2日目
結局、一晩中眠れなかった(いや30分位眠れたかなぁ?)
そう、
高山病にかかってしまったのだ。
頭痛、吐き気、寒気に襲われ、山頂でご来光を拝む予定が
それどころでは無い。
持参した酸素を、吸う元気も無かった。
このままではリタイヤするしかないと、本気で思ったが
なんとか、午前5時30分頃には楽になってきた。

気を取り直し、午前5時50分、お弁当をもらい
山頂を目指し出発する。
眼下を見ると、登山者の列が続いている。
ご来光 朝焼け
今日も晴天 沢山の登山者が登って来る

登山道は相変わらずの急登で、ゴツゴツした岩場が続く。
風も強くなり、時折突風が吹く。
目を開けていられない位、小石が飛んで来て
顔に当たり痛い。

10歩登っては一休みを繰り返しながら、9合目へ着く。
8合目からジャスト1時間
さぁ出発だ 何処となく火星ぽい?
急登が続く 9合目

気温もかなり低いようだ。
レインの下にフリースを着込んでいるが、汗も出ない。
喉も渇かない、リュックの飲み物が減らない
よって何時まで経っても
重い!

気を取り直し、再び登って行く。
9合目から45分で9合5勺へ着く。
体調が完璧ではない為、写真の通りお疲れモード(笑)
少し休憩し、もう一登り。
山頂はそこに見えている。
ファイト一発!○○○○○デー
素晴らしい展望 お疲れモード
山頂が見える もう一頑張り

やった〜、ついに山頂だ〜(^o^)/

9合5勺から45分、午前8時25分、山頂着。
高山病で苦しんでいた時には、絶対無理だと思っていた
山頂に立て、感激一入だ。
ベンチにリュックを降ろし、一息ついた。
心拍数が落ち着いたところで、展望を楽しみ記念写真をパチリ。
富士宮口山頂 中央が山頂郵便局
素晴らしい眺望 記念写真

さぁ次は、剣が峰とお鉢めぐりだ。
しかし、山頂は強風(暴風か)が吹いていて危険な為
とても剣が峰に行ける状態では無い。
今回はなくなく諦める(本当は体力も残ってなかった)(^^ゞ

山頂で1時間ほどのんびり過ごし
午前9時30分、いよいよ下山だ。
本来は河口湖口コースへ下る予定だったが、予定時間よりかなり
遅れている為、往路を下る事に。
富士宮口コースは上りと下りが同じ為、登山者が多いと
込み合う所がある。
剣が峰 お鉢
元祖7合目付近 晴天

下りは実に快調だ。
砂走とまではいかないが、火山レキのお陰で
ズルズルと滑るように下って行く。
今日は土曜日だけあって、列をなして登山者が登って来る。
皆さん、疲れきった顔をしている。
こちらは下る一方なので、ルンルン気分だ。

午後1時30分、観光客と登山者で賑会う、5合目へ無事下山。
山頂から約4時間。
列をなす登山者 5合目が見えてきた
無事下山 ガスが出てきた

ここで鏡を見てびっくり。
顔がガングロだ。
火山灰で顔から鼻の中、耳の中まで真っ黒け。
着ている服も登山靴も同様だ。
あ〜ぁ、早くお風呂に入りた〜い。

午後2時30分発のJR富士宮駅行きのバスでホテルに向かう。
約1時間でJR富士宮駅に到着。
ここから歩いて1分の富士急ホテルへチェックイン。
早々、お風呂へ浸かる。
2日間の汚れを洗い流し、さっぱりしたところで夕食は近くの
富士宮イオン内へ。
食後、ビールで乾杯し、無事登頂を祝い
昨日の睡眠不足の疲れから、早々におやすみタイムとした。
バスでJR富士宮駅へ 宿泊したホテルと富士山

3日目
今日は自宅へ帰るだけだ。
ホテルで無料モーニングを食べ、午前7時45分チェックアウト。
歩いて1分の、JR富士宮駅へ。
ここから特急「ワイドビューふじかわ号」で静岡駅へ行く。
途中、車窓からは帽子を被った富士山が
綺麗に見える。
約40分でJR静岡駅に着いた。
ここでお土産を買い、ひかり、のぞみと新幹線を乗り継ぎ
午後1時30分、無事自宅に帰り着いた。
JR富士宮駅 特急ふじかわ
帽子を被った富士山
(車窓より)
JR静岡駅から新幹線で
帰途につく

2泊3日の富士山山行も無事終了した。
登っている時には、もう二度と登りたくないと思ったが
こうやってHPを作っていると、不思議とまた登りたいと
思ってしまう。
これだから登山は止められないのだろう(^_^)v

今回の山行費用:¥50000(お土産、ビール代含む)

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