星山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り76分 下り41分  岡山県
倉敷からの距離   88Km        登頂日 2023/04/24   ガイドブック F写真 動画

駐車場7:07−7:12登山口−7:18合流−7:43_800mH−7:47分岐−7:54前山分岐−7:58十字路_860mH−900mH−8:12八合目−8:18展望岩8:19−8:24星山8:32−8:39八合目−900mH−8:46十字路_860mH−8:51合流−8:53_800mH−9:06ビジターセンター分岐=9:08行きどまり=9:09分岐−9:13登山口−9:16駐車場

登山 
 今日は星山(ほしがせん1030m)を訪ねる

 登山支度をする 周辺を見回すとムラサキサギゴケ ムラサキケマン ヒメオドリコソウが咲いていた 駐車場入り口に星山・櫃ケ山縦走路ルートマップと書いた案内を見て出発する
 
 駐車場を出て山に向かって自動車道を行く 昨年、道路左手斜面にナガバモミジイチゴが白い花を咲かせていた事が思い出されたが今年は早かったのか花が残っているのはわずか ショウジョウバカマが顔を見せていた 道路反対側にはマムシグサ カキドオシが咲いていた 前方に星山のピークが見えてくる 道路を少し行くとビジターセンター入り口があったT字路に出る センター入り口には "この先の登山口は閉鎖しています”と書いた標識とフェンスがありロープを張ってある
 
 T字路を左に折れて東口登山道へ向かう クサイチゴ ヤマブキ ヤエヤマブキ トキワイカリソウが咲いている こんなところにも顔を見せるのだと喜んでカメラに収める そして星山登山道東口と書いた標識が設置されているところに出る
 
 丸太の階段を登って行く 登山道に入ってすぐショウジョウバカマ トキワイカリソウが顔を見せる 左にカーブする ここではクロモジを期待していたがやっと見つけられた状態でもうピークは過ぎたようだ 今度は右にカーブし丸太の階段を登って行く ナガバモミジイチゴの花はもう終わっていた
 
 ルートを行くとビジターセンターと書いた標識のあるところに出る センターからの登山道との合流点にあたるところ ここにも簡易なロープが張ってある 容易に股ぐ事ができるが(帰路にそこを降りてみたが倒木がルートをブロックするようにあり そこを避けて先へ進むのは困難で 戻った)
 
 標識に従い星山へ向かう ルートには植樹のつどい*1)と書いた案内板があり もう少し登ると勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集*2)と書いた案内板がある 足元にピンクの花が落ちているのを見て見上げたらヤエザクラが咲き誇っていた ミツバツチグリがところどころ顔を見せるが花は閉じているのが殆どだった おや ナガバモミジイチゴだここではまだ花が残っていた
 
 樹林の中のルートを行く 何回かアップダウンをこなして行く ルートに枝を伸ばしているクロモジを見つけた 葉が伸び花の存在を判断しにくくしていた ルートの両脇は笹原 笹の子があちらこちらに顔を覗かせている 右手の樹に標高800mと書いた小さな標識が設置されている そのすぐ先に倒木 手をついて跨いで抜ける そこを過ぎると樹林帯から抜け分岐に出る
 
 分岐を直進すると前山の尾根を登って星山へ向かうルートで 当初から整備されていた登山ルート 右へ向かうルートは後から作られたもので前山をトラバースするルート 2004/10/14に訪ねた時にこのルートがある事に気づいたもの 直進するルートを行くのが恒例になっており、登りにはこちらのルートを選ぶ 右手には星山のピーク ならびに櫃ケ仙に繋がる尾根のピークを見る事が出来る そして前山頂上と書いた標識のある分岐に出る
 
 前山には寄らず、星山へ向け樹林の中を降りて行く 雪の重みで曲がったと思われる特徴のある木々の中を降りて行く この雰囲気が好きだ  昨年同様ショウジョウバカマがあちらこちらで顔を見せてくれる
 
 ショウジョウバカマを見てルートを降りる 降りたところは十字路となっており 左手からの西口登山道と 右手からは前山バイパスルートと合流する 標識には標高860mと記載されている 東口(美しい森)トラバースルートと書いた標識が設置されている 帰路はそちらを行く予定
 
 十字路からは幅広のルートになる 少し登ったところに標高900mを示す標識があったが、見つけられなかった もうひと頑張り登ると、樹林から抜け 前方に山頂ピークが見えてくる 

 あとは笹原の中のルートを登る ここも笹の子が幾つも顔を見せている これが育つとルートは笹に覆われてしまう 毎年整備して頂いているのだと感謝する 八合目の標識を見て ジグザグに登って行く 花はまだ少なく色の失せたサルトリイバラ*(*は実を意味する)と花を開いていないミツバツチグリを見て登って行く ルートから数歩入った展望岩と呼んでいるところに寄る 岩の上に立ち、登ってきた尾根を俯瞰する そしてルートに戻り山頂へ向かう ここでダイセンキスミレを見つける スミレは種類が多く判別が困難なのでこの日記に記載するのは見合わせたがダイセンキスミレだけは記載するようにしている ショウジョウバカマも顔を見せてくれた

 そして山頂に出る 山頂からの景観は今一 曇り空の中大山ならびに蒜山三座は色がないもののしっかり見えた 山頂周辺ではダイセンキスミレ フキノトウ タニウツギ*を見つけた 風が少し流れてくる 結構冷たく感じる 記念写真を撮りすぐに下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 十字路のところでトラバースルートへ行く ここではトキワイカリソウ ショウジョウバカマが咲いていた 足元はしっかりしており 下りのテンポを楽しむ どなたともお会いせず駐車場に 車載温度は9℃

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*1)植樹のつどい
 このつどいは、ボランティアによる森づくり活動を通じて、森林の働きに対する理解を深めるとともに、世代間の交流の中で共に生きる力を育むため、社団法人岡山県緑化推進協会の緑の募金交付金を受けて実施しました。(平成12年11月12日)
 
 
*2)勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集
 育てよ緑(久世町 森脇玄吉)
 自然を大切に(勝山町 いそだゆみ)
 風雪に耐えて百年生き抜こう(勝山町 山浦圭介)
 緑を増やしてその中で(勝山町 戸田小一)
 千年生きてね(勝山町 黒田絵美)
 山の四季小鳥喜び舞い遊ぶ(久世町 村上 明)
 花が好きです(勝山町 いながみゆうこ)
 緑をふやそう(勝山町 生内由佳)
 大樹になって里人・小鳥を守れ(勝山町 樋口定夫 樋口芳男〉
 緑が好き(勝山町 頭応和樹)
 不伐の森林づくりをめざして(勝山町 小林寿満夫)
 早く大きくなって実をつけてね(勝山町 原田清士)
 この土地にしかと根を張り二十一世紀の大空に伸びてゆけと祈りながら(久世町 松岡 実)



アプローチ
  薄っすらと明るくなる頃、倉敷を出発 車載温度12℃ 吉備路429を行き 県道271を経由し 足守の手前で再度429に乗る 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩車載温度7℃ 小森温泉 旭川ダムと走る 旭川ダムは相変わらず水位は高く水没している木々が見られる 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口11℃を確認し313に合流 落合 久世 勝山と走る 勝山9℃を確認 神庭の滝の標識に従い、三叉路を左に入る 神庭の滝手前で星山登山口と書かれた標識に従い右折する あとは標識に従い走り、広い駐車場に駐車させて頂く どなたも駐車していない 車載温度7℃