櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り158分(直登) 下り102分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   92Km        登頂日 2023/08/29  ガイドブック  F写真 動画

駐車場6:35−6:39登山口1−6:52水槽−6:59標識2−7:10林道−7:17標識3−7:52五合目7:56−8:19六合目−8:33七合目−8:39分岐−8:51八合目8:53−9:03九合目−9:19山頂9:32−945標識19:47−10:13標識2−10:38林道標識3−10:57分岐−11:13登山口1−11:16駐車場所

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をする 駐車場周辺は夏草が覆っている 花を探すとボタンヅルが咲いていた 駐車場入口にはクサノオウがなんとか花の形を保っていた この暑さはかなり応えているようだ リュックを背負って出発する 櫃ケ山登山口と書いた大きな立看板を右に見て 自動車道を登って行く 珍しく花を見つけることなく登山口1に出る
 
 ここから登山道になる クマ注意 スズメバチの巣があるという標識 そうだ熊避けの鈴の設定を忘れた ついでに虫よけネットもすぐ使えるよう出しておこう そしてルートに入る 竹林を抜けルートを行く ルートに入った途端虫の襲撃 すぐに虫よけネットをかぶる 土砂崩れの影響が残るところを足元に留意して抜ける 砂防ダムの手前を右に登り畦道に出る 早速ニラ ボタンヅルが出迎えてくれる 山頂はガスが出ているようで伺えない
 
 登山道と書いた標識のところを90度左に曲がり登って行く ここから暫くは花の道 だが、このシーズン夏草が茂りその勢力に圧倒されている それでもヘクソカズラの花と実 シュウカイドウ キクイモモドキ ノブキ ダイコンソウ ボタンヅル イヌトウバナなどが顔を見せてくれる 右手に水槽を見て樹林の中へ入って行く 樹林入口のところでウマノミツバ ハグロソウが咲いていた
 
 樹林の中を行く ヒカゲミツバ ミズヒキが顔を見せる 竹林を右に見てルートを行く 左にカーブしたところに登山道2の標識がある ヒカゲミツバが時々顔を見せてくれる 斜面にとりつき林道に向けて登って行く ここは草の茂りがすごい なんとかルートがわかるのでそれを追って行く ダイコンソウ ノブキ キンミズヒキ ヌスビトハギが咲いていた そして林道に出る ズボンに幾つもひっつき虫が付着していた キンミズヒキやヌスビトハギのようだ
 
 林道を斜め横断しルートに入る 樹林帯の中を数分登ると登山道3の標識がある ルートは山を左にして巻いており傾斜は緩く歩き易い 花が咲いているところや樹林帯の中と結構変化に富む 花の咲く場所は夏草の茂りがすごい ナガバモミジイチゴが相当茂っておりルートに覆いかぶさる程 これはトゲがある そのトゲに虫よけネットがひかかり大変だった 花はヒカゲミツバ オトコエシの花芽 フジカンゾウ ヌスビトハギ ヘクソカズラ ミヤマイラクサ ムカゴイラクサ(ネットで調べたもので少しあやしい) ツユクサなど 通り抜けたところを振り返りカメラに収める 写真で見ると結構な草
 
 今度は石がごろごろしているルートとなり水が出るのか植生が変わる ヒカゲミツバが集団で顔を見せる 足場の悪いところを抜けると登りが始まりジグザグに登って行く 倒木がありそれを越えて行く おや! 何だろう珍しい花 出会った記憶がある アケボノシュスランではないだろうかと帰宅して早速調べる 当たり! 思い出せた事が嬉しい ヤマトウバナが咲いているのを見て 五合目の広場に出る
 
 広場にはワラビが茂っており五合目の標識は隠れて見えにくい ここで麦茶休憩をとる 広場を取り巻く樹木に花のようなものを咲かせている木々が幾つも目立つ ズームで撮ったものを見ると、タラノキであった 休憩を終え出発する ワラビを掻き分けてルートを行く よく見るとまだ葉が開いていない ワラビとして食材としているものも見られる ルートは緑の絨毯の上を歩く感じ クズも花を咲かせていた 傾斜がきつくなってくる この山の一番の傾斜だ ここも結構草が多い 足を滑らさないよう確保しながら登って行く イヌトウバナ ミヤマフユイチゴの花芽 ヘクソカズラ イタドリ クズ ガンクビソウ トウバナ シラヤマギク ヤマハッカ ノアザミ カワラナデシコなどを見つける 六合目の標識が見えて来ると傾斜も一段落
 
 六合目を抜けると緩やかな登りとなりほっとする 今度はイヌタデ フシグロセンノウが顔を見せる フシグロセンノウは結構目立つ 岩の中を抜けルートを行くと七合目に出る 標識を左に見てルートを行くと樹林を抜け草芝のルートになり 天狗の森分岐に出る
 
 分岐には天狗の森への案内があるがそちらには寄らず直登する ネコハギ オトギリソウ マツムシソウ シラヤマギク ヤマハギなどが咲いていた ルートは左にカーブし低灌木樹林帯に入る 樹林のトンネルのようだ 涼風が抜け実に心地よい 樹林を抜けるとまた草の中のルート そして八合目の標識に出る ここでも麦茶休憩をとる
 
 天狗の森ルートを経由すると、ここで合流する 合流地点にエゴノキ 幾つか実を残していた クロガネヒキオコシが背丈程に茂っている 花はまだのようだ その中を掻き別けるようにして登って行く 樹林にかかると茂っていた草は無くなり、いつもの樹林帯のルートが顔を見せる 陽射しが得られる場所と得られないとでこうも違うのかとビックリする 樹林を抜けると笹原のルートとなり九合目の標識が見えてくる そして九合目に出る 山頂までもうひと頑張りだ
 
 草の中のルートを登って行く ここにはベニバナボロギクが多い ヤマジノホトトギス フシグロセンノウも顔を見せてくれた 樹林の中の丸太の階段を行く ダイコンソウ ミヤマタニソバが顔を見せる キンミズヒキがルートを覆うようにして咲いていた 階段を終えて草のルートに出る ここも結構草が茂っている そこを登って行き山頂に出る
 
 山頂にはどなたもおられない 周辺の景観はガスで全く見えない 山頂広場は茂っているような草は見られない イタドリ ゲンノショウコが咲いていた リュックを下し 記念撮影をする 虫よけネットを外そうとしたがここでもうるさいほど虫がいる 今日はネットをつけたまま写真を撮る
 
 記念写真を撮って下山する 下山は周遊ルートとなっている竜頭の滝方面へ向かう ツタウルシ*(*は実を意味する)を見てルートを行く イワナシの木がある 実を見つけられないかと探したが見つけられなかった ルート前方ガスが左から右へ流れて行き 尾根が少し見えてくる 見えなかったものが見えてくるという変化は面白い 右手方面も見えてくるようになった 蒜山三座もぼんやりながら顔を見せる こうした変化を楽しみながら尾根のアップダウンを行く ついに星山まで山容がわかるようになった 下山を開始してからここまで10分少々の間の変化だった
 
 標識1からルートを降りて行く 登りの時のような草が茂っているところは無く 適度なテンポで降りて行く やがて沢音が聞こえてくる マツカゼソウが咲いているのをカメラに収める 渓流を渡り 渓流に沿ってルート降りてゆくと下山道2に出る
 
 あとは渓流に沿ってなだらかな下りを行く マムシグサ* エゴノキ*などを見つけ林道に出る 下山道3の標識に従って 草が生えているルートへ降りて行く 渓流を渡るところで少し難航した 渡らないで済むルートが出来ているのかも知れない 滝への分岐には 相変わらず 登山道崩壊のため通り抜けられません との表示が設置されていた 
 
 緩やかな下りを行く 倒木が幾つもあるが跨いで行ける 樹林を抜けたところは草が茂っているルート 猪の罠が設置されている脇を抜け舗装道路に出る 道路わきにテッポウユリが咲いていた 登山道1で登りのルートと合流 舗装道路を降りる ここまで、どなたともお会いしなかった 車載温度は33℃を示していたがしばらく走行したら30℃となった



アプローチ
 まだ暗いうちに倉敷出発 車載温度26℃ いつものように429吉備路を行き 県道271を経由して、足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 加茂川道の駅で小休憩 車載温度22℃ 道の駅を出発 小森温泉 旭川ダムへ向かうが429全面通行止め 大師山トンネルへ迂回させられる トンネルを抜けてすぐ右折 江与味橋で429に合流する ダムの水位は定常より少し低い状況 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走る 落合入口28℃(車載温度23℃) 313に合流し 落合・久世市街地を抜ける 旭川を左に見て走り 勝山市街地を抜け313を北上する 勝山は24℃ 勝山を北上する 真賀温泉 足温泉の前を抜け登山口脇の駐車場に停めさせていただく 車載温度24℃ 駐車している車は無い