犬挟峠7:25−7:40尾根−7:59三合目_690m8:03−8:21五合目_770m−8:36雲居平8:38−8:50七合目_875m−9:03麦茶休憩9:05−9:21九合目_1013m9:23−9:42下蒜山山頂9:53−10:05九合目−10:26七合目−10:34雲居平−10:42五合目−10:56三合目−11:14尾根−11:25犬挟峠
今日は下蒜山(しもひるぜん1105m)を訪ねる登山支度をして出発する 登山道入口には蒜山登山道案内*1) 蒜山登山を楽しんでいただくために*2) お願い*3) ツキノワクマ生息地域*4) という複数の案内板が設置されている
木道を行く カナムグラ キンミズヒキ ヘクソカズラ ツユクサ ツリフネソウ アキノタムラソウ ワレモコウ ヌマトラノオなどが顔を見せてくれる 朝鍋鷲ケ山にもセットされていた登山道モニタリングの器機が設置されていた
樹林のルートに入る しっとりとした雰囲気 ルート脇にはガンクビソウが次々と顔を見せる ヤマノイモ*(*は実を意味する) ヒヨドリバナ タニウツギ* シラヤマギク オトギリソウなど見つけながらルートを行く 三平山登山で出会った丸太を互い違いにした階段がここにも設置されていた 今日は足元が滑りやすい 丸太の空地がいいステップになっており歩きやすかった そしていつもの急な擬木の階段のルートとなり一段一段登って行く そして尾根に出る 出たところに、頂上まで1時間40分と書いた標識がある
標識のところで90度 左へ折れる そして、ロープや鎖が設置された擬木の階段が始まる 段差の少ないところを選びながら登って行く 濡れており滑りやすそう 下山時は留意が必要 擬木の階段を過ぎるとしばし、傾斜が緩くなり、息を整えられる ヘクソカズラ* シラヤマギクが顔を見せてくれた そしてまた次の擬木の階段を登る そして緩やかになる ここではタムラソウが咲いていた 今年初めての出会いなので名前を思い出すのに随分かかった 何のきっかけで思い出せたか記憶が無いが 二度目に出会った時までに思い出せた
ルートは緩く右へカーブし三合目の標識に出る 今日はここで麦茶休憩をとる
ここを過ぎるとすぐに鎖が設置されている急な岩の斜面の登りとなる 今日は鎖を使わずとも登れそう、なんとかクリアーする 鎖を過ぎると ロープが設置されたルートとなる 滑りそうな中央部を避け 樹林の中に足場を求めて登る そこを過ぎれば歩きやすくなる ツルニンジン#(#は花芽を意味する) イヌヤマハッカ ミズヒキを見つけルートを行く
前方に草原が見えてきて樹林から抜ける 抜けたところに五合目の標識がある 草原のその先に九合目のピークが見える ワレモコウ ヤマハッカ マツカゼソウ シラヤマギク ツリガネニンジン ヤマハギなど秋の花が顔を見せてくれる
草原のルートを行く ススキなど背の高い植物がルートにせまっている、幸い朝露は先人が払ってくれたようで、上は濡れずに済んだが 靴はまだ露の影響を受ける その代わり、気化熱によるものだろう 陽射しを受けてはいるもののそう暑くない 背の高い草に交じってヨモギ イヌタデ イブキトラノオ ヨシノアザミ オトギリソウ イタドリなど顔を見せる
背の高い草の部分はすぐ抜け、右へカーブし 緩やかに登って行く いい風が吹く これは気持ちがいい 五合目から九合目までは日影のないルートが続く 暑さに耐えられるか心配していたが随分助けられた タムラソウ マルバハギ オミナエシ カワラナデシコを見つけ雲居平に出る ここで二度目の麦茶休憩をとる
雲居平を過ぎ緩やかに右カーブをする辺りは花が期待できるところだが ノギラン*に出会えただけ ルートは左にカーブして緩やかに登って行く 右手に茶色い固まりがある ズームで撮るとウリハダカエデの茶色くなった実のようだが ちょっと異様 木が枯れたのだろうか? タニウツギ* コバギボウシ*も顔を見せてくれた 右手には日本海を見る事が出来る そして七合目に出る
七合目を過ぎるとジグザグの登りが始まる シコクフウロ シラヤマギク イブキトラノオ ヤマハギ シュロソウ* ノダケなどを見つけながら登って行く 八合目付近だろう、鎖が設置されている少し手前で三度目の麦茶休憩をとる ここでGiveUpした事もあったが、今日はきついもののもうひと頑張りする気力が残っている
鎖やロープが設置されている登りを行く 鎖やロープは使わなかったが這うようにして、岩や木の枝を掴みながら登って行く ツリガネニンジン シュロソウ タムラソウなど数は少ないものの顔を見せてくれる いい機会と花を愛で、一息入れながら登って行く 九合目までが遠い まだかまだかと思いながら歩を進める 九合目に着いたときはヤッターと心の中でつぶやく そしてここでも麦茶休憩をとる
ここまで来ると山頂ピークが見える もうひと頑張りだ 少し下ってから登り返す サワフタギ* リョウブ*をみつけ スリップ注意!(Watch Your Step)と書いた標識が設置されているところを行く 足元に留意し登って行く 同様な標識が反対向きに設置されており そこを過ぎると傾斜が緩くなる イブキトラノオが一輪咲いていたまだこれからのようだ 山頂の直前にマルバタケブキが咲いていた そして山頂に出る
山頂には2組6名の方がおられた 二人の男の子と一緒に登ってこられたご夫婦 小さい方の子どもに良く頑張ったね すごいねと声をかける 奥様はここを訪ねるのは初めてでいい山ですね と 喜んでおられた
山頂から中蒜山上蒜山 その先に烏ケ山を確認 大山山頂はガスがかかっていたが 三鈷峰や甲ケ山などの外輪山は見る事が出来た これらの山を背景に記念写真 汗でびっしょりになったシャツがなんとか頑張った証拠になる
一休みして下山する その間家族連れの皆さんは下山 新しく登って来られたお二人組 それぞれお二人の世界に入っており そっと お先にと声をかけ下山する
下山は登ってきたルートを降りる いきなりなんでもない所で足を滑らせ尻餅をつく いつもの下りのテンポはとんでも無い 大部疲れているようだ 慎重に足場を選び降りて行く 次々と登って来られる こちらが降りてくるのを見て、待っておられる雰囲気を感じると こちらで交わせますからどうぞゆっくり登ってくださいと声をかけたりしながら降りて行く
八合目から五合目のルートは歩きやすいルート いつもだと下りのテンポを楽しめるのだが 今日はそのようにはいかなかった 滑りそうなところも無く降りてゆく
五合目からの下りが難航 私を抜いて降りてゆかれる人達はすいすいと足元の心配無さそうに降りて行くが 私はおずおずと滑らないか心配しながら降りて行く 鎖場をクリアーし 階段も蟹足で何とか降りる 車のところまで戻りほっとする 車載温度は31℃を示していた
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*1)大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内
登山道 所要時間(参考)
旧上蒜山スキー場駐車場→20分 上蒜山登山口→100分上蒜山頂上→60分 中蒜山頂上→30分 フングリ乢→70分 下蒜山頂上→ 70分下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場→1.2km上蒜山登山口→2.4km上蒜山頂上→1.6km中蒜山頂上→1.2kmフングリ乢→1.9km下蒜山頂上→2.4km下蒜山登山口
旧上蒜山スキー場駐車場←15分 上蒜山登山口← 70分上蒜山頂上←60分 中蒜山頂上←50分 フングリ乢←50分 下蒜山頂上←100分下蒜山登山口*2)蒜山登山を楽しんでいただくために
登山の準備は万全ですか?
・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
登山には危険が伴います!
・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
・中蒜山頂上付近に避難小屋があります。
・携帯電話が通じない箇所があります。
自然を大切にしましょう
・ゴミは全て持ち帰りましょう。
・自然の動植物を採取してはいけません。
*3)お願い
ここは犬挟湿原です。希少植物(ミズゴケを含む)が生育しています。生きものを傷つけたり、植物を取るのはやめましょう。(蒜山エコツーリズム推進事業実行委員会)
*4)ツキノワクマ生息地域
・音の出るものを持参しましょう
・明け方・夕暮れの入山には特に注意しましょう
・爪痕や足跡を発見したら引き返しましょう (岡山県 美作県民局)
まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度26℃ 吉備路429を行き 180を横断して県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 吉備中央町に入った途端濃霧 加茂川道の駅で小休憩 車載温度22℃ 道の駅を出発 小森温泉を抜け旭川ダムへ向かう 旭川ダムの水位は定常状態を維持している 旭町で県道30へ左折 旭川沿いを走る 落合入口温度26(車載温度23)℃を見て313に乗り勝山へ向かい、313を北上する 勝山22℃ 湯原24℃ 湯原のトンネルを幾つか抜け中和村へ 走りやすくなった313のドライブを楽しむ 下蒜山のピークにはガスがかかっている 陽射しを避けられると有難いが 313から分かれ482へ直進 蒜山の温度27℃ 下蒜山登山口の案内に従い右折し犬挟峠登山口駐車場に 駐車場にはかなりの車 幸い、空いていた所があり駐車する 車載温度23℃