花見山



標高 1188m    難易度 ☆     登り65分 下り39分   鳥取県
倉敷からの距離   103Km        登頂日 2023/07/02   ガイドブック   F 写真 動画

駐車位置7:06−7:26ロープウエイ終点(登山道入口1.2km)7:27−7:51標識_0.6km−8:12山頂8:18−8:31標識_0.6km−8:45登山道入口−8:47写真8:53ー9:03駐車位置

登山
 今日は花見山(標高1188m)を訪ねる

 降雨のあとでもあり緑が鮮やか ゲレンデには黄色い固まりが伺える 登山支度をして出発する 黄色い固まりはニッコウキスゲだ近づいてカメラに収める だがゲレンデの草はたっぷり雨水に覆われている すぐに足元がびっしょりになる 少し背丈のある草だと腰の辺りまで濡れてしまう そう無闇にゲレンデの中を歩けない 場合によってはズームで撮る ニッコウキスゲ オオキンケイギク ノボリフジなどが咲いている ノボリフジは花はわずか 実をつけたものが固まっていた
 
 ゲレンデの脇道を行く 黄色い固まりに加えてピンクの固まりが見える 黄色い固まりはいずれもニッコキスゲ ピンクの固まりに近づき確認する シモツケソウだ 陽射しを受けいい色をしている 近くにオオバギボウシの花茎が伸びていた 花はまだこれからのようだ ヒヨドリバナ ニガナ ノアザミ ウツボグサなどが顔を見せてくれる
 
 ルートはゲレンデを迂回する形で左方向へ向かう  樹林のを抜けると左手が開け、 斜面を俯瞰出来る 明石山を正面に、管理棟まではっきり見える ガスがどんどん消えたようだ ルートはロープウエイの下を通る 左手に広がる景観もいい カワラナデシコ オカトラノオ ノイバラ オオキンケイギクなどを見つけながら花見山探勝歩道入口に出る そこには花見山探勝歩道延長1.2km と書いた角材の標識がある
 
 いつもだとすぐに遊歩道に入るのだが、帰路ゲレンデを下るのは濡れた葉でびしょびしょになってしまう可能性があるから そちらに寄らない可能性がある ゲレンデがどんな状態かチェックしておこうとゲレンデが見える場所まで進む 足元にゲレンデが広がりその先に雲間に浮かぶようにして山並が伺える なかなかの景観を楽しめた ゲレンデは予想通り、葉は濡れている この状態ではここを降りるとずぶ濡れになる可能性がある
 
 ゲレンデの状態を確認し花見山探勝歩道入口に向かう 前方を見るとこちらも雲に浮かぶ山並が伺える こんな景観も得られるのだと新しい発見 そして花見山探勝歩道に入って行く
 
 そこから登山道(歩道)となる 樹林の中のルートに入り、雰囲気が一変し、樹林特有の爽やかさに包まれる 木々の姿がいい ルートは丸太の階段の登りとなる 1.2kmの歩道は緩やかなアップダウンがあり 中間点の0.6kmまでに2回 その後にもう2回の登りがあり山頂に出る その間 樹林の中が多いが 低灌木で眺望が得られるところもある 今日の樹林の中は実に心地よい ひんやりとしたそよ風がずっと感じられた 陽射しを受けて気化する気化熱が冷風を作ってくれているような感じがする 木漏れ日で樹林の中も明るく 陽射しを受けて輝いている花はスポットライトを受けているようだ 写真に撮ったら白とびしていないか心配だったが、流石自動調整されていた
 
 ここで出会った花や実は 中間点までに トチバニンジンの花芽 イヌツゲ ノアザミ ヒメヤシャブシ*(*は実を意味する) アカショウマ ウリハダカエデ ウツボグサ ヤマツツジ クロモジ* ミヤマカタバミ* マムシグサ* ヤマアジサイ ミヤマイボタ ヤマジノホトトギスなど 後半ではコアジサイ トチバニンジンの花芽 オオナルコユリ コナスビ ハシナガヤマザキソウ ヒヨドリバナ ササユリ タニウツギ* ヤマツツジ クリ リョウブ*などを見つける ハシナガヤマザキソウは最後の階段の登りにかかるところで見つけた ノヤマトンボかと思ったが少し違うようだハシナガヤマザキソウと似ていたのでそれを選んだ、間違っているかもしれない
 
 ササユリも最後の階段にかかってから そこまでそれらしいものは見つからなかったのでこの山にはササユリは見られないのかなと思っていた 先ほど紹介したハシナガヤマザキソウを見つけ喜んでルートを行く 少しカーブがあり曲がると前方が見える そこにササユリの固まり 蕾と花と固まって顔を見せてくれた 喜んで写真に撮りルートを行くと 次々と顔を見せてくれる これは嬉しかった 
 
 やがて山頂休憩小屋の屋根が見えてきて、山頂に出る 西の方角の眺望が得られる所に出て周辺を見る ガスが出ていて明石山もほんの少し 正面の大倉山は全く見えない 小屋を周回して周辺の花を見る オオナルコユリ ヒヨドリバナ マユミ* オカトラノオ ノアザミが咲いていた 記念写真はニッコウキスゲと撮ろうとすぐに下山する
 
 下山は 同じルートを戻る 足元だけを見てテンポ良く降りる そして、登山口(歩道)入口に戻る ゲレンデの方角を見るとガス 先ほどははっきりゲレンデが見えたのにと不思議な感じ 周辺の草の状態を見ると、濡れていない この状態ならゲレンデを降りられるとガスの中を降りて行く ニッコウキスゲが固まって咲いている場所があったのでそこで記念写真を撮る 近くにマユミ*が実をつけていた
 
 記念写真を撮り下山する 朝方のすっきりした青空とこのガスの景観の変化は唖然とする あれだけ濡れていた草もそう濡れていない 朝陽を浴びて大量の水蒸気が発生し それに気流が関係しガスが発生した など勝手な原因付けを考えながら降りて行く
 
 ガスの中に駐車している車が見えてくる 隣に一台駐車している 登山支度をされておられた 靴を脱いでいる間にも一台やってきた 舗装道路の車は相変わらず その近くに2台増えていた 途中どなたともすれ違わなかった 私がゲレンデを降りてくる時にルートを登ってゆかれたのかも知れない 車載温度は25℃だった



アプローチ
 明るくなりはじめた頃、倉敷を出発 車載温度23℃ 酒津から高梁川沿いの県道24を走り 川辺橋 総社大橋と抜けて行く 豪渓泰橋20℃を確認し180号へ左折 高梁 井倉 新見と北上して行く 高梁川は連日の降雨で水位をあげており、更なる降雨が予報され心配になる 井倉13℃ 絹掛の滝の休憩所で一休み 絹掛の滝もいつもと様変わり ごうごうと落水していた そこを過ぎて幾つか洞門を抜けるのだが 洞門越えに落水が見られ、崩れやしないかと心配がよぎった 新見20℃ 新見市街地を抜け 更に北上する 小原トンネル 阿福トンネルと2つのトンネルを抜け 千屋へ向かう 千屋は20℃ 花見山の案内に従い左折し、県道111へ進み峠(桑平峠)を越える(峠には明石山登山口がある) 峠を少し下った地点に花見山スキー場の案内がある 案内に従って右折し道なりに登って行く ロープウエイ下そして 管理棟を右に見て抜けて行き 道なりに登ってゆく 今日は晴れ時々曇りの予報 だが、ここまでずっとガス 管理棟も深いガスに覆われている ここまで来てもガスを抜けられない ガスの中の登山になりそうだなと思っていた途端明るくなり陽が射し込む 青空が広がりまばゆい程のゲレンデが広がる 舗装道路が切れた少し先のゲレンデの空地に駐車させて頂く 舗装道路の突端に車が一台 3m程のアンテナを設営しているので無線を楽しまれているようだ 車載温度18℃