泉山 中林コース



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り*60分(天の川コース) 下り*62分(流れ星コース) 十六夜の滝まで  岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2024/11/08   ガイドブック  F写真 動画

駐車場6:59−7:01分岐−7:15分岐−7:31火の滝7:37−7:43ロープ−7:53渓流渡る−8:01分岐−8:05十六夜の滝8:13−8:16分岐−8:20分岐−8:27分岐−8:40ニの滝8:42−9:09中林の滝9:12−9:19駐車場

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)中林口ルートを訪る

 この時間すでに来られている人をみてびっくり 隣に車を停め 登山支度をしながら挨拶を交わす 兵庫から来られたとの事 兵庫からわざわざこの登山口を選ぶとはかなり登られている方かと思って伺うと50年振りで 高校の同窓会があってとの事だった 昔はずっと歩いて登ったのですがここまで来れるとは便利になりましたね いや ここも豪雨で登山道閉鎖などあり道路も復旧したのですよ と 昔話を交わす 準備が出来たらしく お先に登って行かれた
 
 私も登山支度を終え出発する 駐車場には泉山登山マップ*1)と書いた大きな案内板がある 木製の橋を二つ渡って行く 二つ目の橋に 危険・注意と書いたものが掲載されている 読んでみると 橋板の腐食している場所があり足元に注意してください との事 歩いてゆくと 穴が見える 川幅も高さもあるので踏み抜いたら容易なことでは済みそうもない 橋桁をたよりに恐る恐る抜ける 
 
 橋を渡ってすぐのところに天の川コースと書いてある標識に従い渓流沿いのルートを登る ちょっとした滝があるのを見ながらジグザグに登り 上のルートと合流する ルートは樹林の中の登りかなりの急登 一歩一歩耐えながら登って行く 眼下に渓流が見え高度を稼いでいるのがわかる
 
 分岐に出る 直登ルートとの分岐だ 標識に従い天の川コースへ向かう 石がゴロゴロして歩き難い マツカゼソウを見つけた この辺りでルートを見失った事を思い出す 渓流に近づかないようルートを選び登って行く 渓流を大きく巻くようにして登り渓流の方向に近づいたところに丸太橋と鎖が設置されているのが見え 間違っていなかったと安心する
 
 鎖のところを岩を巻くようにして行くと突然彩やかに紅葉した木々が顔を見せてくれる そしてすぐに火の滝(落差30m)が出迎えてくれる 今日は結構水量がある 岩がごろごろしているところを足場を選び渓流を渡る 渡った位置の方が滝全体を眺める事が出来る
  
  下から見上げて行く 滝口周辺は紅葉している 残念ながら陽射しが弱い 青空が見える所もあるが丁度薄雲に遮られている 少し様子を見ていたが、これも運だと先へ進む 
 
 滝を右手にルートを登って行く ロープや鎖が次々とセットしてある 足元に留意しながら紅葉した木々を楽しむ 左手が山 右手が谷 谷の方が全体が色づいている 
 
 鎖を使って渓流に向けて降りる 鎖と言っても1m少々の短いものだが足場が無いので助かる 渓流を跨ぎ また対岸を登り渓流を左に見て登って行く 陽が射してきて周辺が明るくなり 色鮮やかな木々が楽しませてくれる
 
 分岐に出る のぞき岩と中林への分岐だ 中林に向かっての分岐はまだ行ったことが無い 今日はこの先の十六夜の滝まで行ってここに戻り中林に向かって行く予定 中林コースに出るだろう
 
 まずは渓流に沿って登って行く 見事に紅葉したかえでの木に十六夜の滝と書いた標識がある そこで記念写真を撮る そして先ほどの分岐に戻り中林に向けて登って行く
 
 登って行く先には紅葉した木々が陽射しを受け輝いている ルートの写真を撮ると紅葉部分は明るすぎてホワイトアウトしてしまう 暗い中から明るい方へと登って行く 景観を楽しみながら登って行くと2分程で見慣れた標識のある分岐に出る 中林コースで樹林帯の中の急な擬木の階段の出口だ そうか ここに出るのか 思ったより近かかったのだなと認識を新たにする
 
 この先は何回も歩いたルート ルートを追いながら降りてゆくと もう一つ分岐があり二の滝に向け直進するようにしてルートを行く 分岐を10分少々行くと二の滝(落差20m)に出る
 
 出たところは滝の落下位置 下から見上げるようにして滝を見る こちらも滝口の紅葉がいい また滝口から噴出してくる水流の勢いがこれまでと全く違う 連日の降雨の影響か、すごい勢いで噴き出してくるという感じ 以前に撮った写真と比較してこんなにも違うのかと勝手に楽しむ
 
 二の滝を後に 渓流に沿って降りて行く 紅葉した木々のトンネルを楽しみながら降りる 20分少々要して中林の滝(落差30m)に出る 渓流にかかる橋を渡り石垣に沿って登って行くと中林の滝と書いた標識のあるところに出る こちらも滝口の紅葉を楽しむ事が出来る
 
 手前の木の枝が視界を邪魔する もう少し中央に移動すれば良いのだが足場が滑りそう 残念だけど冒険は見合わせて帰路につく
 
 今日のルートは山頂には行かず滝だけを見て降りてきた お隣の車はまだ残っていた 車載温度は10℃だった 陽が射し暖かく感じていたので見直し確認した
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*1)岡山県苫田郡鏡野町 泉山登山マップ
中林コース登山口

泉山(いずみがせん)
 岡山県の北部に位置し、鏡野町の越畑ふるさと村を包むようにそぴえたつ、標高1,209mの秀峰である。
 JR津山繍の津山駅から。越畑、岩屋、大町行きバスに乗り約50分。中林ロバス停で下車。または越畑行きバスにて約75分、ふるさと村バス停で下車。林道を経て登山道に入る。

みどころ
1中林(ちゅうり)の滝
 落差約30mの滝で。もみじなどの自然林に囲まれ。新緑や紅葉のころは特に見応えがある。
2中林二の滝
 落差約20mの滝で、滝つぽに流れ落ちる水が糸を引き美しい姿をみせる。
3中林火の滝
 ゆるぎ岩の西に懸かる落差約30mの滝。
4ゆるぎ岩
 泉山の東斜面にある岩峰群のーつで、足で押せば揺らぐということから。この名がついた。
5のぞき岩
 高さ約70mで泉山南峰の西側に立ち、岩下にはブナやトチなどの大木とシャクナゲが自生している。
6ヒュッテ
 泉山南峰のすぐ下に設けられた津山高校山岳部の無人小屋で2D人程度の寝泊まりができる。

登山コースの時間と距離
1笠菅(かさすげ)コース
 笠菅コース登山口→泉山頂上(2.5時間)
2中林直登コ一ス~
 現在地→津山高校ヒュッテ(3.5時間)
3中林流れ星コース
 現在地→中林の滝→中林直登コースに合流→南峰(3時間)
4天の川コース
 現在地→火の滝→南峰(3時間)
5奥津Bコース
 女原→泉−神社→よぼし岩→中央峰{2.5時間}
6奥津Cコース
 奥津温泉→大神宮原→中央峰(2.5時間)
南峰(ヒュッテ)←(15分)→中央峰←(15分)→北峰(泉山山頂)



アプローチ
 今日も暗い内に倉敷を出発車載温度8℃ いよいよ10℃を切ってきた 429吉備路を行き 県道271を経由 再度足守の手前で429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で車載温度3℃ 小森温泉 旭川ダムと抜けて行く 旭川ダムの水位はまだ暗く判別できない(帰路高水位を確認) 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける この辺りから明るくなってくる トンネルを過ぎて最初の信号を左折、県道159を経由して久米へ 久米で181を右折 院庄で179へ左折して北上する 香々美川手前の信号を右折し県道392に乗り 川沿いを越畑へ向けて走る 道路が狭くなってから間もなく道路左側に大きな泉山登山案内板がある(中林口バス停) 案内板のところを左折する 民家を過ぎ林道に入って行く 舗装部分があるが砂利道となり また舗装道路となる 狭い道をかなりの傾斜で登って行く 対向車が来ない事を願いつつ 無事登山口の駐車場に あれ!車が1台 登山支度をされている 車載温度5℃