泉山 中林コース



標高 1209m    難易度 ☆☆    登り*64分(天の川コース) 下り*60分(流れ星コース) 十六夜の滝まで  岡山県
倉敷からの距離   94Km        登頂日 2025/11/05   ガイドブック  F写真 動画

駐車場7:22−7:24分岐−7:38分岐−7:58火の滝8:02−8:09ロープ−8:19渓流渡る−8:26分岐−8:30十六夜の滝8:37−8:41分岐−8:44分岐−8:53分岐−9:06ニの滝9:09−9:34中林の滝9:41−9:47駐車場

登山

 今日は泉山(いずみがせん1209m)中林口ルートを訪る

 登山支度を終え出発する 駐車場には泉山登山マップ*1)と書いた大きな案内板がある 見上げるとクマシデ*(*は実を意味する) タラノキ*が実をつけていた 木製の橋を二つ渡って行く 二つ目の橋にはベニヤ板が新しく設置されていた 危険・注意と書いたもの(昨年同様)も掲載されていた
 
 橋を渡ってすぐのところに天の川コースと書いてある標識に従い渓流沿いのルートを登る ちょっとした滝があるのを見ながらジグザグに登り 上のルートと合流する ルートは樹林の中の登りでかなりの急登 一歩一歩耐えながら登って行く 眼下に渓流が見え高度を稼いでいるのがわかる
 
 分岐に出る 直登ルートとの分岐だ 標識に従い天の川コースへ向かう 石がゴロゴロして歩き難い ヤマトリカブト* マツカゼソウ*を見つけた この辺りはルートを見失い易い 渓流に近づかないようルートを選び登って行く 渓流を大きく巻くようにして登り渓流の方向に近づいたところに丸太橋と鎖が設置されているのが見え 間違っていなかったと安心する
 
 鎖のところを岩を巻くようにして行くと突然彩やかに紅葉した木々が顔を見せてくれる そしてすぐに火の滝(落差30m)が出迎えてくれる 今日は結構水量がある 岩がごろごろしているところを足場を選び渓流を渡る
  
 滝を下から見上げて行く 滝口周辺は紅葉している 陽も射しいい色をしている 滝口の紅葉を背景に記念写真を撮れないか撮影ポイントを探してみたが狙えるポイントを見つける事が出来ずあきらめた
 
 滝を右手にルートを登って行く ロープや鎖が次々とセットしてある 足元に留意しながら紅葉した木々を楽しむ 左手が山 右手が谷 谷の方が色づいている 
 
 鎖を使って渓流に向けて降りる 鎖と言っても1m少々の短いものだが足場が無いので助かる 渓流を跨ぎ また対岸を登り渓流を左に見て登って行く 色鮮やかな木々が楽しませてくれる
 
 分岐に出る のぞき岩と中林への分岐だ 今日はこの先の十六夜の滝まで行ってここに戻り中林に向かい二の滝へ行く予定
 
 まずは渓流に沿って登って行く ここでもヤマトリカブト*が残っていた 見事に紅葉したかえでの木に十六夜の滝と書いた標識がある 今年もここで記念写真を撮ったがかえでの鮮やかな色は光の加減か撮れなかった そして先ほどの分岐に戻り中林に向けて登って行く
 
 登って行く先には紅葉した木々が陽射しを受け輝いている 暗い中から明るい方へと登って行く 景観を楽しみながら登って行くと3分程で中林コースの急な擬木の階段の出口と合流する この辺りまで紅葉した木々を楽しめる
 
 結構急な下り ルートを追いながら降りてゆくと もう一つ分岐があり二の滝に向け直進するようにしてルートを行く 分岐を10分少々行くと二の滝(落差20m)に出る
 
 出たところは滝の落下位置 下から見上げるようにして滝を見る こちらも滝口の紅葉がいい また滝口から噴出してくる水流の勢いもいい
 
 二の滝を後に 渓流に沿って降りて行く 左手の山肌には全面樹木の切り株がきれいに並んでおり(主伐と言うのか)周辺をネットで囲んでいる これから植林が行われるのだろうか 風倒木で樹木が斜面一面に倒され 整備された状態を見た事はあるが こうして切り株が並んでいるのも見事な景観だ 紅葉した木々が見られるところもあるが殆どが常緑樹林で急斜面 足元に注意しながら降りる 降りたところにマムシグサ*が待っていた 渓流にかかる橋を渡り石垣に沿って登って行くと中林の滝と書いた標識のあるところに出る こちらも滝口の紅葉を楽しむ事が出来る 中林の滝(落差30m)まで二の滝から25分程要した
 
 今日は山頂には行かず滝だけを見て降りてきた 駐車場には2台増えていた 車載温度は15℃を示していたが少し走らせたら13℃になった
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 4つの滝の写真をAIに見せ 詩を創ってもらった
 
 滝の四重奏、泉山の調べ

火のしずくが 岩を撫でて
朝の気配を そっと染める

十六夜の流れは 月の残り香
夜の夢を 静かに運ぶ

二の流れは 木々の間をすり抜け
葉のささやきと 戯れる

中林の水音は 深緑の奥で
誰にも聞こえぬ 古い歌を奏でる

泉山の道を歩けば
音なき音が 心に染みてくる
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*1)岡山県苫田郡鏡野町 泉山登山マップ
中林コース登山口

泉山(いずみがせん)
 岡山県の北部に位置し、鏡野町の越畑ふるさと村を包むようにそぴえたつ、標高1,209mの秀峰である。
 JR津山繍の津山駅から。越畑、岩屋、大町行きバスに乗り約50分。中林ロバス停で下車。または越畑行きバスにて約75分、ふるさと村バス停で下車。林道を経て登山道に入る。

みどころ
1中林(ちゅうり)の滝
 落差約30mの滝で。もみじなどの自然林に囲まれ。新緑や紅葉のころは特に見応えがある。
2中林二の滝
 落差約20mの滝で、滝つぽに流れ落ちる水が糸を引き美しい姿をみせる。
3中林火の滝
 ゆるぎ岩の西に懸かる落差約30mの滝。
4ゆるぎ岩
 泉山の東斜面にある岩峰群のーつで、足で押せば揺らぐということから。この名がついた。
5のぞき岩
 高さ約70mで泉山南峰の西側に立ち、岩下にはブナやトチなどの大木とシャクナゲが自生している。
6ヒュッテ
 泉山南峰のすぐ下に設けられた津山高校山岳部の無人小屋で2D人程度の寝泊まりができる。

登山コースの時間と距離
1笠菅(かさすげ)コース
 笠菅コース登山口→泉山頂上(2.5時間)
2中林直登コ一ス~
 現在地→津山高校ヒュッテ(3.5時間)
3中林流れ星コース
 現在地→中林の滝→中林直登コースに合流→南峰(3時間)
4天の川コース
 現在地→火の滝→南峰(3時間)
5奥津Bコース
 女原→泉−神社→よぼし岩→中央峰{2.5時間}
6奥津Cコース
 奥津温泉→大神宮原→中央峰(2.5時間)
南峰(ヒュッテ)←(15分)→中央峰←(15分)→北峰(泉山山頂)



アプローチ
 今日も暗い内に倉敷を出発車載温度11℃ 429吉備路を行き 県道271を経由 再度足守の手前で429に乗り足守 吉備中央町 加茂川と走る 加茂川道の駅で車載温度6℃ 今日もガスが出てきた 小森温泉 旭川ダムと抜けて行く 旭川ダムの水位はまだ暗く判別できない(帰路定常水位を確認) 旭町を抜け 休み乢トンネルを抜ける 抜けた途端ガスは消え山容が見えてくる トンネルを過ぎて最初の信号を左折、県道159を経由して久米へ 久米で181を右折 院庄で179へ左折して北上する 香々美川手前の信号を右折し県道392に乗り 川沿いを越畑へ向けて走る 道路が狭くなってから間もなく道路左側に大きな泉山登山案内板がある(中林口バス停) 案内板のところを左折する 民家を過ぎ林道に入って行く 舗装部分があるが砂利道となり また舗装道路となる 狭い道をかなりの傾斜で登って行く 対向車が来ない事を願いつつ 無事登山口の駐車場に どなたもいない 車載温度8℃