上蒜山



標高 1200m 難易度 ☆☆  登り83分(五合目まで) 下り52分(五合目から) その他50分  岡山県
倉敷からの距離   122Km        登頂日 2025/09/19   ガイドブック  F写真 動画

登山口駐車場7:37−8:08牧舎−8:16登山口8:18−8:36ニ合目_730mH−8:53三合目_810mH−9:23五合目_920mH_9:30−9:48三合目−10:02二合目−10:16登山口−10:22牧舎−10:41駐車場

登山
 今日は、上蒜山(かみひるぜん1200m)を訪ねる

 登山支度をして出発する 先に駐車されていた車のドアが開き男性が出てきて登山支度だろうか 何かをされる様子 人がいないと思っており、離れていた事もあり 何も挨拶しなかった 自動車道を少し戻るようにルートを行く ルート脇には次々と花が顔を見せる ヤマモモソウ キンケイギク イヌタデ ツユクサ イヌトウバナ ヨメナ ヨモギ キンミズヒキ コメナモミ ムラサキツメクサなど そして案内に従い登山口へのルートに入って行く
 
 幾らか登り ほぼ平坦な土の道 ツリフネソウが固まって咲いている ヤマノイモ*(*は実を意味する) ノブドウ*が顔を見せる このルートはノブドウが多い ここでも幾つも顔を見せてくれたし その後もところどころで顔を見せてくれた ミゾソバ ヤマハギなどを見て ルートは複数のルートが交わっている広場のようなところに出、V字に折れるようにしてルートを行く(標識あり) ここから登山口まで800mとある 緩やかな登りが続く
 
 おや? 霧雨が降ってきた 今日の天気予報は曇り時々晴れ 降水確率10%で曇り空は想定内だったが雨が降ってくるとは予想外 じきにあがるだろうとそのままルートを行く
 
 ルートは色々な花や実が顔を見せてくれて忙しい これは何だろうと思うものもあり帰宅してGoogleLensの助けを借りながら調べる もう植物図鑑をめくるのはやめた ヘクソカズラ* ヌルデ* ネナシカズラ* ウツギ* ノイバラ* ミズキ* タムシバ* ワレモコウ ゲンノショウコ クズ* エゴノキ* ヤマウルシ* ノブドウ* セイヨウニワトコ* タニウツギ ヒヨドリバナ ヨシノアザミ カナムグラ マユミ* ヤブマメ ヨウシュヤマゴボウの花と実 イノコヅチ* ゲンノショウコ ワルナスビなど 記録を見ると、前回5月に訪ねた時18分要したこのルートを31分要していた それだけ足を止め花や実を楽しんだ事となろう そしていつも駐車場として利用させて頂いている牧舎に出る
 
 ルートの途中で男性の方が傘をさしながら追い抜いてゆかれた 駐車場で見かけた人だ そう気にはならないが霧雨は相変わらず降っている
 
 登山道を示す標識を見て ルートを行く ミゾソバ ミズキ*を見て フェンスを跨ぎ、有刺鉄線で囲まれた牧草内のルートを行く ルートにはワラビが背丈ほど伸びてルートを覆っているところがある 掻き分けながらルートを行く 
 ワルナスビが咲いている 実もつけていた 最初これは何だろうと思ったが葉の形からワルナスビの実とわかった 有刺鉄線で仕切られた左手の牧草地には一面ワルナスビの白い花が覆っていた 
 
 キダチコンギクだろうか?キク科の花がひと固まりとなって咲いていた そして登山道入口に出る ここから振り返ると暗い雲の下に三平山がシルエットのように見える
 
 登山口には大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内*1) と書いた大きな案内板と蒜山登山を楽しんでいただくために*2) と書いた案内がある  案内板の背に 登山道モニタリング実施中の立札があったが、準備中と書いたテープが貼ってあり、測定機材は設置されてなかった
 
 登山道へ入って行く 樹林の中のルート 薄暗いルート、樹林特有の雰囲気を感じる 土の感触を楽しみながらルートを行く ミズヒキ ウドが顔を見せてくれた 左にカーブし擬木の階段のルートとなる 階段を避け、腐葉土のクッションを楽しみながら登って行く 次第に傾斜がきつくなり 階段のルートに戻り一歩一歩ゆっくりしたペースで刻んで行く
 
 急な登りもやがて右にカーブし、傾斜が少し緩くなる そして、樹林帯を抜け二合目に出る 二合目から草原の中のルート ルート両脇に低灌木があり、花や実を楽しめる シラヤマギク タムラソウ クリ* イチヤクソウ*などを見て三合目の標識に出る
 
 三合目からは石がゴロゴロしているルート ルートは右にカーブし、つづいて左にカーブすると前面が開け五合目に続く草原が展開する その間オミナエシ コナラ* ガマズミ*を見つける ところで雨だが 樹林帯に入って忘れていたが ここに出るとまだ降っている事がわかる この様子だと止みそうもない、五合目まで登り、それまでに止まなければそこで下山しよう と考えルートを行く
 
 右手に草原、左手には低灌木樹があり花や実が楽しめるルート 早速ナツハゼ*が顔を見せてくれる 葉は色づき秋を先取りしている コナラ* カシワ* ナラガシワ*などドングリの実をつけた木が次々と顔を見せる イヌツゲ* オケラ ママコナ オトギリソウ オオバギボウシ* マツムシソウ マルバハギ サルトリイバラ* ヒサカキ* ワレモコウ タムラソウ ソヨゴ* ノダケ タンナサワフタギ*など見つけながら五合目に出る
 
 雨は相変わらず 身体も汗ではなく雨で濡れてきた 先ほど考えたように下山しよう リュックを下ろし記念写真を撮る 五合目の標識に立ったらすぐ近くに見事な赤い実をつけたガマズミを見つける ガマズミの写真を撮り下山する
 
 そうそう どの写真を見ても雨に濡れている その中でサルトリイバラは丁度色づき始めたところでこんな時もあるのかといい写真が撮れた 
 
 下山はルートが濡れており 足を滑らさないようゆっくりゆっくり降りる 二合目からの樹林帯では適当なところから腐葉土の中を降りて行く 登山道を降り 牧舎のところを抜け 更に1km 緩やかな下りを行く 駐車場は2台増えていた 登山者とはすれ違わなかったどこへ行ったのだろう 車載温度は20℃だった
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*1)大山隠岐国立公園 蒜山登山道案内
 登山道 所要時間(参考)
 旧上蒜山スキー場駐車場→20分 上蒜山登山口→100分上蒜山頂上→60分 中蒜山頂上→30分 フングリ乢→70分 下蒜山頂上→ 70分下蒜山登山口
 旧上蒜山スキー場駐車場→1.2km上蒜山登山口→2.4km上蒜山頂上→1.6km中蒜山頂上→1.2kmフングリ乢→1.9km下蒜山頂上→2.4km下蒜山登山口
 旧上蒜山スキー場駐車場←15分 上蒜山登山口← 70分上蒜山頂上←60分 中蒜山頂上←50分 フングリ乢←50分 下蒜山頂上←100分下蒜山登山口
 

*2)蒜山登山を楽しんでいただくために
 登山の準備は万全ですか?
 ・登山道は道が狭く、滑りやすい箇所等あるため、登山靴装備のうえ、十分注意してください。
 ・ルート及び気象情報等を確認し、無理のない計画で登山を楽しんでください。
 ・山の天気は急変(強風、雨、雪等)することがあるので今一度装備品の確認をしてください。
 登山には危険が伴います!
 ・クマの生息地域です。鈴などの音の出るものを持ちましょう。
 ・無理をせず、日没時間までには下山しましょう。
 ・中蒜山頂上付近に避難小屋があります。
 ・携帯電話が通じない箇所があります。
 自然を大切にしましょう
 ・ゴミは全て持ち帰りましょう。
 ・自然の動植物を採取してはいけません。


アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷を出発 車載温度23℃ 吉備路429を行き県道271を経由して再度足守の手前で429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と走って行く 加茂川道の駅車載温度18℃を確認 小森温泉 旭川ダムを抜ける 旭川ダムの水位は通常レベルを保っている 旭町で県道30へ左折 落合22(車載温度18)℃の表示を見て313に乗る 落合 久世 勝山と市街地を走り 引き続き313を北上し湯原へ 勝山18℃ 湯原19℃ 湯原のトンネルを抜け中和村に入る 改修された道路を気持ちよく走る 前方に蒜山の山並みが見えてくる 山頂付近はガスがかかっている 蒜山市街入口で313と別れ482を直進する 蒜山21℃ 下蒜山登山口を見送り、蒜山振興局を過ぎてすぐ右折する(案内表示あり) 今度は県道422を左折し蒜山道の駅方面へ走る 道の駅を過ぎいつも右折している百合ケ原を過ぎ上蒜山登山口駐車場を目指す 標識がありそこを右折 広い駐車場に駐車 すでに3台駐車していた 車載温度19℃