象山



象山 1085m  難易度 ☆     登り52分 下り62分(湿原周遊)   鳥取県
倉敷からの距離   133Km        登頂日 2025/09/15   ガイドブック   動画

駐車位置7:50−湿原−7:57自動車道(湿原入口)−7:59登山道入口−8:17分岐−8:42象山山頂8:47−9:12コル分岐−9:21木道ー9:46自動車道−9:49駐車位置

登山
 今日は象山(ぞうやま1085m)を訪ねる

 娘が山に行きたいと言うので、負担が少なく景観や花が楽しめるここを選び 象山を登って湿原を訪ねるコースに行く事にした
 
 駐車場周辺にマツムシソウが咲いているのを見ながら登山支度をする 鬼女台では見えなかった烏ケ山が大部見えてきた 山頂付近はまだガスがかかっている 支度を終え 正面に位置する湿原を訪ねる 
 
 湿原のフェンス際にミゾソバ ウリハダカエデ*(*は実を意味する) イヌタデ ツユクサが顔を見せてくれたが フェンス内には花らしいものが伺えない フェンスに沿って行こうとしたが先日来の雨の影響か水が出ており近づくのが困難 仕方がない少し離れた所を歩き象山への登山口を目指す
 
 国民休暇村の前の道路を横断し草芝のルートを行く ブタナ ミズナラ*を見つけ 湿原ならびに象山への案内標識のところを左に折れ登山道へ向かう ノアザミ キンミズヒキを見てブナ樹林の中へ入って行く
  
 樹林の中のルートを行く 最近は下山ルートに使っているので反対側から見る形となり少し変わった感じ ブナの樹に何か設置している 野生動物の調査と書いてあったように思う ブナの景観を楽しみながら緩やかなアップダウンを行く ツルシキミ* コナスビを見つける ルートが細くなり 分岐に出る 分岐を右にとり登って行く ここから暫らく階段の登りが続く
 
 最初は樹林の中の登り 5,6分も登れば樹林から抜け出す 振り返ると烏ケ山の山容が伺える ガスが流れ山頂に当たる岩峰が見え隠れする 足元には花や実が顔を見せる ヤマアジサイ* アキノキリンソウ オミナエシ マツムシソウ ヤマハギ ヨモギ オオバギボウシ*などが顔を見せる 烏ケ山山頂付近に青空が見えるようになってきた 尾根から擬宝珠山も見えてくるようになると階段の登りも終わりが近い
 
 階段が終わると草原の中の緩やかな登り 日影になるところが無いので陽射しが気になったが、幸い薄曇り 花や景観を楽しみながらルートを行く 足を滑らしたところもあるので、足元にも注意をそらさない マツムシソウ ススキ ミヤマコゴメグサ ノギラン* などを見ながらルートを行き、山頂への分岐を左にとり山頂に出る
 
 山頂にはどなたもおられない オトギリソウが咲いているのを見つけ 記念写真を撮ったり 麦茶休憩をする いい風が吹いてくる 思わず、わー気持ちがいいとの声が出る 
 
 一休みして下山にかかる 降りようとした時ヤッホーという女性の声が聞こえたように思ったのでヤッホーと返す 何も返ってこなかったので空耳だったのかと思い下山して行く 鈴の音が聞こえてきて男性が登って来られ挨拶を交わす 続いて女性が登って来られる 何と話しかけたが忘れたがその方がヤッホーと言い 返ってきて嬉しかったと話してくれた そうでしたか 聞き間違えでなくて良かったなどと話し すれ違う そして分岐を左にとり 擬宝珠山のコルに向けて降りて行く
 
 こちらの下山道はすぐに階段になる 最初に段差のきついところがあるので注意しながら降りて行く 背の低い灌木樹の中であり花や実を楽しめる 擬宝珠山や湿原を展望できるところも多い ウツギ* タニウツギ* ガマズミ* クマシデ* ナナカマド* タンナサワフタギ* サワフタギ* ヤマボウシ*などの実を見つけながら降りて行き コルの分岐で右に折れ湿原へ向かう
 
 ここからは湿原の延長でほぼ平坦 緩やかな下り サワフタギなどの低灌木樹が多い サワフタギ*は色づき初めており 色が混ざったものやかなりいい色になったものが見られた 足元にはキンミズヒキが多く 花も残っているものもあったが多くは実(ひっつき虫)となっていた ノリウツギ* シロバナミゾソバ イタドリ ゲンノショウコなど顔を見せてくれた 名前のわからない実もあった
 
 湿原の木道に向かうべく途中で右に折れ木道を行く 木道からオオナルコユリ* アキノノゲシ(綿毛が増えていたがまだ花も残っていた) アブラガヤ* ノリウツギ(まだ咲いている花が見られた) サワフタギ*(びっしり実をつけていた) マムシグサ* キオン キセルアザミ コオニユリ* ウド ツルニンジン ヤマユリ* オオバギボウシ* バイケイソウ* ヒヨドリバナ ゴマナ ヌマトラノオ ウナギツカミ ヤマハギ オミナエシ ムラサキツメクサ マツムシソウなど見つける事が出来た オミナエシの花のピークは過ぎ一面に咲き誇っているというタイミングは過ぎてしまったが、それなりに楽しめた
 
 湿原の散策を終え ロープウエイ乗り場からゲレンデに沿ってルートを行く ゲレンデには見事なススキの原 丁度陽射しを反射し明るく光っていた 湿原の案内板を見て自動車道を行く ルート脇にミゾソバ シロバナツユクサが咲いていた ツユクサだと思っていたが色が薄いので念の為と思って写真を撮っておいた 花の様子を確認するには撮ったアングルが悪く またの機会としたい
 
  駐車場は私の他1台だけで寂しい状態 車載温度は26℃だった


アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度26℃ 吉備路429を行き 県道271を経由して足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走る 道の駅23℃ 小森温泉 旭川ダムと走る ダムの水位は定常状態を維持 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って落合へ 落合入口28(車載24)℃ 313に乗り久世 勝山と走る 勝山で313と別れ181を直進する 勝山24℃ 美甘22℃ 新庄22℃ 新庄道の駅を過ぎてすぐのT字路を右折し県道58に乗り 野土呂トンネルを抜け蒜山へ向かう 482との交差点を右折 今度は高速蒜山インター出口との交差点を左折 快適な道を北上 鏡ケ成の案内に従って県道114蒜山大山道路を行く そして、いつものように擬宝珠山登山口に近い駐車場に駐車 車載温度は21℃ すでに2台駐車 国民休暇村近くの駐車場にはかなりの数の車が見えた
 
 途中鬼女台に寄ったが大山・烏ケ山などの山容はガスで見えなかった