星山



標高 1030m 難易度 ☆ 登り79分 下り39分(西口) 林道40分  岡山県
倉敷からの距離   88Km        登頂日 2024/05/04   ガイドブック F写真 山の音 動画

駐車場7:01−7:05登山口−7:08合流−7:37_800mH−7:41分岐−7:50前山分岐−7:54十字路_860mH−900mH−8:09八合目−8:15展望岩8:16−8:21星山8:32−8:39八合目−900mH−8:46十字路_860mH−9:11西登山口9:12=9:48東登山口=9:52駐車場

登山 
 今日は星山(ほしがせん1030m)を訪ねる 

 登山支度をする 周辺を見回すとムラサキサギゴケ ヒメオドリコソウ ウマノアシガタが咲いていた フキノトウが見事な綿帽子を幾つもつけていた 駐車場入り口に星山・櫃ケ山縦走路ルートマップと書いた案内を見て出発する
 
 駐車場を出て山に向かって自動車道を行く 道路左手斜面にナガバモミジイチゴ もう花は終わっている 今度はクサイチゴが顔を見せてくれる 青空が広がり、正面に山頂ピークを伺う事が出来る 道路を少し行くとビジターセンター入り口があったT字路に出る ここを左に折れて東口登山道へ向かう ヤエヤマブキ セイヨウタンポポが咲いていた そして星山登山道東口と書いた標識が設置されているところに出る
 
 丸太の階段を登って行く 登山道に入ってすぐトキワイカリソウが顔を見せてくれる コガクウツギの装飾花が開いていた 左にカーブする 新緑がいい 今度は右にカーブし丸太の階段を登って行く 階段を過ぎると平坦なルートとなり土の感触と新緑を楽しむ ミヤマガマズミが花を咲かせていた
 
 ルートを行く ビジターセンターと書いた標識から緩やかな登りが始まる ルートには植樹のつどい*1)と書いた案内板があり もう少し登ると勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集*2)と書いた案内板がある ミツバツチグリがところどころ顔を見せるが花は閉じていた クサイチゴがここにも顔を見せる ナガバモミジイチゴもわずかだが花を残していた
 
 樹林の中のルートを行く 何回かアップダウンをこなして行く ルートの両脇は笹原 笹の子があちらこちらに顔を覗かせている 倒木がある その上に標高800mと書いた小さな標識が乗っていた そこを過ぎると樹林帯から抜け分岐に出る 分岐に出る手前でチゴユリを見つけた
 
 分岐を直進すると前山の尾根を登って星山へ向かうルートで 右へ向かうルートは後から作られたもので前山をトラバースするルート 直進するルートを行くのが恒例になっており、こちらのルートを選ぶ 右手には星山のピーク ならびに櫃ケ仙に繋がる尾根のピークを見る事が出来る ヒメハギを見つけ、分岐に出る
 
 前山には寄らず、星山へ向け樹林の中を降りて行く 特徴のある木々の中を降りて行く この雰囲気が好きだ ショウジョウバカマが顔を見せてくれる ピークを過ぎたのか勢いがない
 
 ルートを降りたところは十字路となっており 左手からの西口登山道と 右手からは前山バイパスルートと合流する 標識には標高860mと記載されている 東口(美しい森)トラバースルートと書いた標識が設置されている 帰路は西口登山道に降りてみよう
 
 十字路からは幅広のルートになる 新緑を潜るようにして登って行く ひと頑張り登ると、樹林から抜け 前方に山頂ピークが見えてくる 

 あとは笹原の中のルートを登る 八合目の標識を見て ジグザグに登って行く 花や実に出会う事なく、展望岩と呼んでいるところに出る 岩の上に立ち、登ってきた尾根を俯瞰する そしてルートに戻り山頂へ向かう ここでダイセンキスミレ ショウジョウバカマに出会う

 そして山頂に出る 山頂から大山ならびに蒜山三座がくっきり見えた 山頂周辺ではダイセンキスミレ マユミの花芽を見つける 汗がにじむ程で麦茶が美味しい 腕まくりしたまま記念写真を撮る そして下山する
 
 下山は登ってきたルートを戻る 途中男性お一人とすれ違い挨拶を交わす 十字路のところで西口の標識に従って右手樹林の中を降りて行く 
 
 星山を最初に訪ねた1995年(19950729)は西登山口だけで登山口が分かりにくかったとの記載がある 2000年にビジターセンターが開設され登山口や縦走路が整備され、ほとんど東口を利用しており 西口に降りたのは2013年(20130408)でそれ以来 11年振り ルートの記憶は殆ど消えているが、アップダウンは無く立派な林道に降りて 林道を歩き東登山口を経由して駐車場に行けた記憶はある 林道で花に出会えないかと思った次第
 
 ルートはそれらしいのが感じられるが斜面は杉の小枝で覆われており 土の部分は見えない 杉樹林の下は低灌木もなく 好きなルートを行ける 右左とも緩やかな登り斜面でその低いところを降りてゆく このルートで良いか心配にはなるが迷いそうなところは無かったのでそのまま降りて行く 十字路から8分程降りたところに登山ルートを示す標識があり 安心する
 
 そこから2,3分降りると樹林を抜け渓流の音が聞こえ 渓流沿いに出る 出たところに星山国有林と書いた大きな案内板がある ルートははっきりしないが渓流に沿って降りるような形で降りて行く すぐに笹原を切り開いたと思われるルートに出 そこを降りて行く 国有林と書いた案内板から花が次々と顔を見せ、楽しませてくれる ホウチャクソウ ツルカノコソウ フキノトウの綿毛 コンロンソウ キケマン ムラサキケマン
 
 ルートは開発の為作られたと思う拡幅された道に出る 拡幅された道は左手の山の斜面を登っているが そちらへは行かず低い方へ降りて行く 数分歩くと舗装された林道が見えてきて 西登山口に出る この間 オニタビラコ ハナイバナ キランソウを見つける ハナイバナはGoogleLensで調べたもの キュウリグサに似ている小さな花
 
 西登山口にはコンロンソウが群生して白い花を沢山咲かせていた 登山口には5台程駐車可能な駐車場があり 星山・櫃ケ山縦走路ルートマップと書いた大きな案内板が設置されている 案内板には林道も記載されている
 
 あとは林道を花や実を楽しみながら東登山口へ向かう 車のすれ違いが十分出来る結構幅の広い林道 右へ行ったり左へ行ったり 結構あちこち横へも動き歩いてゆく 花が多く楽しませてくれた 出会った花々はコンロンソウ ヒレアザミ ヒメオトギリソウ ヤマフジ クヌギ フキノトウの綿毛 ハナニガナ イワニガナ セイヨウタンポポ オニタビラコ ムラサキケマン ダンドロボロギク ミヤマカタバミ オオイヌノフグリ ウシハコベ カキドオシ ウワミズザクラ クサイチゴ ヤエヤマブキ
 
 ウワミズザクラの花には初めて出会った GllgeLensでわかった 花のピークは過ぎたようだった 結構大きな木で谷側の斜面にあったので気づく事が出来た 花の時期は更に見ごたえがあろう
 
 そして東登山口に出 駐車場に戻る 駐車場には5台増えていた プレートを見るといずれも県外ナンバー 京都 神戸 姫路 福岡 福山 県内は私だけだったのは驚き 車載温度は17℃だった

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*1)植樹のつどい
 このつどいは、ボランティアによる森づくり活動を通じて、森林の働きに対する理解を深めるとともに、世代間の交流の中で共に生きる力を育むため、社団法人岡山県緑化推進協会の緑の募金交付金を受けて実施しました。(平成12年11月12日)
 
 
*2)勝山美しい森「植樹のつどい」メッセージ集
 育てよ緑(久世町 森脇玄吉)
 自然を大切に(勝山町 いそだゆみ)
 風雪に耐えて百年生き抜こう(勝山町 山浦圭介)
 緑を増やしてその中で(勝山町 戸田小一)
 千年生きてね(勝山町 黒田絵美)
 山の四季小鳥喜び舞い遊ぶ(久世町 村上 明)
 花が好きです(勝山町 いながみゆうこ)
 緑をふやそう(勝山町 生内由佳)
 大樹になって里人・小鳥を守れ(勝山町 樋口定夫 樋口芳男〉
 緑が好き(勝山町 頭応和樹)
 不伐の森林づくりをめざして(勝山町 小林寿満夫)
 早く大きくなって実をつけてね(勝山町 原田清士)
 この土地にしかと根を張り二十一世紀の大空に伸びてゆけと祈りながら(久世町 松岡 実)



アプローチ
  薄っすらと明るくなる頃、倉敷を出発 車載温度13℃ 吉備路429を行き 県道271を経由し 足守の手前で再度429に乗る 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で小休憩車載温度8℃ 小森温泉 旭川ダムと走る 旭川ダムは定常水位を維持している 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口14(車載温度10)℃を確認し313に合流 落合 久世 勝山と走る 勝山11℃ 神庭の滝の標識に従い、三叉路を左に入る 神庭の滝手前で星山登山口と書かれた標識に従い右折する あとは標識に従い走り、広い駐車場に駐車させて頂く どなたも駐車していない 車載温度11℃