牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走
牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m
難易度 ☆ 登り85分 縦走58分 下り45分
広島県
倉敷からの距離 137Km
登頂日 2023/08/22 ガイドブック DE写真 動画
六の原駐車場7:01−7:15入口−7:22「牛曳山2.3Km」道標−7:51牛曳滝−8:36牛曳山尾根分岐−8:47分岐−8:55伊良谷山山頂8:56−9:35毛無山山頂9:45−10:30駐車場
登山
今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
登山支度をして出発する 自動車道を走ってきた方向へ向かう 幾らか下りで足は軽い 道路脇の花や実を探しながらルートをゆく アキノタムラソウ イヌトウバナ ナガミノツルケマン オトギリソウ コアカソ イタドリ ミヤコグサ ウツギ*(*は実を示す) キクバヤマボクチの花芽 タニウツギ* ヨイマチグサの花と実を見つける
自動車道を15分程行くと牛曳山入口に出る 車両通行止めの標識と牛曳山を示す標識のところを入る ムラサキツメクサ ノアザミ イタドリの出迎えを受けルートを行く ヤマアジサイ* キツネノボタン イヌトウバナ ワルナスビが顔を見せる ルートを登って行くと牛曳山と書いた標識のところに出る 朽ちた標識は撤去され新しい標識が設置されていた 標識の手前にヨメナが咲いていた
ここから登山道となり道幅が狭くなる また白樺林となっており紅葉のシーズンはいい 白樺林は紅葉していなくても楽しめる そう太い木ではないが倒木したもの もたれかかっているものが見られる 何事もなくすくすく育ってゆくというのは大変なようだ
白樺林を過ぎる 樹林の中のルートが続く 時々木漏れ日が射し込み明るくなるが その雰囲気をカメラに撮ろうと準備している間に明るさは消えてしまう おや ツルリンドウだ ヤマジノホトトギスも顔を見せてくれる 渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いのルートとなる
この渓流沿いのルートも花が楽しみな場所 モミジハグマ ソバナ ヒカゲミツバ モミジガサ ヤマアジサイ* オオカニコウモリ オオモミジガサなどが次から次と顔を見せてくれる ソバナ ヒカゲミツバが多い ルートを登って行くと 前方に牛曳滝が見えてくる 滝の斜面にもソバナが咲いていた
ジグザグにルートをとり滝の上に出る モミジハグマ オオカニコウモリ ヤマジノホトトギス ツリフネソウが顔を見せる ルートは左にカーブして渓流を跨ぎ樹林のルートに入る ジグザグに登って行く 今日は風が吹きジグザグの向きに変化がある時に急に心地よい風が吹いてきて、何とも言えない心地良さを味わう 贅沢なものでずっと風に吹かれているとその心地よさは慣れてしまうようだ 暑いところを経験した事で心地よさを感じる事が出来るようだ
樹林の中のルートとは言え結構花に出会える ヌスビトハギの花と実 ヒヨドリバナ キクバヤマボクチの花芽 ツルニンジン オオナルコユリ* アキチョウジ オオバギボウシ* ユキザサ* フシグロセンノウ そして尾根分岐に出る 尾根分岐に出る時、これまでとルートの雰囲気を異にしていた あれ?何か違うな 尾根分岐に出る筈なのにまだかな と 思っていた矢先に尾根分岐の標識のところに出た 何が違うのかわからないが草や木々の密度が高くなっている感じがする
分岐の標識があるところが牛曳山山頂らしい ここからは、眺望は得られない 分岐を左に折れ 伊良谷山へ向かう
樹林の中のルート 緩やかな下り 足は軽い それに心地よい風 花も顔を見せてくれる オオナルコユリ* ツリガネニンジン ホツツジの花と実 オオカニコウモリ シラヤマギクなどが顔を見せる そしてコルに出る コルの手前にサラシナショウマの花芽が幾つも顔を出していた
コルは分岐になっており六の原に降りる事も出来る そのまま分岐を直進し 今度は緩やかな登りを行く ルートの笹や草は刈られており、笹の葉の匂いを感じながら登って行く コバノフユイチゴ* タンナサワフタギ*を見つけ伊良谷山山頂に出る
山頂には山頂標識がある 標識の裏に少し入れる空地がある そこに行くと大山を見る事が出来る 青空が広がり、大山の山容をカメラにとらえる事が出来た
ルートに戻り毛無山へ向かう 山頂から少しの距離、樹林が無く 比婆山などの景観が得られる ここでリンドウに出会えぬか期待していたが出会えなかった 草と一緒に刈られてしまったかも知れない そしてまた樹林のルートに入って行く
ルートを行く 緩やかに下り登り返す フシグロセンノウ ガンクビソウ マムシグサ* ツルシキミ* オオカニコウモリを見つける ルートは樹林から抜け草原の中の登りとなる ここでは陽射しを遮ってくれるものが無い 強い陽射しを受けたらきついだろうなと心配していたが 丁度雲で陽射しを遮ってくれた これは嬉しい ママコナ タンナサワフタギ* リョウブ*を見つけ山頂に出る
山頂広場にはまだどなたもおられない 360度のパノラマが広がる 登ってきたルートを見ると伊良谷山 牛曳山が見え その先に見えるのは道後山らしい 眼を左に転ずると幾つもの山並みが見える 大山はその先だが雲が出て確認出来なかった 大山とは反対側の西側には猿政山 吾妻山 その先に三瓶山が頭を覗かす 眼を左に転じれば 烏帽子山 比婆山 池の段 立烏帽子山 竜王山と六の原を囲む山々を展望できる
山頂広場は草芝となっており ツリガネニンジンがあちらこちらで咲いている 今日はツリガネニンジンと記念写真を撮る 麦茶で喉を潤し 下山する いつもは出雲峠のお花畑と読んでいるところを訪ねるのだが お花畑は笹が繁り、マツムシソウやウメバチソウを楽しめなくなってしまった と言う事でいつもとはコースを異にして六ノ原に向けて降りる事に
下山ルートはこれまで歩いた記憶は無い しっかりしたルートがついているのでこれを追って行けば大丈夫だろう 山頂広場を降りてすぐに分岐があるが左にとり降りて行く 途中3,4ケ所 右に折れる分岐がある 出雲峠と書いている分岐もある いずれも出雲峠から六ノ原に繋がるルートに出るのだろう と思いながら右に折れず直進する 今度はT字路のようなところ どちらを行こうか迷ったが右へとるとすぐに 出雲峠からのルートと合流 県民の森の広場のすぐ近くだった この間マツムシソウの花芽 ヤマハギ トチバニンジン*に出会った キクバヤマボクチにもあちらこちらで出会った
県民の森広場ではナナカマド* ウワミズザクラ* ゲンノショウコ ボタンヅル クリ*など見つけた ウワミズザクラに実は色づき美しい 出会える事を楽しみにしていたもの 実は高い枝に稔っており、風に吹かれて揺れている ダメかも知れないと思いながら何枚かシャッターを押す 駐車場には4台車が増えていた 車載温度は29℃だった
アプローチ
今日も暗い中、倉敷を出発 車載温度28℃ 酒津から高梁川に沿って走り川辺橋 総社大橋と抜ける 豪渓泰橋25℃を確認 180号へ左折し高梁川に沿って北上する 井倉25℃ 新見26℃ 市街地を抜け三叉路で180号と別れ182号へ左折し東条へ向かう 新見トンネルを抜ける 今日はガスは見られず見通しが良い 前後に車はなくマイペースでドライブを楽しむ 東条で314に乗り北上して行く 小奴可の猫山もくっきり見る事が出来た 但し山頂付近にガスが見られた 備後落合で183と合流 すぐに別れそのまま314を北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると広島県民の森 六の原駐車場に出る ここに車を置かせて頂く 車載温度は23℃ 広い駐車場に私の他もう一台 人の気配は無かった