観を楽しむことが出来る 景観を一望し下山する 下山は金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
樹林の中のルート 谷を左にして巻いて行く ヤブツバキが幾つも咲いている 足元にも落花が幾つもみられる 林間コースへの分岐があるがそちらへは行かず直進し 従来のルートを行く
樹林を出て左にカーブする 花が顔を出してくれるところだ コハコベを見つける 他の花はこれからのようだ 足元が滑りやすい 注意して降りてゆく 地蔵様を見て降りてゆく フキノトウが幾つも顔を見せていた そして渓流を抜け 林間コースと合流する そこから10分も要せずに誠徳院に出る
誠徳院からは幅広のルートを行く タネツケバナが顔を見せてくれる 右手に奥池があるのだが今日も水が少ない ヤマノイモ*を見てルートを行くと 中池に出る ここも水が少なく1/3程が干上がっている
中池を後にルートを行く ノイバラ*が実を残しているのを見つける 野辺の花が顔を見せてくれる オオイヌノフグリ ホトケノザ ナズナがあちらこちらに固まって咲いている 陽ざしを受け輝いている ウシハコベ セイヨウタンポポ ノボロギク カラスノエンドウ ムラサキサギゴケ スギナ(つくし) ノゲシなどを楽しみ駐車場に 登山者用駐車場は満車だった 車載温度は12℃を示していた
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*0)急告!!
平成21年4月12日(日)タバコの火の不始末と思われる山火事が発生し、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしました。
歩きタバコ、ポイ捨ては絶対にしないでください。なお、金甲山展望所以外では火気厳禁を実施中
また ゴミの放置 草花の盗掘 車の駐車場所など 最低限のマナーを守れない人の入山は固くお断りします
平成21年4月 令和2年12月3日(再制作) 金甲山・怒塚山愛好会
*1)金甲山
瀬戸内海国立公園の一角、標高403mの金甲山からは、瀬戸内の多島美や瀬戸大橋の遠景が望めます。
この名は、由加山(ゆがさん)の鬼退治に来た坂上田村麿が、戦勝祈願に金の甲(かぶと)を埋めたという伝説によります。*2)金甲山の神籬(ひもろぎ)
ここは、「神籬」または「神籠石」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡です。
原始時代の人々は、山や川、岩、大木、洞窟などを神聖なものとしてあがめ、恐れ、これらを信仰の対象としてきました。児島第一の霊山といわれた、ここ金甲山の頂上にも自然石を祭壇として神を祀っていました。
この建物の屋上にある小さな祠が祀られている岩をとりまくように、直径4メートルほどの環状に小石が置かれ、さらに、この岩から東南へ20メートルほど下つたところに幅1メートル、長さ2メートルほどの拝石といわれる平坦な石がありました。その石の下手は20人程が集まれる広さの平地となっており、これは、神話に国産みの神が産み給うた「吉備の児島、又の名を建日方別という」とあるように、その建日方別をこの岩に迎えて祀り、村の人々は拝石にいろいろな供物をして祈ったという原始信仰の名残りです。
昭和63年10月、遺跡の中央にあった岩に祠を建立し、大神地祗の神様を祀っています。
この度、両備グループ100周年記念事業の一環として、古から伝わる信仰の地・金甲山山頂が皆さんで楽しんでいただける憩いの場となるよう、また、この貴重な聖域を後世の人々へと遺していけるよう整備させていただきました。、
(出典)玉野市史(続編)昭和47年 玉野市役所発行 平成22年6月30日
朝食を終え倉敷を出発車載温度5℃ 倉敷川に沿って県道22を行く 倉敷川沿いにピンクの帯が続く、河津桜だ 毎朝の散歩時楽しませてくれる 藤戸寺を右に見て次の三叉路を左へ進む 植松駅の信号を左折、県道21を少し走り、玉野方面へ右折し県道22を行く サウスビレッジを左に見て田園地帯を走る 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行く 橋を越え信号を左折する 正面に怒塚山から金甲山につながる尾根が見える 県道45を左折、朝の通勤時間にあたり流れが悪くなる マルナカを過ぎ郡の交差点直前の駐車スペースへ 仕切られた駐車スペースに駐車させて戴く 車載温度6℃