櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り142分(直登) 下り104分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   91Km        登頂日 2025/06/12  ガイドブック  F写真 動画

駐車場7:33−7:39登山口1−7:48水槽−7:54標識2−8:02林道−8:08標識3−8:44五合目8:48−9:07六合目−9:22七合目−9:26分岐−9:38八合目−9:47九合目−10:00山頂10:11−10:27標識1−10:53標識2−11:17林道標識3−11:37分岐−11:52登山口1−11:55駐車場所

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をする 駐車場の周りにいつも見られる花は無く ヘビイチゴが一つ赤い実をつけているのを見て出発する 櫃ケ山登山口と書いた大きな標識のある道路を登って行く 登りだしてすぐ左手フェンスの先にマタタビの特徴ある葉が見える 近づいて花を探すと咲いているのを見つける事が出来た 花芽はいくつもつけていた 幸先良くマタタビに出会えたのを喜びながら道路を登って行く そしてクサノオウ ウツギも咲いていた 登山道に入る手前の右手斜面にハナウドが大きな花を咲かせていた 実をつけているものもあった

 登山道標識1ならびに クマ注意 スズメバチの巣があるという標識を見てルートに入る 落石注意の標識もあった 竹林が少しあるがすぐ普通のルートになる 豪雨でルートが荒れていたが整備され、歩きやすくなっていた 花に出会うことなくルートを行くと畦道に出る
 
 畦道から山頂を仰ぎみる事が出来るのだが今日は伺えない ルート沿いに花や実が顔を見せる ヘビイチゴ*(*は実を意味する) ムシトリナデシコ コメツブツメクサ コナスビ ジキタリス ハナカザリゼリ(オルラヤ) ウツギ ドクダミなどに出会う ムシトリナデシコ ジキタリスは畑で育てているものかも知れない ルート右手山肌にマタタビの特徴ある白い葉がびっしり 近づく事が出来なかったので花や花芽は確認出来なかった 今度はウツギ 花を一杯咲かせた枝先がルートを覆うようにしている そこを潜るようにして抜けて行く

 ルートは樹林帯に入る この時期花はみつからない 特徴ある竹林を右に見てルートを行き 登山道2を確認する そこから数分行くと林道に出る 林道を斜めに横断する形でまた登山道に入る この辺りいつも花に出会えるのだがオオイヌノフグリを見つけるにとどまる

 樹林帯の中のルートを行く 左にカーブし薄暗いルートから出るところに登山道3の標識があり 周辺にコガクウツギが顔を見せてくれる 装飾花は白さを保っているが花は終わり実をつけていた あのいい香りは聞く事が出来なかった 
 
 ルートを行く いつも花や実が顔を出すポイントに出る 意識してあちらこちらを見て花や実を探す ミヤマハハソ ヒメコウゾ ナワシロイチゴ* ヘビイチゴ マタタビ#(#は花芽を意味する)を見つける ミヤマホウソ ヒメコウゾはGoogleLensに教えて貰った ヒメコウゾは花なのか花芽なのかわからなかったが写真を良く見るとひげのようなものが出ているのに気づいた 肉眼ではわからなかった
 
 花のスポットを過ぎルートを登って行く 昨年5月に訪ねた時咲いていたヤブデマリは実をつけていた ジグザクにルートを登って行く ムラサキニガナと思われるのを見つけたが違うかも知れない クサアジサイ クロモジ* コガクウツギ* ミヤマイボタを見つけ五合目に出る

 五合目でリュックをおろし麦茶休憩 お茶を飲みながら周辺の花や実にアクセスする スイカズラ ガマズミ* ヤブデマリ* ワラビ コナスビなどを見つける そしてまたルートを登って行く

 ルートは笹原の中に幅広の草芝のルートとなっておりルート脇には灌木が見られる 薄っすらとガスがかかり暑さは感じず登って行く タニウツギ* ノイバラ ミヤマイボタ ミヤマガマズミ ウリハダカエデなどが顔を見せる ミヤマガマズミはまだ花の面影を残していた そして傾斜がきつくなる ノアザミ ナワシロイチゴ* ウツギ コナスビ スイカズラ オカタツナミソウなど顔を見せてくれる 足場を確保しながらなんとかカメラに収めるのだが ピンボケもある 撮りにくい花なのかもしれないが そして六合目に出る
 
 六合目の標識の足元に白い花が 近づいて見るとエゴノキだ まだ沢山花を残している 近くにミヤマガマズミが咲いていた やっと花の形を留める状態 この後もミヤマガマズミに何度か出会うが登るにつれ花がきれいに見えた オカタツナミソウ ギンリョウソウを見つけルートを行く ルートは岩の間を抜けて行く このルートにもエゴノキの白い花が一杯ルートに落ちている 見上げるとエゴノキがびっしり この辺りはエゴノキが多い エゴノキは下向きに花をつけているので下からも良くわかる 登りながら上の方を見て花を探すという事は滅多にない、足元の落花で気づいた
 
 岩のところを抜け 緩やかな登りとなる このルートにも先ほど以上の白い花の絨毯 落花してまだそう時間は過ぎていないのだろう白さを保っている 足元ばかり見ずに周辺にも眼をやる 赤い実がちらっと見えたのでそれ幸いとカメラに収める GoogleLensに聞くとニワトコ*のようだ いつもの場所にヤブデマリ*を確認し七合目に出る
 
 七合目を過ぎ少し登ると天狗の森への分岐に出る 今日もそちらには寄らず直進する タンナサワフタギ コナスビ ヤマツツジ ミヤマガマズミ クロモジ*など見つけながらルートを登る ルートは左にカーブし樹林の中を進む そして右にカーブして少し登ると八合目に出る 天狗の森を経由してもここに出る
 
 ここにもエゴノキ ここではまだ花芽のものも見られた ウツギはここに来ると元気が良い 花芽もまだある タニウツギはここでも花は終わっていた 登ってゆくにつれ咲いているのも見られた そんな花の変化を感じながらルートを登って行く カマツカも見つけたが花は終わり 小さい実をつけていた
 
 九合目に出ると山頂が見え、草原の中の登りを行く ハナニガナ コナスビが顔を見せてくれたが花は少ない 時々タニウツギが顔を見せる 丸太の階段を一歩一歩登り 階段が終わると山頂は近い そして山頂に出る

 山頂にはどなたもいない 薄っすらではあるが大山を伺う事が出来る 景観を楽しむどころではない 虫がすごい ここまでネットなしで登ってきたがたまらない ネットを取り出しかぶる 麦茶を飲み難いがなんとかする ついでにネットをかぶったまま記念写真を撮る 虫が多かった記念だ
 
 ツタウルシのところに行き実をつけているのを確認する アキグミの木も近くにあるが花も実も見つけられなかった 一休みして下山する

 下山は周遊ルート 竜頭の滝方面へ降りる 星山への縦走路を見ながら降りて行く ヤマナシの実でも見つけられないかと探してみたがわからなかった 尾根で咲いていたミヤマガマズミが一番元気が良かった まだ花芽も残していた リョウブ# マユミ トキワハゼ サワフタギを新たにみつけ 下山道1に出る ここで縦走路を終え左へ降りてっ行く
 
 樹林の中を降りて行く 急な斜面があるが登りの五合目から六合目のようなところはない 山道ではあるがしっかりしたルートがついておりルートを追って行く 渓流の音が聞こえてきて 渓流を渡り渓流に沿って降りて行くと下山道2に出る この間ミズタビラコに出会った

 下山道2からは緩やかな下り 渓流に沿ってルートを行く ここでもエゴノキに何度も出会った 落花は大部色が褪せていた ここでも渓流を渡る箇所がある 先日来の降雨の影響を心配していたが、渡るのに何ら支障はなかった  林道を横断する そこにヒレアザミ ハハコグサ コウゾリナが咲いていた 下山道3の標識からルートを降りて行く ヒメレンゲ ユキノシタを見て 竜頭の滝分岐に出る 相変わらず滝へは登山道崩落で通行出来ませんとの案内がある 分岐を直進し登山口へ向かう 登山道に出口付近でハナウド ソバ ジャガイモの花に出会う 民家を抜ける道路脇にハナカザリゼリ(オルラヤ)が咲いていた 登山口1に合流 自動車道を降りて駐車場に 駐車場にも新しい車は無い 今日はどなたとも出会わなかった 車載温度は25℃だった



アプローチ
 薄っすらと明るくなる頃倉敷出発 車載温度20℃ いつものように429吉備路を行き 県道271を経由して、足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 加茂川道の駅で小休憩 車載温度19℃ 今日は倉敷との温度差が少ない 道の駅を出発 小森温泉 旭川ダムと走る ダムの水位は定常レベルに戻っている 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走る 落合入口20(車載温度18)℃ 313と合流し 落合・久世市街地を抜ける 旭川を左に見て走り 勝山市街地を抜け313を北上する 勝山は18℃ 真賀温泉 足温泉の前を抜け登山者用の駐車場に停めさせていただく 車載温度17℃ 駐車している車は無い 駐車場は草が刈られ整備されていた