上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り134分(尾根分岐=山頂) 下り86分 その他6分  岡山県
倉敷からの距離   123Km        登頂日 2024/07/03   ガイドブック  F写真 動画

駐車場所7:40=7:43牧場−7:48登山口−8:03ニ合目_730mH8:04−8:19三合目_810mH−8:42五合目_920mH−8:46展望−8:53六合目_955mH8:54−9:29八合目_1100mH_9:36−10:06分岐(山頂)_1202mH10:13−10:35八合目−三角点−10:54六合目−10:59五合目−11:12三合目−11:23二合目−11:34登山口−11:39牧場=11:42駐車場所

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 自動車道を行く ムラサキツメクサ ワルナスビ ヨウシュヤマゴボウ トウバナが顔を見せる 牧場のところに出、登山道を示す標識を見て ルートを行く 放牧場の中にルートがありフェンスを3回跨ぎ(但し今日は最初のケ所は解放されていた)、有刺鉄線で囲まれた牧草内のルートを行く 
 
 おや そのルートに牛2頭いる 両脇囲まれているので逃げ場が無い 近づいて行くと逃げる そして最後には登山口から樹林帯に入り そこから牧場の方へ行ったようだ 足元を見ると牛の糞がいくつも見られる 入り込んだのは今日だけではないようだ
 
 登山口には大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内*1) と書いた大きな案内板と蒜山登山を楽しんでいただくために*2) と書いた案内がある 後者の案内の中にクマに関する注意の記載があるが、そう目立たない リュックを降ろしクマ避けの鈴をセットし登山道へ入って行く
 
 樹林の中のルート 薄暗いルート、樹林特有の雰囲気を感じる 土の感触そして杉の小枝のクッションを楽しみながら登って行く 階段を避け、腐葉土の部分を行く 左にカーブし擬木の階段に沿いながら登って行く おっと 右足をスリップ、左膝を擬木の階段にぶつけてしまった しばらくは左足をかばいながら登っていったが、いつの間にか気にならなくなった 次第に傾斜がきつくなり 階段のルートに戻り一歩一歩ゆっくりしたペースで刻んで行く 右手を見るとどうやらシライトソウらしい花が風に揺れている ズームで撮ったがどれもダメ 帰路花に近づいて写真をgetした
 
 急な登りもやがて右にカーブし、傾斜が少し緩くなる そして、樹林帯を抜け二合目に出る 二合目から草原の中のルート ルート両脇に低灌木がある 花や実に出会える事を期待して登って行く ウツボグサ タンナサワフタギ*(*実を意味する) クリに出会い三合目の標識に出る
 
 三合目から石がゴロゴロしているルート ヒサカキ* ヤマツツジ イワガラミ ウツボグサを見つける ルートは右にカーブし、つづいて左にカーブすると前面が開け五合目に続く草原が展開する
 
 早速ナツハゼ* ママコナ オオバギボウシ ササユリ ヤマツツジ ブタナ ウツボグサ ハナニガナなどが顔を見せる ササユリは蕾も顔を見せてくれた 大きな花であり目立つ そして、五合目の標識のところに出る その近くにシモツケが咲いていた
 
 五合目の標識を過ぎて、少し登ると展望の得られる場所に出る ここから登ってきたルートを俯瞰出来 三平山も確認出来た
 
 ここからは灌木樹林帯を左にした緩やかなルート ぐんと足が軽くなる イワガラミ クロモジ* オカメノキ* ミヤマガマズミ*が顔を見せる ルートは左にカーブし樹林のトンネルを抜け六合目に出る 今日はここで麦茶休憩
 
 六合目から草原の中の登りとなる ルート脇に次々と花が顔を見せてくれる 嬉しい事にササユリが次々と顔を見せ楽しませてくれる イブキトラノオ オカトラノオ カワラナデシコ ノアザミ アカモノ* ヤマボウシ ヤマツツジ ヒヨドリバナ ヤマスズメノヒエ* ホタルブクロなど そして低灌木樹林に入る ここでも次から次とササユリが顔を見せてくれる ヤマアジサイが清楚な花を咲かせていた

 ピークを越えると今度は八合目のピークが見えてきて ピークに取り付くまでは草原の中はまた花 ササユリ オカトラノオ カワラナデシコ イブキトラノオが咲き その先に八合目のピーク いい雰囲気である トリアシショウマにも出会え、灌木の中の登りに取り付く 今日は何故か足が重い やっとの思いで八合目に出る 早速麦茶で喉を潤す
 
 八合目は上蒜山一番の景観が得られるスポット 正面に上蒜山山頂 その右手に中蒜山 だがガスで山容はおぼろ 左側に目を移すと、こちらは大山・烏ケ山や矢筈山などに連なる山並 烏ケ山ははっきり見えたが大山はガスの中だった
 
 山頂へ向かうルートを見るとササユリが咲いている 足元にはヤマツツジ 山頂はガスがかかっているがここで記念写真を撮る 写真を撮っている間に山頂を覆っていたガスが薄れ山容を伺えるようになってきた
 
 あともう少し 山頂へ向かう しばらくは平坦な草原ルート ヤマボウシが幾つも花を咲かせているのを見てブナの樹林帯へ入って行く 樹林帯の中でもツタウルシ* イタドリ ツルアリドウシ コバノフユイチゴ ユキザサ* ヤマジノホトトギス ツクバネソウ* ヤマアジサイ ミヤマガマズミ* ツルアジサイなどが顔を見せてくれる
 
 ツルアリドウシの白い花は薄暗い樹林の中で結構目立つ またブナ樹林そのものも雰囲気がある 特徴のある場所に来るともうすぐだと思うがなかなか山頂に着かない 記録を見ると八合目から30要していた そして山頂に出る
 
 山頂には山頂標識があり周辺を見回すとオオカメノキ* ツルアジサイを認められる 中蒜山山頂が樹木の先になんとか見える 人かと思ってズームで撮ったが山頂標識だった そうそう 三角点へ向かうヤブ漕ぎルートが整備されていた 三角点まで行っていないが入口の様子ではヤブを漕がなくても行けそうだ
 
 残っている麦茶を飲み下山する 下山は登ってきたルートを戻る 疲れがあるのか身体の動きは今一 一歩一歩足元を確認しながら降りる 下りのテンポを楽しむ余裕はなかった 4合目付近で男性の方とすれ違う 梅雨の晴れ間なので登山者は多いかなと思ったがお一人だけだった そして車のところに 車載温度は31℃だった 少し走らせたら29℃まで下がった
 
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*1)大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内
 登山道 所要時間(参考)
 旧上蒜山スキー場駐車場→20分 上蒜山登山口→100分上蒜山頂上→60分 中蒜山頂上→30分 フングリ乢→70分 下蒜山頂上→ 70分下蒜山登山口
 旧上蒜山スキー場駐車場→1.2km上蒜山登山口→2.4km上蒜山頂上→1.6km中蒜山頂上→1.2kmフングリ乢→1.9km下蒜山頂上→2.4km下蒜山登山口
 旧上蒜山スキー場駐車場←15分 上蒜山登山口← 70分上蒜山頂上←60分 中蒜山頂上←50分 フングリ乢←50分 下蒜山頂上←100分下蒜山登山口
 

*2)蒜山登山を楽しんでいただくために
 登山の準備は万全ですか?
 ・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
 ・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
 ・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
 登山には危険が伴います!
 ・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
 ・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
 ・中蒜山頂上付近に避難小屋があります。
 ・携帯電話が通じない箇所があります。
 自然を大切にしましょう
 ・ゴミは全て持ち帰りましょう。
 ・自然の動植物を採取してはいけません。


アプローチ
 薄っすらと明るくなった頃倉敷を出発 車載温度24℃ 吉備路429を行き県道271を走る ガスが出ており周辺の山並みは伺えない 天気予報も全県に濃霧注意報が出ている 足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 加茂川道の駅で小休憩車載温度23℃ 倉敷とあまり変わらない 小森温泉を抜け旭川ダムへ向かう おや また、429全面通行止めだ 大師山トンネルへ迂回し、トンネルを抜けてすぐ右折 江与味橋で429に合流する 旭川ダムの水位はガスで判断できない(帰路確認 以前と同様低位レベル) 旭町で県道30へ左折 落合で313に乗る 落合 久世 勝山と市街地を走り 引き続き313を北上し湯原へ 勝山25℃ 湯原25℃ 湯原のトンネルを抜け中和村に入る ここに来てやっと周辺の山並みが見えてくる 前方に蒜山の山並み、山頂付近はガスがかかっている 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する 蒜山25℃ 下蒜山登山口を見送り、蒜山振興局を過ぎてすぐ右折する 新しく出来た道で中蒜山登山口 塩釜冷泉とを示す案内に従い右折 今度は県道422を左折し蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎ百合ケ原で右折し牧場に出る 牧場は何か工事を行っており車を置きにくい 来た道路を戻って、道路脇の空地に車を停めさせて戴く 車載温度24℃