駐車場7:34−7:57石段−8:08擬木の階段ー8:13五合目−8:39石仏−8:58八合目−9:06park−9:17三角点9:25−9:39八合目−9:46石仏−9:59擬木階段終−10:06石段終−10:21駐車場
今日は天神山(てんじんやま778m)を訪ねる登山支度をし出発する 数日前から気温が上昇、ウインドウブレーカはリュックに入れたまま 猪対策の鐘はセットする 登山口の方へ少し戻り 自然歩道へ右手法面を登って行く 気温があがっているせいか地面が柔らかく感じ、土の感触がいい ルートは右にカーブする 今回も石像があるところでルートを塞ぐような倒木 跨いだり潜ったりして抜ける フキノトウが幾つも顔を出しているのを見つける 春が山にもやってきた 渓流を2度跨ぐようにして抜け 樹林帯に入る
右手に渓流を見ながらルートを行く 倒木があちらこちらに残っているが、ルートを歩くには支障が無い やがて石段のルートになる ヤマネコノメソウが小さい花をつけている 石段の隙間に顔を見せてくれる 今度は、小さい白い花を見つけた スズシロソウだ 足元に留意しながら登って行く 石段を抜けると擬木の階段のルートとなる ここから約1300段の階段が始まる
擬木の階段にかかって数分登ったところに"五合目あたり"と書いた札が設置されている この辺りはジャノヒゲが多く エメラルドブルーの実が楽しみだ 今日も期待通り顔を見せてくれた 丁度陽が射し込むようになり 実が輝いて見える ヤマアイはここまであちらこちらで顔を見せてくれたが、ここで花を咲かせているのを見つけたルートを登って行く ヤブツバキが花芽を膨らませていた ルートに落花があったが木に咲いているのは見つけられなかった 左手の岩壁に石仏があるところに来る すぐ先に、"この辺りが七合目"と書いた表示が見える 擬木の階段のほぼ真ん中 あと半分だ ジグザグに大きくカーブを取りながら登って行く 同じようなカーブが続く
ツルシキミが花芽をつけているのを見つける 右手方向を見上げると岩峰を伺う事が出来る明星崖だ 青空もうかがえた 特徴のあるカタクリの葉が幾つか顔を見せている この辺りはカタクリが咲く そして八合目の標識のところに出る 八合目を過ぎ "あと少し もうすぐ頂上 おつかれさま" と書いた標識を見て 1300段の擬木の階段を終える 右手に森林のはたらきと書いた説明板が設置されている
笹の中のルートを行く ルートを塞ぐようにした倒木が でも潜って抜けられるよう整備してくれている そして、林道終点の広場に出る 広場には天神山野鳥の森案内図が設置されている 登山口に設置されていたものと同じデザインだ 舗装された林道を行くと天神山*3)の紹介や中国自然歩道案内図*1) 天神保健保安林*4)と書いた案内板が設置されている
山頂を示す標識に従ってルートへ入ってゆく ここは、このルートで一番好きなところだ 周辺の木々の形も良く いい雰囲気だ ルートは少し下る 下った位置に分岐があり登り返す 分岐には山頂を示す案内もあり 幅広のルートが導いてくれる 2,3分で山頂に出る
山頂には一等三角点があるが展望は得られない アセビの木が幾つもあり、花芽をつけている 今日はここで記念写真を撮る 鈴振り崖に出ても眺望を期待出来そうもないので寄らずに下山する
下山は登ってきたルートを戻る 滑りやすい石段のところで男性の方とすれ違う 私が降りるのを待っていてくれたようだ 足元に注意を集中していたせいか全く気付かなかった 気づかず失礼した旨挨拶した 駐車場にはその方のものと思われるバイクがあった 車載温度は19℃を示していた
天神山の登山は今日が60回目になる 以前は1時間程で登れていたのに最近は2時間近くかかるようになってきた 所要時間は気温なども大きく影響を及ぼす それで冬のシーズン(1−3月)の登山記録を抽出し 所要時間と年齢の関連をプロットしてみた(下図) 登りも下りも直線的に増加しているように見える いつまでプロットを続けられるか そんな期待をもって図を眺める
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*1)中国自然歩道案内
中国自然歩道とは
中国自然歩道は、中国5県を一周し、それぞれの地方に残された美しい自然のなかを歩いて、豊かな自然に親しみ、また、郷土の歴史や文化にふれて、私たちのふるさとを見直すための長距離自然歩道です。
岡山県では、自然歩道を5つのルートに大別し、さらに各ルートを1日で楽しめるよう、合計43のコースに区分しています。主な見どころ
●新成羽川ダム
103mの堤高と289mの堤頂長は。重力式アーチダムでは現在のところ日本一でる。揚水式発電の上池のダムである。
●天神山
標高777m。チャートと呼ばれる古生代の地層からなり、天神五葉の松の緑が美しい。頂上からは南に瀬戸内海を、北に大山を望むことができる。
●吹屋ふるさと村
赤銅色の石州亙とペンガラ色の外観の見事な町並みが整然と続く。江戸末期から明治にかけ、吹屋の長者達が後世に残した最大の文化遺産である。
環境省・岡山県*2)自然歩道を利用される皆さんへ
自然歩道を楽しく利用できるよう歩きはじめる前に、もう一度次のことをチェックしましょう。
1、健康状態に充分気をつけむりのない計画を立てましょう。
1、地図やパンフレットなどにより歩行計画を立てましょう。
1、特に終点の交通機関、宿舎などについては確認しておきましょう。
1、できるだけ2人以上で歩きましょう。特に日没後は利用しない様にしましょう。
1、植物図鑑、昆虫図鑑などの資料を持って歩くと一層楽しく利用できます。
環境省・岡山県*3)天神山
天神山は標高777mで、高梁市内最高峰です。一帯は基盤の古生層が長年にわたって浸食されて多くの奇峰を形成し、雄大な風景をなしています。
その中の一つに、鈴振崖と呼ばれる屹立した巨岩があります。ここで小石を上から投げると、石は岩と岩との間を音を立てて落ち、あたかも鈴を振っているような音がするのでこの名前がついたといわれています。なお、山頂部に近い急傾斜には、ビャクシン、ゲンカイツツジやゴヨウマツなどの珍しい植物が生育しています。 環境省・岡山県*4)天神保健保安林(判読困難のところがあるが、下記の記載と思われる)
この地区は公衆の保健休養の場として指定された保健保安林で高梁川上流県立自然公園特別区域に属し、風光明媚の地であり、また、水源かん養保護林としても重要です。
樹木・鳥獣・自然景観の保護・山火事の防止に留意して利用して下さい。 岡山県・成羽町
空が薄っすらと明るくなり始めた頃倉敷を出発 車載温度9℃ 酒津から高梁川沿いを走る 総社大橋 豪渓泰橋を順調に抜ける だが霧がすごい、前に走る車の尾灯を追って行く ラジオでも濃霧注意報が発令されていると報じている 橋のところの温度表示は7℃ 信号を左折し180号を北上する 3/14にここを走った時に信号待ち渋滞があったので、今日は30分早く出発した その甲斐あって、信号待ち渋滞はなく走れる 霧の状況は変わらず 周辺の山並みは伺えない 高梁市入口で313へ左折する 前を走る車は次々と曲がって行き成羽美術館を過ぎると一人旅 川上町の信号機のところで右折 県道33へ進む 成羽川を右に見ながら北上する トンネルを二つ抜け 閉店している道の駅(トイレは利用可)を過ぎ少し走ると左手に天神山登山口がある 霧で見つけにくい なんとか判別し左折 駐車場に駐車する 他に車は無い 車載温度計7℃
登山口には中国自然歩道案内*1) 天神山野鳥の森案内図 自然歩道を利用される皆さんへ*2) と書いた案内図が設置されている