駐車場7:02−7:24登山道入口−7:27三合目−7:39四合目−7:44五合目−7:50六合目7:52−8:03七合目−8:18八合目−8:34九合目−8:46山頂_1218m8:53−9:01九合目−9:11俣野分岐−9:47白馬山_1060m−10:25林道−1030駐車場
今日は毛無山(けなしがせん1218m)を訪ねる登山支度をして出発する 曇り時々晴れの予報 いい具合に青空が広がり朝の陽が射している 駐車場入り口にナナカマド*(*は実を意味する)が実をつけている 喜んでカメラに収める 朝の赤身がかった陽射しを受けいい色に撮れていた 「ツキノワグマ生息地域」*1)の標識続いて 毛無山(大山隠岐国立公園)*2) 毛無山−朝鍋鷲ケ山登山道*3)の大きな案内板がある 前方には毛無山 山の家がある シモツケ イヌツゲ リョウブ* ツリバナ*を見て 標高680mと書いた標識を見て舗装道路を行く ゲンノショウコ カタバミはまだお休み中 帰路咲いているのを確認した
ここから樹林帯に入るまでの数十メートルは花や実と出会う機会が多くたのしみな場所 道路の両側に顔を見せてくれるので右左と移動しながら花を探す メナモミ ミゾソバ シシウド ツリフネソウ ヨメナ ナガミノツルケマン テンニンソウなどが顔を見せてくれた
樹林帯に入る 樹林帯入り口にはキバナアキギリ ヤマハッカ シラヤマギクが出迎えてくれた 樹林の中はまだ薄暗い 木漏れ日が変化をつけてくれる 薄暗い中でキバナアキギリは結構目立つ それもあちらこちらに顔を見せている ツリフネソウ ヒカゲミツバ テンニンソウ ヨシノアザミ コアジサイ* ミヤマイラクサ サンインヒキオコシ ミズヒキなど次から次と顔を見せてくれる 毛無山の自然を大切に*4)と 毛無山*5)と 書いた標識がある(毛無山の自然を大切に*4)の標識が倒れ読めない状態だった) ここを過ぎたところでサワフタギ* ヒカゲミツバ シシウド ウツギ*を見つける
ルーと正面に毛無山は22世紀に残す自然の博物館*6) 毛無山(ケナシガセン)*7)と書いた案内標識があり ここから道幅が狭くなり 登山道となる
登山道入口にナガミノツルケマンがお出迎え 挨拶を交わしルートへ入って行く 土の道で感触がいい 旭川源流の碑を確認 登山道に入ってすぐの右手にある キバナアキギリやサンインヒキオコシが咲いていのを見て、三合目の標識を過ぎる
渓流に沿ってゆるやかな登りを行く オオカニコウモリ トチバニンジン*が顔を見せる 渓流を跨いだところから傾斜がきつくなる マムシグサ* コアジサイ* そしていつものようにモミジハグマが顔を見せてくれた そして樹林帯に入って行くジグザグにルートを登って行く 四合目の標識と並んで山頂まで1.2kmと表示 そして毛無大岩と書いた大きな岩の脇を登って行く そして五合目の標識を過ぎる 六合目付近は細流があり花が期待される だが残念ながらヤマトウバナ ミヤマタニソバを見つけるにとどまる そして 六合目標識に出る 六合目には山頂まで0.6kmの標識がある 今日はここで麦茶休憩をとる
六合目から少し登ったところに六合大杉がある 案内板*2)に「ブナを主体とした広葉樹と天然スギが混交する独特の自然環境を呈しています」と記載がある ブナと天然杉の樹林となっているとの事 六合大杉を過ぎると スギは少なくなりブナ樹林の斜面が広がる ルートは右にカーブして斜面をトラバースするように登って行く そしてまた左に折れ 斜面を登って行く 七合目の標識を見て、更に登りが続く 左にカーブして傾斜が緩くなると一息入れられる 左手下に広がるブナ樹林の斜面を楽しむ事が出来る そして八合目に出る 山頂まであと0.3kmだ この間ツルアリドオシ*の赤い実を見つけた
八合目を過ぎた地点に傾斜のきつい場所があるがそう長くない そこを過ぎると傾斜は緩くなり 見事なブナ樹林を楽しめる 右手前方樹間に山頂が見えてくる そして九合目に出る 九合目には休憩小屋があり毛無山−朝鍋鷲ケ山縦走案内*8)が設置されている そうそう心地よい風を楽しめた 笹を鳴らすサラサラという音とともに涼風が吹いてくる 音が聞こえてくるだけで期待が高まる
九合目の標識ならびに休憩小屋を後に樹林の中のルートをジグザグに登って行く 樹林を抜けると笹原が広がるルートに出る 登ってきた尾根を俯瞰出来るのでまずはそちらを一望する そして向きを変えて最後の登りに挑む アキノキリンソウ ツルリンドウの花と実などを見つけ 山頂に出る 山頂に出る直前に、ここで振り返って景観をカメラにおさめる 何故かこれまで撮った記憶がない ここからの景観もなかなかいい
山頂に出ると 大山が見えるようになる 陽射しを受けながら登っているので 頭の中には青空が広がったイメージが出来ている 果たしてどうかと 山頂に飛び出す
あれ!? 残念 ガスだ 山裾が微かに見える それもすぐに見えなくなる 右手方向に眼をやると蒜山三座を認める事が出来た それもガスが蒜山三座の方角に近づいている 見えている間に蒜山三座を背景に記念写真を撮る 温度計が置いてあるところに行き温度を見ると、18℃を示していた 麦茶で喉を潤し下山する
下山はいつものコース 縦走路を白馬山まで行き そこから降りる オオカメノキの樹林帯に入る 赤い実は見つからない リョウブ* タンナサワフタギ ウリハダカエデ* カマツカ* オトギリソウなどを見つけながらルートを行く 九合目付近のブナ樹林はいい そして俣野分岐に出る分岐にはカタクリ*9)と書いた案内板が設置されている 分岐にある標識の案内に従い白馬山へ向かう ガスが濃くなってきた ブナ樹林を楽しみながらルートを行く ガスが薄れぼんやりながら景観が得られる時がある 俣野ルートを伺う事が出来たが大山は顔を見せてくれなかった ルートではナナカマド* ツルリンドウ ツルシキミ* ヤマジノホトトギス ユキザサ* チゴユリ* ツルアリドオシ*を見つけ白馬山に出る 相変わらず大山は見えない
白馬山から登山口へ向けて降りて行く ここの下りはテンポ良く降りれるところが随所にある とは言うものの思うようにスピードを楽しめない バランスが上手くとれずブレーキがかかる 花や実については記載するものは見られなかった 渓流の音が聞こえてきて、渓流沿いのルートに降りるとキバナアキギリ サンインヒキオコシがあちらこちらで出迎えてくれた
樹林を抜け自動車道に出る おや? 霧雨が降っている 行く時晴れていた天気はすっかり変わってしまい、どんよりとした天気 こんなにも違うのか 朝天気が良かった事を喜ぼう 車載温度は25℃だった------------------------------------------------------------------------
*1)「ツキノワグマ生息地域」
・音の出るものを持参しましょう
・明け方・夕暮れの入山には特に注意しましょう
・爪痕や足跡を発見したら引き返しましょう
岡山県 美作県民局
*2)毛無山(大山隠岐国立公園)
概要
毛無山一帯の森林は、自然度の高さ及びその規模において岡山県でも一級のものです。
平殴14年3月には、この地域一帯が大山隠岐国立公園に編入され、中でも毛無山の南斜面は自然環境を厳正に保全しなければならない「特別保護地区」に指定されました。
また、毛無山は標高1,218mで、頂上からは360度の展望が開け、北は大山や日本海、南は吉備高原の山並みをのぞむことができます。
自然
毛無山の森林の特徴は、県下でも最大規模を誇るブナ林です。この森に生育・生息する動植物の多<が、岡山県版レッドデータブックの選定種になっています。健全で極めて豊かな動植物層が認められ、ブナを主体とした広葉樹と天然スギが混交する独特の自然環境を呈しています。
日本のブナ林は日本海型と大平洋型の2つに大き<分けられますが、この地域のブナ林はチシマザサやヒメモチが生育する日本海型の特徴とクロモジやチマキザサが生育する太平洋型の両方の特徴を併せ持っています。
主な動植物(※は「岡山県版レッドデータブック」選定種)
植物
・カタクリの花
4月下旬−5月上旬にかけて白馬山への縦走路沿いに見られる。
動物:両生類
・ハコネサンショウウオ(幼生)※
日本にすんでいるサンショウウオで、ただ1種肺を持たないサンショウウォ目の仲間。尾の長さが体長の半分以上あるのが特徴。
タゴガエル※
伏流水の湧き出る場所などに産卵する。ふ化したオタマジャクシは、餌を食べないで蓄えられた卵黄の栄養のみで成長し、変態します。
鳥類
・アカショウビン※
くちぱしが大きく鮮やかな赤色をしています。
・アカゲラ
「ケツ」と一声づつ区切って鳴きます。
昆虫類
・フジミドリシジミ※
幼虫はプナの葉のみを良べるブナ林固有の蝶です。
・ウスイロヒョウモンモドキ※
幼虫は、カノコソウやオミナエシを食べ成長します。生息地は限られ、絶滅の危惧に瀕しています。
斜面上部に生育するブナは樹齢130年で、大きいものは幹周り3m、樹高30mになります。
毛無山のブナ林は、「水源の森百選」(平成7年7月林野庁)、毛無山のブナとカタクリの花は「かおり風景森百選」(平成13年10月環境省)に選ぱれています
*3)毛無山−朝鍋鷲ケ山登山道
ここから先は大山隠岐国立公園及び毛無山鳥獣保護区の「特別保護地区」に指定されており、許可なく動植物を採取捕獲又は、損傷することは、法律で禁止されています。また、野生動植物の捕獲、盗堀防止などのため所持品の点検などにご協力をお願いすることもあります。
違反した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金刑に処せられます。登山者へのお願い!
・トイレは必ず入山前に済ませて下さい。 ゛
・入山届けを行って下さい。
・マウンテンバイクの乗り入れはしないで下さい。
・焚き火など火気は使用しないで下さい。
・自分のゴミは自分で持ち帰って下さい。
・歩きながらのくわえタバコや投げ捨ては行わないで下さい。
・登山道以外の山や川には立ち入らないで下さい。
・ペットを連れての登山はしないで下さい。
★4合目からは携帯電話が使用出来ます。四季の花々
3−5月 マンサク・キクザキイチゲ・タムシバ・トキワイカリソウ・ダイセンキスミレ・ヤマシャクヤク・カタクリ・ササユリ
6−8月 アカモノ・ツクバネソウ・ユキザサ・ナツツバキ・ホソバヤマハハコ・オオバギボウシ・サラシナショウマ・ホソバシュロソウ・マルバタケブキ
9−10月 ホツツジ・マツムシソウ・オタカラコウ・ウメバチソウ・ヤマラッキョウ・ツルニンジン今ある自然を大切に!残して良いのは足跡だけ!とって良いのは写真だけ!
お互いマナーを守って楽しい登山をしましょう。
環境省・岡山県
*4)毛無山の自然を大切に 岡山県
毛無山は県下でも最大規模のプナ林を中心とする珍しい林相、植生がみられ、また貴重な動物の生息地ですので1994年3月に岡山県有地として保護することにしました。この優れた自然をいつまでも大切に伝えていくため動植物の採取はすべて禁止されています。
また火災の防止はもとより、ゴミは持ち帰ってくださいますようご協力お願いします。(問合せ先 岡山県 新庄村)
*5)毛無山
毛無山(1218m)は、1300年昔、修験者の役行者小角によって開かれたとされている。
霊峰の戴には役行者神変大菩薩を祭り、後山と並ぶ修験道の行場として女人禁制の山岳信仰の聖地であったが、戦後より自由に参拝している。
*6)毛無山は22世紀に残す自然の博物館
毛無山自然保存林利用にあたっての心得
毛無山の貴重な自然を守るため、次のことに気をつけましょう。
・登山道・散策路以外の山や川には立ち入らない。
・野生動植物の採取禁止。傷つけたり持ち帰ったりしない。
・案内板や標識は大切に。
・たき火など、火の使用禁止。
・ペットを連れての立入禁止。
・トイレは山の家のトイレを使用する。
・ゴミ一切持ち帰り。
・ラジオなど大きな物音を立てない。
今ある自然を大切に。残してよいのは足跡だけ、とってよいのは写真だけ。
岡山県
*7)毛無山(ケナシガセン)
標高1218mで、中国山地の主峰の一つである。
登山道に沿って約150種の植物が見られ、頂上付近には、アカモノ、ダイセンヤナギ、イワカガミなど高山性植物があり9合目までは、ブナの原生林で天然スギも多い。
頂上からは、大山や日本海が望め中国連山や兵庫県から四国にかけての雄大な眺望は、中国地方屈指の景観である。
山頂まで約1時間、毛無山から朝鍋鷲ケ山にかけて、縦走できる、(約5時間) 新庄村
*8)毛無山−朝鍋鷲ケ山縦走案内
毛無山−朝鍋鷲ケ山縦走時間
毛無山−40分→白馬山−140分→金ケ谷山−40分→朝鍋鷲ケ山−40分→登山口貴重な自然を守るため、次のことに気をつけましょう。
・登山道・散策路以外の山や川には立ち入らない。
・野生動植物の採取禁止。
・火の使用禁止。
・ゴミ一切持ち帰り。
・案内板や標識は大切に。
*9)カタクリ
ユリ科 カタクリ属
落葉樹の下に生息する多年草。
寿命は長く、7−8年の栄養成長期を経て15−20年の間、開花結実を繰り返す。
花の見頃は4月下旬−5月上旬で、紅紫色の花を咲かせ長さ5−6cmで反り返るのが特徴。
地下茎には澱粉を貯え、片栗粉の原料になることでも知られる。
●柵の中には入らないで下さい。
●株・種の採取は禁じられています。
*10)大山隠岐国立公園(田浪園地)総合案内板
〇利用者の方々へお願い
・たき火など火気は使用しないで下さい。
・歩きながらくわえタバコや投げ捨ては行わないで下さい。
・自分のゴミは自分で持ち帰って下さい。
・登山途中にはトイレがないので、必ず入山の前に済ませて下さい。
・登山をされる方は山の家に設置しているポストに入山届を出して下さい。
・登山道以外の山や川には立ち入らないで下さい。
・ペットを連れての登山はしないで下さい。
・登山道には私有地もあります。
毛無山は、大山隠岐国立公園及び毛無山鳥獣保護区の「特別保護区」に指定されており、許可なく動植物を採取捕獲又は損傷することは、法律で禁止されています。
まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度27℃ 吉備路429を走り180を横断して県道271を経由 足守の手前で再度429に合流 足守 加茂川と抜けて行く 加茂川道の駅では22℃ 小森温泉を抜け旭川ダムへ向かう 相変わらず、429全面通行止めで、大師山トンネルへ迂回させられる トンネルを抜けてすぐ右折 江与味橋で429に合流する 薄っすらと明るくなり、ダムの水位は定常状態となんとか判定 旭町で県道30へと左折し、旭川に沿って落合へ 落合入口の温度27℃(車載温度23℃)を見て313に乗る 落合インターチェンジを左に見て直進 久世へ 旭川(久世大橋)を渡って181と合流し勝山へ 旭川(勝山大橋)を渡ったすぐの三叉路で313と別れ 181を直進する 新庄川に沿って美甘 新庄と走って行く 勝山22℃ 美甘19℃ 新庄18℃を確認 新庄道の駅を過ぎて 毛無山登山口の案内に従い県道58へ右折 毛無山登山口の標識を左折 道なりに走り毛無山登山口駐車場に駐車 すでに1台駐車 車載温度17℃