金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り106分(怒塚山経由) 下り68分(みつがしわ林間コース経由)  岡山県
倉敷からの距離   26Km        登頂日 2024/03/14   ガイドブック   F写真 動画

駐車場所7:19−7:23鉄塔#39−7:34鉄塔#38−7:39五合目−7:41鉄塔#37−7:50七合目:お花畑−7:56鉄塔#36−7:59標識−8:07怒塚山山頂8:15−8:33鉄塔#127−8:39分岐三角点−8:41六合目−8:47七合目−8:55金比羅宮跡−8:56分岐−9:02道路−9:13金甲山山頂9:15−9:24みつがしわ新道分岐−9:29林間コース分岐−9:42合流−9:49誠徳院−9:50奥池−9:59中池−10:02中池登山口−10:23駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度をする ウインドウブレーカはリュックに入れ、猪対策用鈴をセットして出発する  登山口に急告!!*0)と書いた表示がある 山火事に注意*1)と書いたものも掲示されている 一瞥して登山道に入る ルート脇にヒメオドリコソウが咲いていた どんな花に出会えるか期待が膨らむ 竹藪を抜けて民家の裏手に出る
 
 登山道と書いた案内を見てルートを行くと鉄塔#39に出る 残念ながら花や実はまだのようだ

 ここからは竹藪や樹林の中のルートとなる アオキ*(*は実を意味する) カエデドコロ*を見つける 鉄塔#38を抜けて数分登ったところに五合目大山展望と書いた標識があり 右手に岡山市街地の眺望がえられる ここから大山が見られるようだが近景すらぼんやりしている ルートを行く 鉄塔#37を潜り登って行く ウグイスカグラの木があるところに出る 注意して見たが花芽もまだだ 七合目と表示されたところに出る
 
 ここはお花畑と呼んでいた場所だが花は見られない 七合目と書いた標識の右手ルートを行く 樹林の中のルートを行き、鉄塔#36に出る ここのウグイスカグラもまだだ 鉄塔周辺の木々が切られていた、何故だろう? 樹林の中のルートを行く 山頂を示す案内標識を過ぎたところでヤブコウジ*を見つける 葉の隙間からチラッと赤い実を見つける事が出来た なんでもない事だが嬉しい そして怒塚山山頂に出る
 
 山頂に出ると穏やかな陽が射しこんでいる 目指す金甲山も伺うことが出来る ネズミモチ*を見つけ 記念写真を撮り金甲山へ向かう 樹林の中のルート 何回か下って 登り返すと鉄塔#127に出る 鉄塔#127は縦走路で展望が得られる場所 鉄塔の先に金甲山山頂が伺える 振り返ると怒塚山の山頂を伺える
 
 樹林の中へ入る いつもの場所にキヅタ*が顔を見せるが実はほとんどなくなっていた 中池ルートと合流する 合流点を数歩進んだところに三角点がある そうそう鉄塔#127の少し手前からここまで、ルート脇に白いガイドテープがルート両脇に見られた そうわかり難いルートでもないのにと不思議に思う 管理上の問題かもしれない
 
 数分行くと六合目の標識がある 前回登ったときここでヤブコウジを見つけたが今日は見つけられなかった 七合目と書いた標識を見て、特徴のある樹々を見ながらルートを登って行く クスの大木がいくつも顔を出し、ルートは左にカーブする 山を右にして斜面をトラバースするようにして行くと左手に八合目の標識が現れ右に大きくカーブ金毘羅宮の石の鳥居のところに出る
 
 鳥居を右に見てルートを行くと分岐に出る 分岐を右に金甲山へ向かう 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道林間コースを予定している
 
 分岐を登って行く ここでヤブラン*に出会う 急な斜面を登り自動車道に出る シーズンには色々な野辺の花に出会えるのだがまだ少し早かったようだ 自動車道を行く 怒塚山が見えるスポットで写真を撮る ヒメモチ* ヤブニッケイ* キヅタ*といつも出会う実を確認する 左に広い駐車場を見てルートを行く 駐車場には金甲山*2)と書いた案内がある ルートは右にカーブする ラッパスイセンが咲いていたが野辺の花はまだのようだ そして展望台と書いた案内板のところに出る
 
 展望台に出ると瀬戸内の海と島々が飛び込んでくる 展望台には島々の名前を記したイラスト版があり島の名前を確認出来る 靄で遠望はきかず近くの豊島はわかるが小豆島は良く見ないとわからない状態
 
 金甲山山頂は旧観光レストランの屋上にある 営業はしていないが構築物は残っており屋上に行ける 建屋から入らず神社を祭ってある方から行く ミツマタが見事は花を咲かせていた またサザンカもまだ花を残していた 屋上に登る階段脇に金甲山の神籬(ひもろぎ)*3)と書いた説明がある そして、屋上にある山頂・三角点に出る
 
 屋上からの景観を一望し下山する 下山は金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
 
 樹林の中のルート 谷を左にして巻いて行く 足元が緩い所があり留意しながらルートを行く 林間コースへの分岐を見て、そちらへ降りて行く テープナビを追いながら降り行く そして右手に渓流が見えてきたところでみつがしわ新道と合流する そこから10分も要せずに誠徳院に出る
 
 誠徳院からは幅広のルートを行く 奥池が右手にある 城山のコバノミツバツツジはまだのようだ 城山に寄らずルートを行く ボタンヅル* ヒサカキを見つけてルートを行くと 中池に出る 池を右に見ながらルートを行く サルトリイバラ* ヤマウルシ* オオバヤシャブシを見つけ 中池登山口に出る
 
 中池を後にルートを行く オオイヌノフグリ ナズナ ホトケノザが顔を見せる 陽ざしを受け輝いている セイヨウタンポポ コハコベ オニノゲシも見つけたがまだ数は少ない のどかな野辺のルートを楽しみ駐車場に 駐車場は1台増えていた 車載温度は9℃を示していた

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*0)急告!!
 平成21年4月12日(日)タバコの火の不始末と思われる山火事が発生し、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしました。
 歩きタバコ、ポイ捨ては絶対にしないでください。なお、金甲山展望所以外では火気厳禁を実施中
 また ゴミの放置 草花の盗掘 車の駐車場所など 最低限のマナーを守れない人の入山は固くお断りします
 平成21年4月 令和2年12月3日(再制作) 金甲山・怒塚山愛好会

*1)山火事に注意
・たばこの吸い殻や吸殻入れ缶(20本以上の白・茶色のフィルター混じり)の缶ごとポイ捨てが後を絶ちません。落葉は乾燥し、山火事が発生しやすい季節です。先日も愛媛で山火事が発生しています。あなたは下山するまで責任者です。今一度気を引き締め、右記看板の登山愛好会マナーを熟読し、理解し、楽しい登山をお願い致します。*また週明けに、ゴミやタバコのポイ捨てが目立ちます。
 R5年11月8日 みつがしわの会 怒塚山・金甲山愛好会
 

*2)金甲山
瀬戸内海国立公園の一角、標高403mの金甲山からは、瀬戸内の多島美や瀬戸大橋の遠景が望めます。
この名は、由加山(ゆがさん)の鬼退治に来た坂上田村麿が、戦勝祈願に金の甲(かぶと)を埋めたという伝説によります。

*3)金甲山の神籬(ひもろぎ)
ここは、「神籬」または「神籠石」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡です。
原始時代の人々は、山や川、岩、大木、洞窟などを神聖なものとしてあがめ、恐れ、これらを信仰の対象としてきました。児島第一の霊山といわれた、ここ金甲山の頂上にも自然石を祭壇として神を祀っていました。
この建物の屋上にある小さな祠が祀られている岩をとりまくように、直径4メートルほどの環状に小石が置かれ、さらに、この岩から東南へ20メートルほど下つたところに幅1メートル、長さ2メートルほどの拝石といわれる平坦な石がありました。その石の下手は20人程が集まれる広さの平地となっており、これは、神話に国産みの神が産み給うた「吉備の児島、又の名を建日方別という」とあるように、その建日方別をこの岩に迎えて祀り、村の人々は拝石にいろいろな供物をして祈ったという原始信仰の名残りです。
昭和63年10月、遺跡の中央にあった岩に祠を建立し、大神地祗の神様を祀っています。
この度、両備グループ100周年記念事業の一環として、古から伝わる信仰の地・金甲山山頂が皆さんで楽しんでいただける憩いの場となるよう、また、この貴重な聖域を後世の人々へと遺していけるよう整備させていただきました。、
(出典)玉野市史(続編)昭和47年 玉野市役所発行 平成22年6月30日


アプローチ
 いつもと同じ頃倉敷を出発、だいぶ明るくなってきた 車載温度3℃ 河津桜の咲く倉敷川に沿って県道22を行く 藤戸寺を右に見て次の三叉路を左へ進む 植松駅の信号を左折、県道21を少し走り、玉野方面へ右折し県道22を行く サウスビレッジを左に見て田園地帯を走る 左前方に金甲山が見えてくる 今日は靄がかかっているようでぼんやりした山容 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行く 橋を越えすぐの信号を左折する 正面に怒塚山から金甲山につながる尾根が見える 県道45を左折、マルナカを過ぎ郡の交差点直前の駐車スペースへ 仕切られた駐車スペースに駐車させて戴く 駐車場に設置されている大型看板が更新されていた 接触しないよう留意して駐車する 車載温度3℃ 駐車している車は無い