朝鍋鷲ヶ山 



朝鍋鷲ヶ山 1078m   難易度 ☆  登り58分 下り53分(穴ケ乢)  林道38分  岡山県
倉敷からの距離   117Km        登頂日 2023/05/11   ガイドブック  写真  動画

朝鍋鷲ヶ山登山口7:27−7:42電池交換イワカガミ7:47−7:55少し下る:イワカガミ−8:02階段の登り−8:24尾根分岐−8:30朝鍋鷲ヶ山山頂8:36−8:40分岐−8:53イワカガミ−8:57イワカガミ−9:09急な下り−9:15イワカガミ−9:23穴が乢−9:29穴が乢登山口−10:07登山口駐車場所

登山
 今日は朝鍋鷲ヶ山(あさなべわしがせん1078m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 今日の狙いはイワカガミ 下蒜山から中蒜山の尾根筋にあるフングリ乢付近はイワカガミを楽しめるスポットだがそこを訪ねるにはピークを越えて行かざるを得ず 体力と相談が必要 この山で楽しめればと期待を込めての登山 登山道入り口に猛毒のカエンダケに関する注意*1)が掲示されているのを見て登って行く 丸太の階段でいきなりの急登 ルートには新緑の木々が覆うようにしている 新緑のトンネルだ 振り返ると陽射しを受け緑が美しい
 
 樹林の中のルートを登ってゆく 早速チゴユリが顔を見せてくれる ルートは緩急を繰り返す 15分程登った地点でユキザサと一緒にイワカガミが顔を見せる 喜んで写真を撮ろうとしたら電池切れ エ!? 充電してきた筈なのに? 接触が悪いのではとチェックするもダメで予備の電池と交換する カメラは2015/8に購入したもので、時々こうしたトラブルが発生する 寒い時期を過ぎたので安心していたが、予備を準備しておいて良かった
 
 昨年訪ねた時の記録ではイワカガミはルートが少しくだりになった地点が目安になると記している そこよりまだ手前だ 写真を撮り登ってゆくと チゴユリ ユキザサ ツクバネソウに混ざってイワカガミも顔を見せる 数は少ないが顔を見せてくれるので嬉しい
 
 先に記載した、ルートが少しくだりになる地点に出る この辺りだなと思った途端イワカガミが顔を見せてくれた 今年は花が早いのでピークは終わってしまったのではと心配してはいたがまだまだ元気な顔を見せてくれた ルートを行くと右にも左にも 固まって咲いているものが幾つも見つけられる 丁度陽射しを受けられるようで、陽射しを受けて輝いているものも これはいい 何枚もカメラに収める 花は丸太の階段が始まるまで次から次と顔を見せてくれた
 
 丸太の階段にかかるとイワカガミは姿を消す ここまでかと思っていたら飛び飛びではあるが2輪顔を見せてくれた 範囲が広がっているのだと嬉しい チゴユリ ユキザサはあちらこちらで顔を見せる 高度をあげた為かユキザサは花芽状態のものが多かった ユキザサの群落に出ると階段の登りは終わりに近い 傾斜が緩くなり 尾根分岐に出る
 
 分岐を左にとり朝鍋鷲ケ山山頂へ向かう ここのルートも花や実が期待される クロモジが目立つ チゴユリ ユキザサも顔を見せる そして山頂に出る 山頂にはヤマヤナギが顔を見せてくれた
 
 山頂広場には展望台がありそこを登れば360度の展望を楽しめるのだが 展望台の入り口にロープ 立ち入り禁止のたぐいの表示は見られないが 立ち入らないようにとの意図が伺える 展望台に立たないと周辺の木々で展望は得られない 山頂標識のところで記念写真をと準備したが逆光 それならと展望台のところで撮る 展望出来ない展望台は寂しい
 
 電波塔まで行けば大山などの山並を展望出来るが今日はイワカガミ狙い 昨年の記録に穴ケ乢に降りる尾根にもイワカガミを見つけたとの記載があるので 今年はどうか確認する目的で穴ケ乢へ向けて下山する
 
 登ってきたルートを山頂を経由して尾根分岐まで戻り 分岐をそのまま直進する しばらくは緩やかなくだり 足元も良くウオーキングを楽しむ ユキザサ チゴユリ クロモジがあちらこちらに顔を見せてくれた イワカガミも数は少ないが顔を見せてくれた 参考までに見つけた時の時刻を記載しておく その他にツクバネソウ ツリバナ コバノガマズミを見つけた
 
 そして急傾斜の下り斜面を降りる この先にイワカガミの集落があると記載しているので楽しみに降りて行く そして該当する場所に出る 確かにイワカガミが咲いていたがポツポツと離れ離れに咲いている 樹林の中で陽射しが得られない事もあって寂しそう イワウチワの葉が斜面に広がってはいるものの密度が粗い 登りで出会ったところの方が見甲斐がある そして穴ケ乢に出る
 
 乢の分岐を右にとりルートを降りてゆく 杉の樹林帯 足元のクッションが良い 陽射しも良く入り明るい 花をを見つける事無く林道に出る ここにもカエンダケ注意の掲示*1)があった
 
 林道は花や実などを楽しめる 山肌の緑もいい 青空に映える 林道を右に行ったり左に行ったりしながら花や実を探しながら林道ウオークを楽しむ セイヨウタンポポ クサイチゴ ショウジョウバカマ ムラサキサギゴケ キブシ タネツケバナ ホオノキ タニウツギ フキの綿毛 キンシベボタンネコノメソウ ウリハダカエデ オオイヌノフグリ コハコベ ツルカノコソウ キジムシロ ウマノアシガタ ハルザキヤマガラシ キケマンと多くの花や花芽に出会う事が出来た
 
 車載温度は21℃とかなり上昇していた 県道に出る手前から大山に連なる山並が見える 車を停めパチリ 
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*1)絶対にさわらないで! 猛毒
 毒性の強いきのこ「カエンタケ」が登山道付近で発生しています。
◆さわるだけでも皮膚に炎症を起こし、大変危険です。
◆写真のように赤いきのこを見つけた場合は、絶対にさわらないよう注意してください。
◆コナラやミズナラの根元ちかくで発生しています。
カエンタケの特徴
色:赤やオレンジ(古いのは薄い色をしている)
形:細い筒状や棒状(土から指が生えたようなかたち)
真庭市

 
アプローチ
 明るくなり始めた頃倉敷を出発車載温度13℃ 429吉備路を行く 青空が広がり山並はくっきり見える 県道271を経由し足守市街地手前で再度429に乗る 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 加茂川の温度7℃ 小森温泉の前を抜け旭川ダムに ダムは相変わらず水位をあげているが前よりか幾分下がっている 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走り落合へ 落合入口11℃ 落合で313に乗り 久世 勝山と市街地を走る 勝山で313と別れ181へ直進 美甘 新庄と走る 沿道の新緑が美しい 勝山8℃ 美甘6℃ 新庄7℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り蒜山の方角へ向かう 野土呂トンネルを抜けた途端に大山から蒜山に繋がる山並が飛び込んでくる トンネルを抜けてすぐのT字路を左に曲がる T字路を曲がって100m程走り 林道川上2号線へ右折する 林道左手にある朝鍋山登山口に注意しながら車を走らす 登山口の斜め前に車一台置ける空地がありそこに車を置かせて戴く 車載温度11℃