牛曳山〜伊良谷山〜毛無山縦走



牛曳山 1144m 伊良谷山 1149m 毛無山 1144m 
難易度 ☆     登り97分 縦走52分 下り61分  広島県
倉敷からの距離 137Km        登頂日 2024/11/13   ガイドブック  写真 動画

六の原駐車場7:42−7:55入口−8:01「牛曳山2.3Km」道標−8:31牛曳滝−9:19牛曳山尾根分岐−9:28分岐−9:36伊良谷山山頂−10:20毛無山山頂10:31−11:19分岐−11:23駐車場

登山 
 今日は牛曳山(うしびきやま1144m)から伊良谷山(いらだにやま1149m)を経由して毛無山(けなしやま1144m)へ縦走するコースを訪ねる
 登山支度をする 薄雲が出ており陽射しは遮られている 秋色を示す毛無山を背に出発する 走ってきた自動車道を戻る 木々は色づいている 陽射しが得られないのは残念だ 手が冷たく感じるので薄手の手袋を着用する 道路脇にはゴマナ*(*は実を示す) イタドリ*が顔を見せる ゴマナの綿毛をマクロで撮るとそれなりの絵になる
 
 自動車道を行くと右手に赤く紅葉した木々が目立つ その前が牛曳山入口にあたる 紅葉した木々をカメラに収め登山道へ向かう アキノタムラソウ ムラサキツメクサの出迎え受けルートを行く いつもの場所にシロヨメナが幾つかまだ花を残していた ルートは突然明るくなる、落葉した落ち葉が彩を与えてくれる 周辺の木々もいい色をしている そこを過ぎると牛曳山と書いた標識のところに出る その先には見事な彩の木々が出迎えている
 
 ここから登山道となり道幅が狭くなる 見事な紅葉を楽しみながらルートを行く 左手は白樺林で見上げると紅葉した木々が伺える ルートは白樺林の中を縫うようにカーブしながら登って行く 陽射しは得られないものの秋色を十分楽しめる (実は帰路にも寄ってみようかと思っていたが、登山口前の駐車スペースには一杯の車、他でも楽しんだからまあいいやと寄らなかった)
 
 白樺林を過ぎ樹林の中のルートを行く 周辺の木々は色づき紅葉している 右を見たり見上げたり足元にも注意しルートを行く 渓流の音が聞こえてきて 渓流沿いのルートとなる
 
 モミジハグマ* ヤマアジサイ* キバナアキギリ* を見ながらルートを登って行くと 前方に牛曳滝が見えてくる 滝の上に眼をやると色づいた樹林を確認する事が出来る 
 
 ジグザグにルートをとり滝の上に出る ヨシノアザミ オオカニコウモリ*を見つける ヨシノアザミは少し離れた斜面に花を残していた ズームで撮ったがピンボケだった 
 
 ルートは左にカーブして渓流を跨ぎ樹林のルートに入る 周辺が明るくなってくる 雲間から陽が射している と思うとまた隠れる 明るくなると周辺の木々の色が鮮やかになり、眼を楽しませてくれる シャッターチャンスと明るくなった景観をカメラに収める 橙色に見事に紅葉している 何の木だろうと良く見るとブナの木だった こんな色も見せてくれるのかと感銘した
 
 足元をおろそかにすると躓く恐れがある 足元を見て左右、更に上と忙しい ルート脇にオトコヨウゾメ* ツルシキミ*  オオバギボウシ* コアジサイ* ミヤマガマズミ* などを見つける事が出来た 陽は継続して射すようになり紅葉を大いに楽しむ そして尾根分岐に出る
 
 分岐の標識があるところが牛曳山山頂らしい ここからは、眺望は得られない 分岐を左 伊良谷山へ向かう 
 
 樹林の中のルート 緩やかな下り 足は軽い 樹木は葉を落とし冬支度 陽が射し込み穏やかな感じ ルートはコルに出る コルは分岐になっており六の原に降りる事も出来る そのまま分岐を直進し 今度は緩やかな登りを行く

 ツルシキミの蕾だろうか?赤い実とは違うので調べてみた 暑さが続き季節を間違えたのかもしれない リンドウに出会えないかと期待したが出会えぬまま伊良谷山山頂に出る
 
 山頂には山頂標識がある 大山が見えぬか標識の先にゆき探したが、ガスが出ていてはっきりしなかった ルートに戻り毛無山へ向かう 数分ルートを行くと、ルートの先に毛無山のピークが見え 眼を左に転じて行くと 烏帽子山 比婆山 池の段 立烏帽子山 竜王山と山並みを見渡す事が出来る 
 
 ルートを行く 樹林の中のルート 緩やかに下り登り返す 低灌木が黄色に紅葉し、陽射しも得られ鮮やか 黄色い色に囲まれルンルン気分 オオカニコウモリ* ヤマウルシ* コアジサイ*を見つける コアジサイの葉はこれまた黄色く紅葉していた ルートは樹林から抜け草原の中の登りとなる 振り返ると縦走してきた山並みを伺う事が出来る タニウツギ*を見つけて山頂広場に出る
 
 陽が射し、風もなくおだやかな山頂 まだ、どなたもおられない 360度のパノラマが広がる ぼんやりした景観で遠望はきかない 山頂広場は草芝となっている 縦走してきた山並みを背景に選べる場所を探し記念写真を撮る 近くにアキノキリンソウがまだ咲いていた
 
 一休みして下山する 前回同様六ノ原に向けて降りる 山頂広場を降りてすぐの分岐を左にとり降りて行く 縦走した山並みが正面に見える リンドウ アズキナシ*を見つける やっとリンドウに出会えた もう終わりのようだ、ここで一輪出会えただけだ アズキナシは葉は無く実だけつけていた GoogleLensが教えてくれた 花の時期にでも確認がとれると良い
 
 ルートは低灌木の黄色から始まり 降りて行くに従い赤系色が増えてくる 陽射しが陰ったり射し込んだりする 陽射しが得られると彩が鮮やかになる その都度カメラに撮りながら降りて行く 6名の女性グループ きれいですねと声をかけ すれ違う まだまだ続く紅葉を楽しみながら降りて行く 全山が落葉樹のようでどこを歩いても美しい 仰ぎ見れば青空も伺える 陽射しを受けた紅葉した木々 青空を背に艶やかさが増す そして幅広のルートに出 そこからすぐに県民の森広場に降りる
 
 県民の森広場のナナカマドの実を探したが見つからなかった 大きな案内板の近くにハウチワカエデだろうか真っ赤に紅葉しており青空に映えていた 駐車場は空いているスペースが見つからない程増えていた 車載温度は14℃だった


アプローチ
 今日も暗い中、倉敷を出発 車載温度13℃ 酒津から高梁川に沿って走り川辺橋 総社大橋と抜ける 豪渓泰橋12℃ 180号へ左折し高梁川に沿って北上する 井倉9℃ 新見10℃ 井倉トンネルを過ぎたあたりから山際が薄っすらと見えてくる 新見インターを過ぎ三叉路で180号と別れ182号へ左折し東条へ向かう 東条で314に乗り北上して行く 小奴可の市街地から正面の猫山をくっきり見る事が出来た 備後落合で183と合流 すぐに別れそのまま314を北上する トンネルを二つ抜け比婆山温泉のところを県民の森の案内に従い左折 次のT字路を右折して道なりに走ると広島県民の森 六の原駐車場に出る ここに車を駐車 すでに4,5台駐車している 車載温度は10℃