櫃ヶ山



標高 954m    難易度 ☆    登り152分(直登) 下り134分(周遊ルート)   岡山県
倉敷からの距離   91Km        登頂日 2025/10/01  ガイドブック  F写真 動画

駐車場7:02−7:07登山口1_7:08−7:18水槽−7:25標識2−7:34林道−7:40標識3_7:41−8:20五合目−8:41六合目−8:54七合目−8:59分岐−9:11八合目9:13−9:23九合目−9:38山頂9:51−10:14標識1−10:49標識2−11:18林道標識3−11:41分岐−12:01登山口1−12:05駐車場所

登山 
 今日は櫃ヶ山(ひつがせん954m)を訪ねる 

 登山支度をする 駐車場の周りにノコンギクが咲いているのを見て出発する 櫃ケ山登山口と書いた大きな標識のある道路を登って行く 登りだしてすぐ左手フェンスにチャノキ ツユクサが咲いている 反対側には道路に沿ってヒガンバナが咲いていた 今年は暑い日が続きヒガンバナが咲くのが遅れているとラジオで聞いた 自動車道を登り右手方向にある登山道入口に出る

 登山道標識1ならびに クマ注意 スズメバチの巣があるという標識を見てルートに入る 落石注意の標識もある 左手を見ると2,3m上に竹林があり その下の土が落ち下から根が見える そんな中にちょっとした大きさの岩が見える どうして支えれれているのだろうか? ちょっとしたショックで落下しそう 急いで横を抜ける ルートにはノブキが花をつけていた
 
 ルートは右にカーブして登ってゆき畦道に出る ここから山頂を伺えるのだがガスで見えない 畦道に沿ってヒガンバナが咲いているのを見ながら登って行く ツリフネソウ ヌスビトハギ*(*は実を意味する)が顔を見せる ヌスビトハギはいわゆるひっつき虫 特徴があるので覚えたがそれ以外にも幾つもあるようで、今日は随分とパンツにつき往生した 今度は、つるが伸びルートを覆うようにしているところを潜って抜ける キツネノボタン ゲンノショウコ ミズヒキなどを見つけて樹林帯に入る
 
 樹林帯に入ると落ち着いた土のルートになる 特徴ある竹林を右に見てルートを行き 登山道2を確認する 薄暗い樹林の中に白い花 ヒカゲミツバがひっそり咲いていた ルートは左にカーブして林道に出る斜面を登ってゆく 足元が緩く滑りやすい、なんとか登ってゆく カナムグラ ダイコンソウ キンミズヒキ イヌタデなど顔を見せる 林道を斜めに横断する形でまた登山道に入る 林道から国道方面の景観が得られるのだがガスで何も見えない

 アキチョウジが咲いているのを見て樹林帯の中のルートへ入って行く 暗いトンネルに入る感じ 入ってみれば暗いなりにルートは見える 左にカーブし薄暗いルートから出たところに登山道3の標識がある ルートは緩やかな下り ガスがたなびきいい雰囲気 シラヤマギク コガクウツギ*などを見つけ いつも花や実が顔を出すポイントに出る
 
 そこではキバナアキギリ ダイコンソウ ガマズミ* ツリフネソウ ノブキ(花と実) ハグロソウ ヒカゲミツバなどを見つける 
 
 花のスポットを過ぎガスの中、ルートを行く ルートの雰囲気が変わり 右に大きくカーブしてジグザクに登って行く ノササゲ ヤマノイモ* フユイチゴ#(#は花芽を意味する) アオキ* ヤマハッカを見つけ五合目に出る

 五合目も霧がたなびきいい雰囲気 ワラビが繁っている中にルートがあり五合目の標識がワラビの林の中に見える 五合目は広場となっており周辺に眼をやるとタラノキ*が特徴のある実をつけている ルートの近くにもタラノキがあり下から見上げる形で実を見る事が出来る
 
 ワラビの中のルートを行くと笹原の中の幅広の草芝のルート 草の上を歩いて行く タニウツギ* イタドリが顔を見せる ルートの傾斜がきつくなる ヤマハッカ シラヤマギク キンエノコロなど顔を見せてくれる 振り返るとガスにかかった景観を伺う事が出来る そして六合目に出る
 
 六合目の標識の近くにエゴノキ*が実をつけていた 白い花がルートを埋めていた事を思い出した ルートを行き この辺りはエゴノキの花の絨毯があった所と思って見上げてみても実をつけているか判断出来なかった ヤブデマリの木があるところも覚えており実を残していないか見たが認められなかった そして七合目に出る
  
 七合目を過ぎ少し登ると天狗の森への分岐に出る 今日もそちらには寄らず直進する 芝草のルートにはマツムシソウ シラヤマギクが出迎えてくれた 花を踏まないようにしてルートを行く ルートは左にカーブし樹林の中を進む そして右にカーブして少し登ると八合目に出る 天狗の森を経由したらここで合流する
 
 八合目で麦茶休憩 周辺にはミヤマタニソバ エゴノキ*が顔を見せる エゴノキはそう高くないところに実をつけており 眼が慣れてくるとあそこにも こちらにもと沢山見つける事が出来た ウツギ* タにウツギ* クロバナヒキオコシ ミヤマタニソバなどを見つけながら登って行く ここも足元が緩いのでルートを選びながら慎重に登って行く 樹林を抜けると草芝のルートになり九合目が見えてくる
 
 この辺りはベニバナボロギクが多い つぎからつぎと顔を見せ 綿毛をつけているものも見られる 標識のところにはヨウシュヤマゴボウが花を咲かせ実もつけていた
 
 草原の中の登りを行く ベニバナボロギク オオイヌタデ ハシカグサ メナモミ ダイコンソウなどを見つけながら 丸太の階段を一歩一歩登る 階段が終わると山頂は近い そして山頂に出る

 山頂にはどなたもいない 大山にはガスがかかり山容を伺う事が出来ない 雨乞山や湯原の方は景観を伺えるので雨乞山を背に記念写真を撮る 麦茶を飲みながら周辺の花を探す ヤマハッカ フシグロが咲いていた 一休みして下山する
 
 下山は周遊ルート 竜頭の滝方面へ降りる ルートにかかるところにツタウルシ*が実をつけているのを確認する その反対側にガマズミ*が赤い実を沢山つけていた ウツギ* リョウブ*など見て ヤマナシの木のところに出る 光の加減で色が見えないがどうやら実をつけている様子シ ルエットのように丸い実のようなものが見える 場所を変えて見上げるとそれらしいものを認める事が出来た ズームで撮り家で確認する そうして見ると枝先に幾つも実をつけている事が確認出来た
 
 星山への縦走路を見ながら降りて行く 右に眼をやると蒜山三座から大山に繋がる山並みが伺える だが大山はガスがかかり山容は伺えない マユミ* タニウツギ* フシグロセンノウ イワガラミ* ダンドロボロギク サワオトギリ ヘクソカズラ* ミゾソバなどをみつけ 下山道1に出る ここで縦走路を終え左へ降りてっ行く
 
 樹林の中を降りて行く 急な斜面はあるが登りの五合目から六合目のようなところはない 山道ではあるがしっかりしたルートがついておりルートを追って行く 渓流の音が聞こえてくる ルートに水が流れているところがありそこにアキチョウジが花を咲かせ実もつけていた 渓流を渡り、渓流に沿って降りて行くとノラニンジンが見事な花を咲かせていた そして下山道2に出る

 下山道2からは緩やかな下り 渓流に沿ってルートを行く ところどころ倒木があり跨いだり潜ったりして抜けて行く ここでも渓流を渡る箇所がある そして林道に出る 途中ウスハアザミに出会った
 
 下山道3の標識からルートを降りて行く ここでも渓流を渡る箇所がある 渡る岩には水がかかっており滑りやすい 滑らすと大変なので水の中でも安定した場所を選び抜けて行く 足は濡れたが無事渡る キツネノマゴ ツチアケビ*を見て 竜頭の滝分岐に出る 相変わらず滝へは登山道崩落で通行出来ませんとの案内がある 分岐を直進し登山口へ向かう 
 
 登山道の出口付近でキツリフネ キセルアザミ ナンバンカラムシに出会う キツリフネに出会うのは久しぶり 喜んでカメラに収める ナンバンカラムシはGoogleLensの候補から選んだ 民家を抜ける道路脇にソクズ* キヅタ* アフリカホウセンカと言うらしい鮮やかな花に出会った 登山口1に合流 自動車道を降りて駐車場に 駐車場にも新しい車は無い 今日はどなたとも出会わなかった 車載温度は28℃を示していた 陽射しを受けていた為か少し走ったら25℃に下がっていた
 
 ルートを歩いて荒れている感じがした 確か10月にスカイウオークという櫃ケ山を歩くイベントがあったと記憶している 今年はいつだろうかとネットで調べた 毎年第三日曜日と記載した記事があるが最近の情報があやしい 10月19日日曜日に開催される・・・という記載があったので見てみると平成20年2008年のものだった 私の登山記録を見ると第22回のスカイウオーク(2010年)があったようだ その後はどうされたのだろう



アプローチ
 まだ暗い時間に倉敷出発 車載温度19℃ いつものように429吉備路を行き 県道271を経由して、足守の手前で再度429に乗り 足守 吉備中央町 加茂川と抜ける 今日も吉備中央町に入ると濃霧 加茂川道の駅も霧に包まれている 道の駅車載温度16℃ 道の駅を出発 小森温泉 旭川ダムと走る ダムの水位は定常レベルを少し上回った状態 旭町で県道30へ左折 旭川に沿って走る 落合入口21(車載温度17)℃ 313と合流し 落合・久世市街地を抜ける 旭川を左に見て走り 勝山市街地を抜け313を北上する 勝山は16℃ 真賀温泉 足温泉の前を抜け登山者用の駐車場に停めさせていただく 駐車している車は無い 車載温度16℃