金甲山



標高 403m    難易度 ☆     登り131分(怒塚山経由) 下り87分(みつがしわ林間コース経由)  岡山県
倉敷からの距離   25Km        登頂日 2026/01/16   ガイドブック   F写真 動画

駐車場所7:40−7:44鉄塔#39−7:58鉄塔#38−五合目−8:06鉄塔#37−8:17七合目:お花畑−8:23鉄塔#36−8:28標識−8:36怒塚山山頂8:41−9:09鉄塔#127−9:15分岐三角点−9:18六合目−9:25七合目−9:33金比羅宮跡−9:34分岐−9:42道路−9:56金甲山山頂10:02−10:14みつがしわ新道分岐−10:20林間コース分岐−10:37合流−10:48誠徳院−10:50奥池−中池−11:04中池登山口−11:29駐車場所

登山
 今日は怒塚山(いかつかやま332m)経由金甲山(きんこうざん403m)を訪ねる

 登山支度する 猪避けに鈴をセットする ウインドウブレーカは着たまま出発する 登山口に急告!!*1)と書いた表示があるのを見て登山道に入る 斜面を登った途端右手にナンテン*(*は実を意味する)がびっしり赤い実をつけているのが眼に飛び込んでくる ナンテンをパチリそして、竹藪を行く 今日も倒れかかっている竹が幾つもある
 
 登山道と書いた案内を見て民家の裏手のルートを行く 花や実はまだ、いつも出会うポンカンは残っていなかった 倒木がルートを塞ぐようにしている だが抜けられるよう適宜に切断除去してくれている 昨年登った時の記録にも同じ事が書いていた 写真を見比べると、同じだ 葉がすっかり落ちていたが幹など主要部分はそのまま これも時間が経つと変わってゆくのだろう そこから少し行くと鉄塔#39に出る

 ここからは竹藪や樹林の中のルートとなる 落ち葉が幾層も積もっている ルートではノイバラ*を見つた ここの傾斜も結構きつく感じるようになってきた ゆっくり足場を確認してクリアーする そして鉄塔#38を抜ける ルートを行く 今日はもやで視界が悪いが、展望が得られる場所があるのだが 何故か気づかずに通り抜けたようで、鉄塔#37を潜る 花や実に出会えぬまま七合目と表示されたところに出る 花畑といっていた場所だが荒廃が進み、面影が薄れてしまっている 花の名前を書いた標識はもう無い ここから市街地の展望が得られるのだが、目前の樹木が伸びてきて視界が狭められてきた
 
 七合目と書いた標識の右手を行く 左手にはアングルのステップがあるが利用されていないようでその先が大部荒れていた記憶がある 避けた方が良い 以前はその斜面にヒヨドリジョウゴの可愛い赤い実が沢山見られたのだが、これも過去のものになってしまった 下山時久々にヒヨドリジョウゴに出会ったとき ここの景観が思い出された 
 
 樹林の中のルートを行く この斜面もきつく感じる 加齢のせいだろうか? 登れる事を良しと考えよう そして、鉄塔#36に出る 鉄塔を過ぎてすぐにコウヤボウキ*の綿毛を見つける 綿毛が作る幾何学模様は美しい 樹林の中のルートを行く ヤブラン*がまだ実を残していた そして怒塚山山頂に出る
 
 澤本さんの登頂をしるした木版ももう見られない 澤本さんはお元気だろうか この登山ルートを開拓・保存してくれている会の方と伺っている 最初に私がここを訪ねた2008/01/15に澤本さんと出会い ビギナーズラックとでも言おう ここから大山を見る事が出来たので思い出もひとしおである だが今日はもや 足元の児島湖や岡山港もぼんやり もやの中で昔をしのぶ形だ 大山とは反対側の方も同様瀬戸内海を伺う事が出来ない
 
 金甲山へ向かう縦走路を降りて行く 樹林の中のルート 何回か下って 鉄塔#127へ向かう 最後の下り斜面で工事が行われており様子が変わった感じ どちらに向かうのかな?と周辺を見ると 右手に鉄塔が見える あれ?こっちの方角だったっけとそちらに向かう 向かっている途中に左手に鉄塔が見える いつもの雰囲気をたたえている あ!そっちの方向だ そうか、この鉄塔をつくる工事をしていたのかと気づきルートに戻る この斜面の下りはやばそう 掴まるものも無い 仕方がないルートを外した斜面を選び枝などに掴まりながらなんとか降りる やれやれ 
 
 いくらか登り返して鉄塔#127に出る ここは縦走路で展望が得られる場所 鉄塔の先に金甲山山頂が伺える 振り返ると怒塚山の山頂も伺える いつものように怒塚山の山容をカメラに収める そうだ 昨年訪ねた時の写真と比較し鉄塔が新設された事を確認しよう やっぱり 新設されている事を確認出来た
 
 鉄塔を後に樹林の中へ入る 中池ルートと合流する 合流点を数歩進んだところに三角点がある そして、数分行くと六合目の標識がある 登りが緩やかになったところでヤブラン*が顔を見せる 七合目と書いた標識を見て、大きな樹の中のルートを登って行く 特徴ある樹肌が見られる クスの大木がいくつも顔を出す ルートは左にカーブすると間もなく左手に八合目の標識が現れ 右手前方に金毘羅宮の石の鳥居が見えてくる
 
 鳥居を右に見てルートを行くとすぐ分岐に出る 分岐を右に金甲山へ向かう 帰路はここまで戻り 誠徳院へ向かうみつがしわ新道へ、そして林間コースを予定している
 
 分岐を登って行く 急な斜面を登り自動車道に出る ここからは自動車道を登って行く そして道路脇の花や実を探す ボタンヅル* ノイバラ* ヘクソカズラ* クサギ* セイタカアワダチソウ* イタドリ*等顔を見せる 怒塚山が見えるスポットで写真を撮る シロダモ*が赤い実を沢山つけていた 左に広い駐車場を見てルートを行く 駐車場には金甲山*2)と書いた案内がある 右手にボタンヅル* キヅタ* アオツヅラフジ*が顔を見せる アオツヅラフジはGoogleLensに教えてもらったもの 
 
 ルートは右にカーブする ヤブツバキが咲いていたがホトケノザなどの野辺の花はまだだった そして展望台に出る 展望台に出るといきなり瀬戸内の海と島々が飛び込んでくる でも、もやではっきりしない 展望台を後にミツマタが見られる神社の方に行く ミツマタ#(#は花芽を意味する)は花芽を膨らませていた これからだ 近くにサザンカが花びらを散らしていた
 
 ミツマタ# サザンカを見て金甲山山頂のある旧観光レストランの屋上を目指す 屋上に登る階段脇に金甲山の神籬(ひもろぎ)*3)と書いた説明がある ビワはまだ咲いていなかったがヘクソカズラ*がまとわりついていた マサキ*は特徴のあるオレンジ色の種子を伺う事が出来た そして、屋上にある山頂・三角点に出る
 
 屋上からの景観は残念ながらもやで視界がきかない このような日もある 麦茶で喉を潤し下山する 下山は金毘羅宮の分岐まで戻り みつがしわ新道へ降りて行く
 
 分岐を右へ樹林の中のルートを行く 谷を左にして巻いて行く ヤブツバキだろうかルート両脇に顔を見せ いつもと随分違った雰囲気 土砂崩れがあった所を過ぎるとすぐに林間コースへの分岐があり、そちらへ降りて行く ルートは枯葉で読みにくい テープナビを頼りに慎重に追って行く 急な斜面ではあるがルートに自由度がある でもテープを追ってゆく事が肝要だ 見えているテープのところに着くと次のテープを見つけ そこを目指す なかなかルートが頭に入らない やがて、右手に渓流が見えてきて従来コースと合流する そこから10分も要せずに誠徳院に出る その途中でオナモミ*とヒヨドリジョウゴ*に出会う ヒヨドリジョウゴは小さな赤い実 最近は何故か出会う機会が少ない 思いがけないところで出会えたのは嬉しい
 
 誠徳院からは幅広のルートを行く 奥池を右手に見てルートを行き中池を目指す 奥池も中池も随分水位を下げていた ここではアオツヅラフジに似た実を見つけGoogleLensに聞いたらナツハゼらしいというがそれとは違うように思う ヤマブドウだとこの時期はしわしわになっているだろうし アオツヅラフジとは幾らか色が違うのかGoogleLensは同定してくれなかった しかたがない?としておこう その他クサギ* ヤマノイモ* ヒヨドリジョウゴ* カクレミノ* ヒサカキ*に出会った ここでもヒヨドリジョウゴに出会えた
  
 中池を後にルートを行く 野辺の花はナズナ ホトケノザがやっと咲き出した様子 まだ、河川の改修工事は継続されてた 県道に出て県道沿いに駐車場へ 県道沿いにはノゲシが顔を見せていた 車載温度は9℃まであがっていた 道路に出たら10℃
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AIと創った詩は

もやにけぶる

もやにけぶる瀬戸の海
島々は声をひそめ
金甲の頂に立つ私は
風の中に耳を澄ます

怒塚の尾根を越え
去年はなかった鉄塔が
空にひとすじの違和感を描く
変わるものと、変わらぬもの

落ち葉に埋もれた林間の道
足元は見えずとも
風に揺れるテープが
「ここを行け」と手を振っていた

誰が結んだのだろう
誰がこの道を守ってきたのだろう
その静かな働きに
私はただ、ありがとうとつぶやく

そして、ふと目にとまる
赤く灯るヒヨドリジョウゴの実
久しぶりの再会に
胸の奥がふわりとほどけた

この山には、物語がある
甲を埋めたという伝説も
けれど今日、私が出会ったのは
人の手と自然が織りなす
やさしい時間の流れだった
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*1)急告!!
 平成21年4月12日(日)タバコの火の不始末と思われる山火事が発生し、多くの方々に多大なご迷惑をおかけしました。
 歩きタバコ、ポイ捨ては絶対にしないでください。なお、金甲山展望所以外では火気厳禁を実施中
 また ゴミの放置 草花の盗掘 車の駐車場所など 最低限のマナーを守れない人の入山は固くお断りします
 平成21年4月 令和2年12月3日(再制作) 金甲山・怒塚山愛好会

*2)金甲山
瀬戸内海国立公園の一角、標高403mの金甲山からは、瀬戸内の多島美や瀬戸大橋の遠景が望めます。
この名は、由加山(ゆがさん)の鬼退治に来た坂上田村麿が、戦勝祈願に金の甲(かぶと)を埋めたという伝説によります。

*3)金甲山の神籬(ひもろぎ)
ここは、「神籬」または「神籠石」、「いわさか」などと呼ばれる祭祀遺跡です。
原始時代の人々は、山や川、岩、大木、洞窟などを神聖なものとしてあがめ、恐れ、これらを信仰の対象としてきました。児島第一の霊山といわれた、ここ金甲山の頂上にも自然石を祭壇として神を祀っていました。
この建物の屋上にある小さな祠が祀られている岩をとりまくように、直径4メートルほどの環状に小石が置かれ、さらに、この岩から東南へ20メートルほど下つたところに幅1メートル、長さ2メートルほどの拝石といわれる平坦な石がありました。その石の下手は20人程が集まれる広さの平地となっており、これは、神話に国産みの神が産み給うた「吉備の児島、又の名を建日方別という」とあるように、その建日方別をこの岩に迎えて祀り、村の人々は拝石にいろいろな供物をして祈ったという原始信仰の名残りです。
昭和63年10月、遺跡の中央にあった岩に祠を建立し、大神地祗の神様を祀っています。
この度、両備グループ100周年記念事業の一環として、古から伝わる信仰の地・金甲山山頂が皆さんで楽しんでいただける憩いの場となるよう、また、この貴重な聖域を後世の人々へと遺していけるよう整備させていただきました。、
(出典)玉野市史(続編)昭和47年 玉野市役所発行 平成22年6月30日


アプローチ
 薄っすらと明るくなりはじめた頃倉敷を出発 車載温度3℃ 倉敷川に沿って県道22を行く 藤戸寺を右に見て次の三叉路を左へ進む 植松駅の信号を左折、県道21を少し走り、玉野方面へ右折し県道22を行く サウスビレッジを左に見て田園地帯を走る 国道30号を横断し、直進、次の交差点で右折して広域農道を行く 橋を越え信号を左折する 正面に怒塚山から金甲山につながる尾根が見える 県道45を左折 マルナカを過ぎ郡の交差点直前の駐車スペースへ駐車させて戴く 駐車している車は無い 車載温度3℃