天神山



標高 778m    難易度 ☆    登り101分 下り55分 その他16分  岡山県
倉敷からの距離   64Km        登頂日 2024/10/21  ガイドブック  F写真 動画

駐車場6:43−7:06石段−7:15擬木の階段ー五合目−7:44石仏7:47−8:07八合目−8:14park−8:27三角点8:28−8:38park=8:47鈴振崖8:57=9:04park−9:08八合目−9:15石仏−9:28擬木階段終−9:35石段終−9:49駐車場

登山
 今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる 道後山を訪ねる予定であったが、都合により急遽変更した

 登山支度をして出発する 登山口の方へ少し戻り 自然歩道へ右手法面を登って行く 落ち葉が積もったルート ルート右手に隠れるようにして咲いている白い花を見つける ツバキの花程の大きさだが地面に接するような形 落ち葉などを除き写真に撮りGoogleLensで調べたところチャノキのようだ その気で周辺を見ると蕾や花を見つける事が出来た ルートは右にカーブする つた植物が垂れ下がっている、見るとヤマノイモ*(*は実を意味する)だ 石像があるところでは今日も、ルートを塞ぐような倒木 跨いだり潜ったりして抜ける 渓流を2度跨ぐようにして抜け 樹林帯に入る
 
 右手に渓流を見ながらルートを行く 倒木があちらこちらに残っているが、ルートを歩くには支障が無い ダイコンソウ ミズヒキを見つけるが花は少ない やがて石段のルートになる この辺りも荒れている 足元に留意しながら登って行く 石段を抜けると擬木の階段のルートとなる ここから約1300段の階段が始まる
 
 擬木の階段にかかって数分登ったところに"五合目あたり"と書いた札が設置されている 陽が射してきて、私の影が前面に見える カメラで撮っている様子がわからないよう適当に構えてシャッターを押す 擬木の階段を登っているところと説明しないとわからない写真だ 先端が色づいてきたマムシグサ*を見つけ石仏があるところに出る 
 
 気温9℃と言え汗が出る 麦茶休憩をとり息を整える すぐ先に、"この辺りが七合目"と書いた表示が見える 擬木の階段のほぼ真ん中 あと半分だ ジグザグに大きくカーブを取りながら登って行く 同じようなカーブが続く 右手方向を見上げると岩峰を伺う事が出来る明星崖のようだ 青空もうかがえる そして八合目の標識のところに出る 標識の手前にシロヨメナが咲き 陽射しを受け輝いていた
 
 八合目を過ぎ "あと少し もうすぐ頂上 おつかれさま" と書いた標識を見て 1300段の擬木の階段を終える 右手に森林のはたらきと書いた説明板が設置されている 途中ツルシキミ*が赤い実をつけているのを見つけた
 
 笹の中のルートを行き、林道終点の広場に出る 左手に天満神社から降りてくるルートがある まずは山頂を目指す イヌタデ ダイコンソウ ヤブヘビイチゴ*を見つける 広場には天神山野鳥の森案内図が設置されている 登山口に設置されていたものと同じデザインだ 舗装された林道を行くと天神山*3)の紹介や中国自然歩道案内図*1) 天神保健保安林*4)と書いた案内板が設置されている ルート脇にヤマハギ* キンミズヒキ* ヨウシュヤマゴボウを見つけた
  
 山頂を示す標識に従ってルートへ入ってゆく ここは、このルートで一番好きなところだ 周辺の木々の形も良く いい雰囲気だ 土の感触を楽しむ ルートは少し下る 下った位置に分岐がある 分岐には山頂を示す案内もあり 幅広のルートが導いてくれる 2,3分で山頂に出る
 
 山頂には一等三角点があるが展望は得られない アセビの木がある 花芽を見つけ すぐに鈴振崖へ向かう
 
 林道広場まで戻り 林道に沿って直進すると天満神社入口に出る 狛犬のところを抜け 神社の境内に入ると鳥居がある 鳥居を潜り、鈴振崖へ向かう 案内標識もある 岩の斜面を登ると鈴振崖に出る 途中アキノキリンソウが数か所で咲いていた ヌルデ*の実も見つけた
 
 鈴振崖からは花見山は伺えたが大山はガスで見えなかった 鈴振崖という標識の所で記念写真をとるものの何故かピンボケだった そして下山する 下山は神社に戻り 境内を経由して降りて行き 林道広場に出る そして登ってきたルートを戻る 今日はどなたとも会えず車のところに 車載温度は22℃を示していた 陽射しを受けて蓄熱していたのであろう 走ってゆくと17℃まで下がった
 
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*1)中国自然歩道案内
中国自然歩道とは
中国自然歩道は、中国5県を一周し、それぞれの地方に残された美しい自然のなかを歩いて、豊かな自然に親しみ、また、郷土の歴史や文化にふれて、私たちのふるさとを見直すための長距離自然歩道です。
 岡山県では、自然歩道を5つのルートに大別し、さらに各ルートを1日で楽しめるよう、合計43のコースに区分しています。

主な見どころ
●新成羽川ダム
 103mの堤高と289mの堤頂長は。重力式アーチダムでは現在のところ日本一でる。揚水式発電の上池のダムである。
●天神山
 標高777m。チャートと呼ばれる古生代の地層からなり、天神五葉の松の緑が美しい。頂上からは南に瀬戸内海を、北に大山を望むことができる。
●吹屋ふるさと村
 赤銅色の石州亙とペンガラ色の外観の見事な町並みが整然と続く。江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産である。
環境省・岡山県

*2)自然歩道を利用される皆さんへ
自然歩道を楽しく利用できるよう歩きはじめる前に、もう一度次のことをチェックしましょう。
1、健康状態に充分気をつけむりのない計画を立てましょう。
1、地図やパンフレットなどにより歩行計画を立てましょう。
1、特に終点の交通機関、宿舎などについては確認しておきましょう。
1、できるだけ2人以上で歩きましょう。特に日没後は利用しない様にしましょう。
1、植物図鑑、昆虫図鑑などの資料を持って歩くと一層楽しく利用できます。 
環境省・岡山県

*3)天神山
 天神山は標高777mで、高梁市内最高峰です。一帯は基盤の古生層が長年にわたって浸食されて多くの奇峰を形成し、雄大な風景をなしています。
 その中の一つに、鈴振崖と呼ばれる屹立した巨岩があります。ここで小石を上から投げると、石は岩と岩との間を音を立てて落ち、あたかも鈴を振っているような音がするのでこの名前がついたといわれています。なお、山頂部に近い急傾斜には、ビャクシン、ゲンカイツツジやゴヨウマツなどの珍しい植物が生育しています。 環境省・岡山県

*4)天神保健保安林(判読困難のところがあるが、下記の記載と思われる)
 この地区は公衆の保健休養の場として指定された保健保安林で高梁川上流県立自然公園特別区域に属し、風光明媚の地であり、また、水源かん養保護林としても重要です。
 樹木・鳥獣・自然景観の保護・山火事の防止に留意して利用して下さい。 岡山県・成羽町



アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度14℃ 酒津から高梁川沿いを走る 総社大橋 豪渓泰橋と順調に抜ける 橋のところの温度表示は11℃ 信号を左折し180号を北上する 道後山に行く予定だったので高梁市を抜け井倉へ向かう 走行中ピッと音がする 何の音かしばらく気づかなかったがガソリンのレベルゲージを見たら点滅している この警告音だった エ! まだ走れる筈 帰路に給油する計画だったのに まだ暗い時間 ガソリンスタンドもまだだろう この状態で100km以上走るのは無理 山でガス欠になったら困る と ここで道後山行きを見合わせる でも折角山登りを楽しみに出てきたので天神山にしよう それにしてもガソリンチャージは必要 天神山には新見経由が近い 新見市内で場合によっては開店まで待つことにしよう と 方針を決める
 
 井倉を過ぎガソリンスタンドを見つけるが開店はまだまだだ 新見の市内に入る おや! セルフサービスの店が開店 これはラッキー セルフサービスで給油した事は無いがなんとかなるだろう お釣りが出ないなどのトラブルは避けたいので1000円分の給油をする 5Lもあれば足りよう あれこれと戸惑いながらなんとか給油をする
 
 車をもと来た道へ戻り 県道33号に入る このルートで天神山を訪ねた事は以前にもある 走りながら、あそこでガソリンチャージが出来るならもう少し給油して道後山にも行けたのにと思い返すがその時点では頭が回らず余裕がなかった事を反省する (ガソリンショートで道後山行きをあきらめ なんとかガソリン給油出来ないか考え 店が開くまでどこで待とうかと考えているところで、セルフサービスに出会えて喜び 初めての給油に集中し なんとか給油出来 ほっとしたところ) そして天神山登山口の案内表示を見て右折し、登山口駐車場に 他に車は無い 車載温度計9℃ 尚、登山口には中国自然歩道案内*1) 天神山野鳥の森案内図 自然歩道を利用される皆さんへ*2) と書いた案内図が設置されている