第4日目 02年4月13日 (土) 晴れ
ウエルシティ徳島 〜 18番 恩山寺 ・・・ 20番 鶴林寺 〜
ホテル わしの里
5時に目がさめた、ウエルシティー徳島の朝食は7時から,それまで待てない、気がせく朝食券を捨て部屋の緑茶を飲み
乾パンを食べ5:50分小松島に向けてR55号線をひたすら走る、風がとても冷たい。
18番 恩山寺 6:50 着 山門に自転車を置いて200m程遍路道を上る 山際で猫が甘えるようになく・・・食べるもの何も持っていない わるいなー。寺までの細いへんろ道の両脇に無縁墓や地蔵さんが沢山ある、ここまで来て命を落としたのであろう、心の中で手を合わせ上ってゆく。。
19番 立江寺 8:00 着 町中にある大きなお寺だ、広島から車で来たという中年の娘と母親と話す、パソコンでプリントアウトした遍路地図について尋ねられる。互いに写真撮り合った
バスの運転手さんに鶴林寺への道を教えて貰う、随分走った、途中山あいの三叉路で「太龍寺⇔鶴林寺」の標識を見て右折。
勝浦町内で前輪を用水路につっこみ 尾てい骨を強打、激痛が走る、顔がかっと熱くなり汗が吹き出ておう吐しそうになった。ぼんやりしていた、自転車で半分寝ていたのか・・・。
しばらく休んで自転車の調子を見る異常なさそう。再び乗った・・・が痛い ちょっとした凹凸も、もろに尾てい骨にひびく果たしてこれで旅が続けられるか・・・
20番 鶴林寺への山麓「生名」まで来たこの先が急坂5kmあるという。
どうせ先程の三叉路まで戻るのだから荷物を置いて登ろうと民家を訪ねチャイムを鳴らした・・・反応無し、あきらめて帰りかけた時おとなしそうな中学生が窓から顔だけひょいと出した。お参りしてくるまでの間バッグ2ケ置かせてもらえない?
「はい」 と一言のみ・・・窓が閉まった・・・勉強していたのかなあ、車庫の隅に置いて登りはじめた。
あの男の子おとなしい、いい子だ500円でもやれば良かった、そうだ帰りにやろう。
しばらく登る坂は急だ、一休みしてふと地図を見る・・・先は長い なんとなく2枚目を見る オオオツ 次の太龍寺はこの山の「鶴峠」を越えた向こう側!!!。
夕べ地図を見て確認した筈だったが・・・先ほどの標識の印象が強すぎた・・・。
せっかくここまで自転車を押して登ったのに・・・急坂をブレーキを掛けながら降りなければならないとは・・・。
コンクリートの上に置いていたバッグは新聞を敷いて棚の上に載せてくれていた良く気のつく子だ。でもさっき置いたばかり・・・500円はやらなかった!あとになってやはりやれば良かったと後悔した、いい子だったのに・・・。後悔先に経たづ。
バッグを付けて再び挑戦汗を流しながら押し上げる。
携帯電話が鳴る 昨夜のウエルシティ お金をお忘れです! どう致しましょうか?
エエエツ! 財布無くした時のためにと家内がパンストを切って作ってくれた簡易胴巻きだ、現金の他にカードまで入っている・・・下着と一緒に洋服タンスに放り込んで・・・ああ そのまま気づかずに・・・。カードさえこちらにあれば旅は続けられるのだが・・・。
電波状態が悪い切れてしまった。いろいろ考えて2〜3日の内に受け取りに行くことにした。三連続の舞い上がり・・・。
特に急な坂では10〜15歩進んで一休み・・3時間かけてやっと鶴林寺到着(12:30) 直径1mを越す杉が沢山生えている。
よくもまあこんな山の上に大きなお寺を建てたものだ 昔の人は本当に偉い。
鶴峠を下って太龍寺ロープウエー下のホテル13:50着 昼食を摂ってロープウエーでお参りする積もりでいた。忘れ物の引き取りについてホテルの人に聞いてみた。2時のバスがあるからすぐ行けと云う。片道1時間半掛かるが・・・との事。走った走った一生懸命走った、しかしバス停まであと200m足らずの所でバスに追い越された・・・万事休す・・・が バスは停まって待ってくれた滑り込みセーフ、バスは空っぽ乗客は自分一人であった。
徳島駅前到着,20分後に帰りのバスが出るという。タクシーに飛び乗ってホテル往復、
お腹がすいた今日はまだ昼飯食べてない 朝も乾パンだけだった・・・。自販機を覗いてみたがポタージュとかミルクセーキみたいに空腹を癒してくれるものはなかった ジュースを飲んで帰りのバスへ。
尾てい骨が痛い温泉に2回入り湿布薬を貼って寝る。
明朝は自転車に乗れるだろうか、都合では中断もやむなしか・・・試練の一日だった。
本日の走行距離 42.43km
累計距離 164.2km
AV 12.8km
目次 | ←前日 | 翌日→ |
バス・鷲敷〜徳島往復 | 2,300 |
みかん・ジュース | 220 |
タクシー | 860 |
TEL | 470 |
ビール・つまみ | 619 |
合 計 | 4,469 |
累 計 | 52,673 |